オオカミ娘のライトでヘビーなラブコメファンタジー

ライトでポップなラブコメファンタジーと見せかけて、設定の凝った骨太な異世界ファンタジーでした。
オオカミ娘のカワイイ語りと、その裏に隠された主人公の宿命、人々の因縁など全然カワイくないストーリー展開が独特の雰囲気を醸し、非常に興味深い作品だったと思います。
とっつき易いライトノベル的要素と、骨太な王道ファンタジー要素のバランスが絶妙で、重い部分もありましたが、比較的気軽に読了することができました。