概要
食品の個別包装はエスカレートし、その包装を剥く「剥き屋」が登場した。その栄枯盛衰を描く。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!発想力がすごいよ! シニカルシニカルSF!
面白かったです。大好きです。
発想も凄いですが、そこからのノビといいますか、世界観の構築とグワアッと押し寄せる展開が素晴らしい。
文字数以上の満足感がありました。
あらすじでちょっと非現実的過ぎるのでは……と思ったのですが、作中の屁理屈の一つが刺さって、私はこの世界だと過剰個包装を喜んでいるのだろうなと予想してしまいました。そこから書かれてない部分まで妄想が広がり、とても楽しく読みました。
あと内容とはそれ程関係のないことですが、ポテトチップスを数枚だけ食べたい人間としてはポテトチップスの個包装は夢がありました。この作品がお菓子会社に届いて実現してくれないかななんて願ってしまいました。
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