次の出目

 何かに打ちのめされたり失望させられたりした人間が、自分となんの縁もない土地へぶらりといってみたくなることがときどきある。

 どこへいこうと自分につきまとう現実が変わるはずもないのだが、旅先で口にする品が新たな活力になり得るのもまた確か。

 題名に偽りなしの本作、人生で足を引きずりそうなほど疲れている人々には是非とも勧めたい。

 詳細本作。

その他のおすすめレビュー

マスケッターさんの他のおすすめレビュー2,184