おわりに

 高い報酬額にも関わらず私がカツカツで暮らしている理由や、これまでお会いした変わったお客様の話、変わった男性スタッフの話など、まだまだ書きたいことは山ほどありますが、ひとまずここで区切りとさせていただきます。

 私は風俗嬢としてはレアタイプですので、このエッセイをお読みになって「風俗嬢ってこうなんだ」ではなく、「こんな風俗嬢もいるんだ」と思っていただければありがたいです。

 風俗嬢を始めて私は『汚く』なったかと言うと、特に変わってないんじゃないかなと思っています。大して稼いでいないと言うのもあって相変わらずもやし18円で喜ぶ生活をしてますし。変わったことと言えば、以前より男性が少し苦手になりました。

 このエッセイでは暗い話を避けましたが、やはりどんな仕事にも辛いことはあり、天職ではと思った私もそれが揺らぐことはたくさんあります。紆余曲折を経て、私はもう最初のお店は辞めています。

 「風俗は一生はできない仕事」ともよく言われますし、この先いつまでこのお仕事を続けられるか分かりませんが、とりあえず明日も出勤です。

 ここまでお読みくださりありがとうございました。またお会いできますように。

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風俗嬢を始めてみたら天職ではと思った話 イチカ @fuzokujo

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