餌なのに、カッコよすぎる主人公

現代ファンタジーの中に、SFとハードボイルドを詰め込んだ当たりクジみたいな作品でした。テンポよし、会話よし、構成よし。よいとこだらけで、悪いところといえば『主人公がかっこよすぎる』くらいしか思いつかない。それも実質的には欠点ではなく美点なので、死角なし。

読んでいるとアップテンポの音楽を聴いているような感覚になり、自然と体が動き出しそうに。ライト&ポップの素敵な作品に巡り合えました。

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