全てはすれ違いでした。私、幸せになります！　～婚約者は高スペック騎士。完璧じゃありませんでしたが、むしろそこがカッコいい～

　嫉妬に狂ってしまいそう。
　だから彼からいっその事、離れてしまいたかったのだ。

　なのに彼はこう言った。

「その言葉は『俺を好いてくれている』という意味で良いんだよな？　その、恋愛的な意味で。もしそうだと……嬉しいんだけど」

　と。


　彼はどうやら私が彼を嫌っていると思ったらしい。
　しかしそんな筈は無い。

　私の嫉妬、私の想い、それらが紐解かれた先にはきっとハッピーエンドがある。