蛇の目をした王子様

作者 無月弟

100

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★★★ Excellent!!!

「人を外見で判断してはいけない」とはよく言うけれど、それでも外見で怖いと言ってしまうのは人の性。
でも、一見綺麗でハッピーエンドで終わる昔話が、裏ではドロドロとしたお話だった、とか、本当は正義が悪者で、悪は被害者、なんていうことがあるように、やっぱり本質は見た目だけではわからない。

蛇のように怖いと言われる紅山くんと、紅山くんを怖いと思いつつも彼の優しさに惹かれていく姫子さん。
そんな二人の関係は、ある昔話に繋がっていく……。

ちょっと切なくてほっこりする、ボーイミーツガールです!

★★★ Excellent!!!

物語における悪者は本当に悪者なのでしょうか? この物語を読んでいるとそのようなことを思いました。

皆さまは『蟹の恩返し』という物語を知っているでしょうか? 本作で語られるその物語には裏のストーリー、いわゆる真実があってそれを紐解いていく作品なのですが。その内容がすごく心に刺さりまして、いい物語だなあとしみじみとしています。
勧善懲悪は時に爽快かもしれませんが、その裏で悲しい思いをしている人がいるかもしれませんよ。
心優しき彼と少女の織りなす物語を読んで今一度悪とは何か、考えるのもいいかもしれません。
お勧めいたします😊

★★★ Excellent!!!

お伽話の『蟹の恩返し』に、ヒロイン姫子ちゃんは悲しい気持ちを覚えます。
その抱く気持ちは、なぜ?
姫子ちゃんは、答えが分からないまま。

顔の見た目が怖い紅山君という同級生に助けられた姫子ちゃんは、彼に不思議と懐かしさを感じます。
高身長で鋭い目付きであるがために、周りから良い印象をもたれない紅山君。
しかし、姫子ちゃんは紅山君の見た目に左右されることなく、彼と関わろうとします。
お伽話『蟹の恩返し』と姫子ちゃんの関係は……?
切なく優しくあたたかい、そんな物語です。
ぜひ、ご一読ください。

★★★ Excellent!!!

主人公の姫子は、とあるおとぎ話を聞くと、何故か悲しい気持ちになってしまいます。
そんな主人公の姫子は、ある日。蛇のような目をした見た目の恐い男の子に助けられます。その縁で、男の子と話をするようになるのですが、どうやら彼は周りから避けられているみたい。
男の子の現状に心を痛める中、主人公はある夢を見るのですが……

現代を舞台にした転生要素のある恋愛物語です☆
男の子が少し辛い状況にあるのですが、それを見事に覆すハッピーエンドで読後感の良い作風に仕上げてらっしゃいます。
おとぎ話の裏に隠された真実にも唸りました!

★★★ Excellent!!!

 人を見た目で判断してはいけないというけれど、多くの人間はどうしたって見た目の印象に左右されてしまうもの。

 そんな(?)見た目が恐ろしいがゆえにひどい誤解を受けている紅山くんと、たまたま彼に助けられた姫子ちゃん。
 御伽噺と前世と現在と。
 二人に秘められた真実とは。
 やりきれない悲劇だけではおわれない。ほっこり幸せな読後感の物語でした。

★★★ Excellent!!!

どうでしょう、そう思った方もいるのではないでしょうか。
恥ずかしながら、私もその一人。

これまで生きてきて、『○○の恩返し』と言ったら、やはり鶴かなと。それ以外の『○○の恩返し』はどれも『鶴の恩返し』のパロディみたいなお話だったものですから、もしかしたらこのお話も、そういう『鶴の恩返し 蟹バージョン』なのかな、って思っておりました。

が、蓋を開けてみれば――、

まずそもそも、ちゃんと存在してました『蟹の恩返し』!恥ずかしい!
内容については本編で確認出来るのですが、まぁその名の通り、蟹が恩返しをして、恐ろしい蛇から守ってくれる――というものなんですけど、こういった昔話って、どうしても人間側に都合よく作られている部分があるわけですよ。その蛇って本当に悪い蛇だったのかしら、と。

さて、本編に登場するのはタイトルにもある通り、蛇の目をした男の子。『蟹の恩返し』を知った後なら、もしやこの彼……?と思うわけですが、おやおや、何だかイメージと違うぞ、と。

途中、ちょっと悲しいお話がありますけれども最後はもちろんハッピーエンド。ヒロインちゃんとのやりとりがほっこり可愛くて堪りません!

二万字以下の短編なので一気読みもおすすめです!

★★ Very Good!!

おとぎ話というのは後に修正されたり、見る角度が変わったりします。本作は、そういったおとぎ話の裏を覗きみたようなお話になっています。
主人公と紅山くん。ふたりの関係がこのおとぎ話を主軸に、どう変わっていくのか。どういう結果をもたらすのか。それをドキドキとしながら読ませていただきました。
楽しいひとときをありがとうございました!

★★★ Excellent!!!

ひょんなことから主人公の姫子ちゃんを助けてくれたのは、三白眼で強面の男の子、紅山君。
怖い見た目のせいで悪い噂がつきまとう彼だけれど、話してみると……あれれれれ?

見た目と中身にギャップがある紅山君と、紅山君のことが少しずつ気になる姫子ちゃん。
そして二人に隠された秘密とは……?

作者様の本領発揮な優しくて心温まる物語です。
気になる方はぜひぜひお読みくださいませ~!(*´▽`*)

★★★ Excellent!!!

さっそく登場します、蛇の目をした男の子。
とても王子様という感じではないけれど。
でも、タイトルからすると、きっと主人公にとって
王子様になってゆくのだと予想できます。ネタバレ。

設定がうまいですな。
王子様になりようがないような人物に設定しておいて
ドーン!
ドーンというほど劇的なことはないかもしれないけれど。