人恋しくなる冷たい秋の空気の中に、楓色の温かさ

  • ★★★ Excellent!!!

 この作者さんの他作品と絡む登場人物がいますが、単独で読んでも全く問題ありません。

 強風のあとの落ち葉の片付けをしていた主人公寛。少し他者との距離を感じる人ですが、彼は他の人には見えない生き物……幽霊や妖怪? の類、そして妖精が見えるという秘密が。

 そんな彼が出会った不思議な生き物との触れあいと、世話焼きな妖精との邂逅が寛に変化をもたらせます。

 「少しだけ寂しい」

 そんな夕暮れに読みたい、心に寄り添うハートウォーミングな優しい物語です。