総括
総括
実況「ということで、世界史最強国決定戦の勝者はオスマン朝ということで幕を下ろしましたが、ここからは反省点や改善点などを見ていきたいと思います」
司馬遷「まず問題だったのは動物王と料理王の二つ、これがほとんど意味をなさなかったことだな」
実況「そうですね。料理王に関しては特別面白いわけでもないのと、似た地域の国が多いのですぐにネタが尽きてしまったという問題がありました」
ハルドゥーン「最初のハンガリーでバートリ・エルジェーベトが出たのくらいだよね。あれはあれでネタとしてどうなのかというのがあるけれど」
実況「動物王もさしたるネタを見つけられなかった結果、ほぼサイコロ次第という点になってしまいました」
ヘロドトス「途中でも言っていたが、個人戦武術と女性の武術が地域による偏りが大きすぎたというのも問題だった」
実況「はい。近世以降は個人の武勇ネタがないので、中世欧州と東洋向きになってしまいました。ということで、第二回では武術系、料理、動物は除外という形になる見込みです」
ヘロドトス「第二回やるのか」
実況「すぐにはやりませんけれどね」
司馬遷「あと、始皇帝などの出番がないというのも辛かったな」
実況「それもあります。分類としては学術系になるのですが、戦闘系が野戦、攻城戦、海戦と三つに更に武術とあるのに、政治系が学術のみという政治系の人が厳しいことも問題点でした。ここについては、次回、政治と外交の二つを対戦形式に入れるという形を考えています。ただし、人物以外の要素も入れたいと思いますので、次回は文化財部門を作ることにしました。これは世界遺産のような形の建造物、あるいは特別な文化的価値のあるもので競うという形式です。これなら、どの国にも固有のものが一つや二つあるので、形式として悪くないのかなと思います」
ハルドゥーン「ただし、武術は微妙だけれど、女性系を二分野置くことについては作者的には悪くないというイメージがあったので、これは次回も継続したいとなった。結果的にこういう感じになるね」
①野戦対決
②攻城戦対決
③海戦対決
④外交戦対決
⑤政治戦対決
⑥女性芸術系対決
⑦女性文・武系対決
⑧文化財対決
⑩幸運対決
司馬遷「あと一つ足りないぞ」
実況「ここをどうしようか考えていたのですが、あまりマジメに偏り過ぎても面白くないというのがありますので、思い切って!」
ヘロドトス「思い切って?」
実況「馬鹿殿対決をすることにします。名付けて暗愚対決!」
⑨暗愚対決
司馬遷・ヘロドトス「何だってー!?」
ハルドゥーン「カッコイイ奴らばかりが争うのもつまらない! 歴史の中にはとんでもないお馬鹿な連中もいる。天才と馬鹿は紙一重! そういった奴らを競わせるという形式だ。カモン世界の劉禅! カモン世界の今川氏真!」
司馬遷「劉禅はともかく、今川氏真はそこまで酷くなかったともいわれているが」
実況「正直なところ劉禅も世界史レベルではたいしたことないんですけれどね…」
司馬遷「三国志でも孫晧の方が酷いし、司馬炎の方が上かもしれないしな」
ヘロドトス「誰も話題にしないけど、本当は霊帝が最悪だったから、三国志の時代が始まった訳だし」
ハルドゥーン「ということで、馬鹿も競い始めると非常に熱い戦いになる」
実況「世界最強は誰だという企画は多々ありますけれど、世界最弱は誰だとか世界一ダメな人を競う企画はないです。しかし、意外とそういうのも面白いかもしれません。作者はそういうのがあれば見に行きたいクチですし」
司馬遷「実在の人物でやりはじめると大変な問題になるが、歴史なら許されるだろうし」
実況「更に、今回は初戦敗退の国家があまりにも出番が少ないということがありましたので、初戦をグループリーグにすることを考えています。例えば6国くらいが入って、三つくらいの対戦形式でポイントを競い、上位二か国が32強に行く、みたいな形で」
ハルドゥーン「この場合、16×6で96か国まで参加国が減ることになるね。ただ、このあたりは次回やるまでに調整したい」
司馬遷「次回はいつになるのだ?」
実況「すぐにということはありません。おそらく来年の3月か4月くらいになるのではないかと思います」
ヘロドトス「となると、それまでお休みということだな」
実況「私は、ちょっとどこかに顔を出すかもしれませんが…」
ハルドゥーン「それでは、また会う日まで!」
全世界史最強国決定戦 川野遥 @kawanohate
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