吸血嫌いのバンパイア

　一人のバンパイアがラーメン屋に訪れる。

　その男はバンパイアなのに血が大嫌いでニンニクが大好物。だが彼の住む恒久的に平和が約束された街『インゴルシュタット』は血で栄え、血が全ての街だった。

　献血を終えたバンパイアはラーメン屋で腹を満たして夜の街を歩き出す、その中で彼は己の人生を語り出す。そして彼にかかってくる一本の電話、胸の中で響くバイブレーションに彼は己の正体も語り出す。

　シュールっぽくスタートしながら終了は全く別のジャンルに仕上げてみました。

　誤字脱字はありませんが誤血脱血は散りばめております。