愛とモフモフが世界を救う?

とにもかくにも主人公(メインヒロイン)の狼少女、クタルが可愛らしい――これに尽きます。

出生直後、何者かの陰謀に巻き込まれたクタル。
そんな彼女を守り育てたのが魔術師の兄、リオルです。

ちなみに「兄」とは言っても血のつながりはなく、彼女の保護者としてそう名乗っているだけ。
それはクタルもよくよく理解しています。だからこそ2人は、人目も憚らずイチャイチャ、モフモフ、ナデナデ、毛づくろいを辞めない。

そもそもなぜクタルは狼人間なのか?
陰謀を企てた黒幕の正体とは?
人々が信仰する「教会」の本質は? などなど……

様々な謎を解き明かしつつ、ついでに世界を救っちゃいます。

ほとんどクタルの一人称視点で語られる物語は、常に「わふん!」とワフついていて重い話も重くなりすぎません。
それに魔術や、新しい魔術を覚えるための「石碑」調査など、まるでRPGのような要素もあって設定が面白い。

――まあ難しいことは抜きにしても、モフモフとイチャイチャが好きな方はとりあえず読めば良いのです!

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