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  • 介護SFとは面白い発想ですね!

    作者からの返信

    このお話は、野林緑里様という方の自主企画「ナニカコ」に参加した時の作品です。
    「ナニカコ」は、野林さまがタイトルと出だし100文字程度書いた作品アイデアの後を受けて書く、というものなのですが、憂鬱そうに夜勤に出勤する女性、というところまで書かれていたので、午後5時頃に出勤する夜勤といえば介護関係かな? ということで書きました。
    私は仕事が介護支援専門員だったので、2021年に介護報酬改定があったのを絡めて勝手に書かせていただきました。

    過去作に興味を持っていただきありがとうございます。

  •  コメント失礼いたします。
     リアルな介護のエピソード、胃瘻、誤嚥性肺炎など、ウチの親もやっていたのですごく身近に感じました。
     そしてリアルなのに、SFシステマチックな描写のおかげで、生々しい嫌味がなく、なんだか近未来ドキュメンタリーのように面白かったです。

     そして近未来の看護現場的な描写から、一気に第二次世界大戦中のグアムへ。
     主人公は大沢さんの夢に入り込んだだけじゃなくて、やはりある種のタイムスリップしてるようですね。

    『何か利用者さんの居室の天井や床にもセンサーとか色々入れてる』という伏線。
     人の脳も一種の電気信号で動いてますし、磁場の変動がある場所は昔からよく妙な事が起こると噂されることが多いです。
     まだ解明されていない磁気もあるでしょうから、そういった磁場の組み合わせで何かが起こったのかもしれませんね。

     この後『ひさちゃん』に残ったであろう弾痕を、どう現実的に解明出来るかにもよりますが、少なくともこの4分間の出来事が大沢さんを救ったのには間違いないでしょう。

     始めに介護の話らしいと、哀しい話になるのではと勝手に考えてましたが、
    暖かい終わり方に救われました。

    作者からの返信

    丁寧に読んで頂きありがとうございます。
    一応このお話を書くにあたってのぼんやりしたテーマは、世代間の価値観の違いでした。
    私は実際に施設で介護職員として働いていたのですが、まだ当時は実際に太平洋戦争で従軍経験のある方というのが入居者で何人もおられまして、彼らは従軍経験をとても懐かしんで話すのですね。
    軍隊での生活というのは今の私たちが思うような抑圧され強制的に駆り立てられるという面ばかりではなく、同世代の、同じ(訓練などの)経験を共にした仲間たちとの楽しい思い出という一面もあったようなのです。
    そしてそれを語る入居者の男性に対して、若い介護士が、「軍隊の話なんて怖い話をしちゃ駄目なんだよ」と窘めるのですが、それは戦争の否定のつもりなのでしょうけど、その入居者の青春や人生を否定する意味合いもあるなと思ったのです。実際にそう言われた方たちは以降は口を閉ざしてしまいました。
    その辺りのギャップを描ければいいなと思いましたし、「ひさちゃん」の石川さんが大沢さんを否定しないのはそうした現れです。結果ギャップは上手く描けてないんですけど。
    多分「ひさちゃん」が取った行動はその当時の大沢さんにとっては本当に余計な事だと感じたはずです。ですが結果的に生き永らえることを選び、充実した人生を送れた大沢さん。「ひさちゃん」の石川さんの、否定するだけではなく、肯定しつつも正す姿勢が大沢さんの考えを変えたのだと思います。

    まあ描きたい部分に至るまでの介護ロボット端末を使った介護の様子などは、実際の夜勤で使ったら多分こんな感じだろうなというのを凄くノリノリで書いてしまい、ずいぶんと冗長になってしまったというのが反省点ですね。でも夜勤が明けるまでをずっと書いてられるな、とも思いました。

    何にせよ、とても丁寧に読んでいただけたのがわかる応援コメントをいただけて、作者としては書いてよかった、と本当に思います。

    青田 空ノ子 様、お読みいただきありがとうございました。

    編集済
  • 短編を中長編に出来る時点で、実は得難い才能なのですよ、桁くとんさん。
    しかもお話がきっちりシェイプされて、堪能出来ました。

    作者からの返信

    判家様のようなシャープな作品に憧れがありますね、本当に。
    お褒め頂き嬉しいのですけど、どうも必要な部分が足りておらず不要な部分に文章を費やし過ぎているように自分では感じてしまいます。
    とはいえ、判家様のコメントをポジティブな指標にして今後の作品に当たりたいと思います。

    お読みいただき有難うございました。

  • 凄い作品でした。
    なんて言ったら良いんでしょうか。
    『そりゃ金の卵にピックアップされるわ!』という感じです。

    すみません。ちょっと放心状態であまり上手い言葉が見つからないのです。
    パッと浮かんだのは『遊園地のような作品』でした。
    『ジェットコースターに乗ったままお化け屋敷に突入したのに、気がついたらメリーゴーラウンドに乗ってパレードを観ていた』ような、そんな気分です。

    実際にされていらっしゃるお仕事の経験を活かした作品だと思うのですが、近未来的な技術を取り入れた斬新な発想、その技術を使った戦争の追体験、そして爽やかなラスト。
    発想も構想も表現方法もどれを取っても凄い作品だなーと思います。

    この作品を書けるのは世界でたった一人しか居ないなーと、そう思わされた作品でした。

    作者からの返信

    どえらく評価していただき、恐縮至極です。

    元々野林緑里様の自主企画「ナニカコ」で、野林様が書かれた冒頭200文字を引き継いで物語を紡ぐというのを前からやってみたかったのですが、9月に「王子~」を一区切りつけて書く余裕ができたので挑戦してみました。
    自分きっかけではなく他の方の作った導入部でスタートするので出来た話だと思います。

    最初のコンセプトはまさに後半の部分で、戦争体験者の戦争に現代の介護職員が巻き込まれるという部分を書こうと思っていました。世代が違うと出来事に対しての考え方、感じ方も当然違ってきます。最近櫻井翔が戦争経験者にインタビューした内容がちょっと物議を醸しましたが、その当時の考えやそれに従った行動を、後世の人間が後世の価値観で否定的に捉え体験者個人にぶつけるのは、何か違うと思うのです。今現在の私たちの行為や行動も4,50年先の価値観とは違っているかも知れませんし、それを理由にその頃になってから否定されるのは相当つらいのではないでしょうか。
    やはり個人としての歴史や経歴は尊重されるべきで、そこから私たちが得る気づきもあるのだと思います。

    なんて壮大なテーマで臨んだのですが、前半部分で介護ロボット端末を使用した夜勤の様子を描くのが夜勤あるあるを折り込むのが楽しくなりすぎて、ついつい長くなってしまったのです。
    なんかねー、気の合う人との夜勤はすごく円滑ですし、楽なんです。ここを書いている時は自分がこんなだったらいいなという妄想を入れ込み過ぎました。
    後で読み返したら、この部分がちょっと長すぎたかなというのを思いましたが、一度書いたものを削る作業が苦手なのでこんな感じになりましたです。

    自分で読み返すと、小濱先生に指摘されたように「書きたいことが多すぎ」て詰め込み過ぎ、テーマがぼやけているな、と感じています。
    それがnikata様の言われた「ジェットコースターに乗って~」に繋がっているのだとしたら、意図したものではなく怪我の功名ですね。えへ。

    すみません、あまり褒められると照れます。
    もう、なんか、読んでいただいて本当にありがとうございました。

    編集済
  • カクヨム公式「金の卵」おめでとうございます!

    野林様の「ナニカコ」企画でご一緒して以来、ログインしてふと公式レビュー通知を見たら見慣れたペンネームにあれ?これってもしかして?とビビりました。

    そして今、主催されている自主企画で二度ビビり……
    自分も昭和を知る者として、かなり遅めに趣味の執筆を始めたのでカクヨムでは古老かな?と思いましたが、実は先輩でしたのですね!
    大変失礼致しました、お疲れ様です!

    いやぁ、記録の目撃者になってしまいました。なんか嬉しいなぁ。
    とても敵わない偉業ではありますが、いい歳の作家として、自分も頑張りたいと思います。

    作者からの返信

    いやー、「人志松本の酒のツマミになる話」を見た後でカクヨムを開いたら、何かたっぷり書き込まれたレビューが付いてるな、と気づいたのですが、金の卵に取り上げられていたとは。
    「夜の戦争」は野林様のナニカコのおかげで出来た作品なので、野林様のところにもお礼を言いに行かないといけないなと思ってます。

    私は本当に邑楽 様をはじめナニカコに参加されている皆様のように短編を上手く書けない=話の構成が苦手ですし、しかも2か月も前に書いた作品ですからなんじゃこりゃあ、というのが感想です。

    でも、拙い作品でもそれなりに読んでいただけるというのは嬉しいことです。だいたい小説書き始めて一年も経っていませんから、邑楽 様より年齢は上だとしても、作家としてはビギナーでしかありませんのでm(_ _)m

    とはいえ共に同じ企画に参加させていただいた者として、邑楽 様のお気持ちはとても嬉しく思います。
    ありがとうございます。
    また企画でご一緒したいです。
    それまでには短編を書けるようになっておきたいと思います。

  • 伏線、よくきいていますね。
    読み始めは、あれ?と思いましたが読んでいるうちに違和感なく物語に入っていけました。

    作者からの返信

    お褒め頂けると嬉しい反面照れます。
    こそばゆい感じです。
    過分な評価もいただきありがとうございます。
    また今後ともよろしくお願いいたします。

  • 思い出します。
    誤嚥。
    あれは、私が悪かったんです。
    看護師さんに助けていたたき事なきを得ました。
    ボディースーツが欲しい!

    作者からの返信

    誤嚥は、日々起こり得る事故ですからね。
    介護の仕事をしていない、特に高齢者同士で介護をしているご家族だと、誤嚥に気づかずにそのまま食事介助を継続して、窒息には至らなくても誤嚥性肺炎で重篤な事態になることもあるので……在宅だとやりきれない思いもけっこう多くあります。
    施設の場合は看護師さんや先輩職員に教えられるので注意点などが判ってきますけど、ご老人の状態は日々変化しますから、急に嚥下能力が衰えることもあって、難しいですね。
    事なきを得たということで何よりでした。

  • 介護の世界もSFになるんですね。
    目からウロコです。
    楽しいなぁー。
    (*´∀`)♪

    作者からの返信

    麻々子様、お久しぶりです。
    企画参加ありがとうございます。
    最近は介護ロボットの開発も現実に進んでいるので、近未来でこんな介護になってる、みたいな世界のちょっと不思議な出来事を書いてみました。
    楽しんでいただけると幸いです。


  • 編集済

    普段あまりSF、ファンタジーものを読まない私ですが引き込まれました。特に後編は緊迫感がありありで、読み終わった時には脱力感を覚えました。
    原田さんのキャラクターが効いていますね。私にとっては癒しでした。

    (追記)まさに桁くとん様のおっしゃるとおりです。原田さんの視点に救われました。「癒し」という言葉ではうまく伝わらないと思っていたのですが、私の言いたいことを汲んでくださりありがとうございます。

    作者からの返信

    ざっくりとした筋だけ考えてあとは書きながら考えてくのが私の執筆スタイルになってしまってますが、原田さんは本当に主人公の石川さんを支えてくれる頼れる人で助かりました。
    キャラクターの性格とかある程度は考えてはいるのですが、キャラクター同士の会話を書きながら「あれ、この人こんな部分があるなあ」と作者の私も気づかされたりしてます。
    原田さんは多分すごく状況が把握できて、その場に最もふさわしい自分を出せる人だと思います。けっこうちゃっかりしたところもありますが、基本的に人の心情を思いやれる人で、多分最終話もあえてああいった言動をして主人公の真面目な石川さんの気を楽にしてくれたのでしょう。癒しと評して下さって嬉しく思います。

    志木柚月様、最後まで読んでいただきありがとうございました。

  •  うわっ。

     本当の戦争じゃないですか。怖いなぁ。

    作者からの返信

    すみません、悲しいけど、これ戦争なのよね。

    というのは冗談ですけど、元々考えてた展開です。

    書きたかったこと全てを上手く表現出来た訳ではないですけど、私なりに世代間の認識の違いを書きたいと思って書いた話です。
    今の私たちが怖いと思う戦争、それを実際に体験している人はどんな考えや思いだったのか。
    私が介護の現場で実際に聞いた軍隊経験者の話は、意外にも明るいニュアンスで皆様話されていました。多くの方は認知機能が低下されていましたが、それだけにかえってその方々がどう感じていたのかをリアルな気持ちで語っていたと思います。
    多少でも、そうした感覚を描ければと思っていました。

    @Teturo様には過分なレビューまでいただき感謝です。

    介護は優しい方がするもの、と言っていただきましたが、介護される一人一人のことを知ろうとする「人に対する興味」が旺盛な方はいい介護者になると思ってます。
    私は最近疲れ気味で、ちょっとそこまでできているかどうか、自分でも自信がありません。

    @Teturo様、お読みいただきありがとうございました。

    編集済
  •  か、介護って、こんなにシステマティックなんですか?

     嫁がケアマネなのできいてみます。

    作者からの返信

    奥さまに「科学的介護推進体制加算ⅲ」って何?
    とは聞かないで下さい。
    恥ずか死します。

  • まさか大沢さんの記憶に入りこんだということですね!
    介護やっていて、このおばあちゃんやおじいちゃんの若い頃どんなだったのか見てみたい思うことがあります。
    でも、それを知るすべはありません。とくに認知症の人なんて、認知症になるまえにどんな人間だったのか想像もなかなか出来ないものです。

    企画への参加誠にありがとうございました!

    作者からの返信

    大沢さんの記憶の中なのか、実際にタイムトリップしていたのか、その辺りははっきり決めてはいないのですが、とにかく不思議なことが起こった中、お年寄りの秘めた体験を知ることになるというコンセプトでしたが、途中の夜勤の様子を書くのが楽しくなってしまい長くなってしまいました。
    認知症の方にも、きっと色々ドラマチックな体験や経験があったのだろうと思うと、知ってみたいと思いますし、多分そう思うことができるのはいい介護職の条件だろうと思います。
    お年寄りに限らずですけど、多分世代間の常識や感覚ってかなり違っているので、若い世代には話せないことって多いと思うのです。
    私自身の若い頃も、まだ今ほど飲酒運転の罰則は厳しくなかったので、皆飲酒運転をしているのが当然で、職場の飲み会なども「飲酒運転はしないように」と上司が形式だけ言ってましたが、車でないと行けないところで行い、送迎バスとかも手配していなかったりでした。飲酒運転の取り締まりに当たってしまったら運が悪い、というような認識を皆持っていたと思います。
    多分今の若い人にそれを話したとしたら、時代が違うで済ませてくれるのか不安に感じるので話さないと思います。
    介護施設に入っているお年寄りも、そんな人に話せない体験をしているだろうし、そんな体験を今の私たちが垣間見てどう考えるか、という話を書いて見たくてこれを書きましたが、そこまで上手く書けているのかどうか。
    でも、野林様の企画に参加することで、一つ書いてみたいテーマに取り組むことができました。
    またタイミングが合ったら「ナニカコ」企画に参加させていただきたいと思っています。
    参加させていただきありがとうございました。

  • 凄く面白かったです。大沢さんの若き日の体験(戦争)の中に迷い込んだ「ひさちゃん」の大沢さんを全力で守ろうした行動、そしてその姿に大沢さんも「ひさちゃん」を守ってくれたようなそんな暖かいものを感じました。ニャル様のコメントの返信の中に思い付きでリアルタイム投下に近いとおっしゃていましたが『夜の戦争』のタイトルのような怖さは私は全く感じずなかなかの傑作と思いました。こういった内容の作品は私の好きな分野です。ありがとうございます😊

    作者からの返信

    最後までおつきあいいただいた上、☆もありがとうございます。
    楽しんでいただけたようで何よりです。
    太平洋戦争の一戦場に迷い込んだ現代の女性が、縁のある人を助けるために思い切った行動を取るためには「介護ロボット端末」のような、撃たれてもすぐに死に直結しない存在になっていないと難しいだろうと思ってこの形に落ち着きました。
    大沢さんのように、誰かを守るために軍隊に入り、結果何の成果もない上官の意地だけで命を散らした人というのも(結果的に生還した人というのも)居るだろうと思いまして、そこに対してのささやかな働きかけで気持ちが変わってくれるといいなーというつもりで書きました。
    多分今の私たちの価値観と若い大沢さんの価値観はかけ離れているので、「ひさちゃん」が大沢さんの行動を頭ごなしに非難してしまうと、大沢さんも拒絶してしまうと思うのです。「ひさちゃん」の石川さんが大沢さんの言葉に耳を傾けたことで大沢さんも歩み寄ろうとしてくれたというように書きたかったのですが、この美様はそこを上手く読み取ってくれたので嬉しいです。
    本当にお読みいただきありがとうございました。

  • 穏やかな施設の夜勤風景が一変して何やら怪しげな展開になってきましたね。いきなり戦場に迷い込んでしまったのでしょうか?
    次を読み進んでいきますね。

    作者からの返信

    元々はもっと短い話にするつもりだったのに、介護ロボット端末を使った日常の介護場面を書くことにノリ過ぎてしまったせいで、ここの展開が急に感じられる人が多いかも知れないと少し後悔しました。
    ですが元々の構想に殉じようと思って書きました。

  • 今回の作品名は『夜の戦争』となっていますが今の所描かれている夜勤の様子はとても楽しそうに感じます。今後の展開で何か起きるのでしょうか?期待してます。

    ところで前回、棟の名前が新幹線と一緒なんて言ってしまいましたがたまたまだったんですね。桁くとんさんが「こだま」にした方が良かったかな、なんておっしゃっていましたが「きぼう」の方が施設には相応しいと思いました。桁くとんさんにとってはどうでもいいようなコメントばかりしてしまってますがどうかお許しを!

    毎回、楽しく読ませて頂いています。過去に介護経験がある事と現在母の介護をしているという事もあり自然と興味が湧いて面白いです。今後の展開も楽しみです。

    作者からの返信

    この美様、読んでいただきありがとうございます。
    どうでもいいコメントなんてことはなく「そう言えばそうだなあ」と気づいたり、ちょっと嬉しく鳴ったりしますので、是非これからも思ったことを書いていただきたいと思います。
    後編からちょっと展開が変わりますので、引き続き楽しんでいただけるといいなと思ってます。

    元々、野林緑里様の自主企画参加のために書いた作品ですけど、本来なら5000字くらいの短編にするつもりだったのです。
    でも、介護ロボット端末に乗り移って介護する部分をちょっと具体的に書いておきたいなと思って書いていたら長くなってしまいました。
    私自身、今はケアマネをしていて夜勤はありませんが、以前介護士だった頃の夜勤の様子をリアルに落とし込んで書いたつもりなので、興味をもって読んでいただけているのは嬉しい事です。

    また、お時間がある時にお越しください。

  • 不思議だけど、心温まるような、ファンタジーでした。
    時間の入り組んだお話は好きなのですが、桁くとんさんの構成力の妙味で、とても面白いお話として楽しめました。

    作者からの返信

    ニャルさま様、お読みいただきありがとうございます。
    けっこう思い付きでリアルタイム投下に近かったので、構成褒めていただけるのは意外ですが嬉しいです。
    励みになります(^^)/

  • こんばんは。

    「戦争」は比喩かと思いきや、まさかの展開で驚きました!
    この後の展開が楽しみです(^^)

    作者からの返信

    介護ロボット端末を上手く使いこなしていると、多分余程のこと(天災とか、異常に落ち着かない利用者さんが3人以上いるとか)がないと介護の「戦争」にはならないんじゃないかっていうのと、元々この展開を書くつもりではいたので、一応想定どおりではあります。
    足りないのは筆力です。
    では次の最終話、お楽しみください。

  • 離床介助ひとつにしても、利用者さんの状態なんかによってやり方が違うんですよねえ。
    読ませたいただいて、ものすごく共感してます。あるある、やってる、やってるみたいな(笑)

    作者からの返信

    そうなんですよね、けっこうお一人お一人の状態に合わせた介助をしてますよね。忙しい時間帯だと、どうしても利用者さんの動作を待っていると焦ってしまったりします。その辺りのリアルさは描きたいと思っていたので、野林様にそう言っていただけて嬉しいです。


  • 編集済

    実は昔、老人福祉関連の仕事をしていたので、何となくではありますが、雰囲気が伝わって来ました。会話とか特に。
    ちなみに「何となく」というのは、私が事務方だったせいです。

    介護を家庭から、施設あるいは家族以外で、というのは画期的だったと思うのですが、いかんせん現場投げが多いというのが当時の印象でした。
    それからすると、貴作の描かれているところは、非常に良い状態、上も下も「分かっていて」やっているという状態だと思いました。

    カクヨムは、野林さんや桁さんをはじめとして、介護に携わっていらっしゃる方が結構いらっしゃいますので(私の印象ですが)、そういった方がご覧になっていくんじゃないかと思いました。

    面白かったです。

    あと、私の書いたものについて、そこまでの扱いをしていただいて、どうもありがとうございます。
    読む読まない等、桁さんの御随意にしていただいてかまいませんので^^;
    ちなみに私も司馬遼作品は読みふけりました(「花神」と「国盗り物語」が好きです)。
    いざとなれば「街道をゆく」に走ろうと思って。
    でも気づいたらミステリを読んでました。
    わりと飽きっぽい私です^^;

    ではではノシ

    作者からの返信

    司馬作品で多分私が最後に読むのは韃靼疾風録だろうなあって思ってます。
    四谷軒様の作品は史実を元にしたフィクションの入れ具合が絶妙で、本当に読んでいて楽しめます。実際有り得るかも、という歴史の浪漫を感じさせてくれる作品が好きなんです。仮想戦記や戦国時代転生モノもIFの世界で好きなんですが、やはり史実の中に生きた息吹を蘇らせるような作品ってなかなか出会えませんから。

    拙作の「夜の戦争」についても読み込んでいただき有難いです。
    現場で働く職員ってどうしても経営とかには疎いので、事務方のいう事を煙たく思いがちだったりしますが、そういう介護職員のリアルな部分も書いているうちについつい筆がすべってしまって。
    実際自分で小さいながらも事業所やっていると、事務方がいないと結局施設の運営って回っていかないのは実感としてよくわかりますので、文句言われても言うべきところは言ってる雰囲気が出せているようで良かったです。

  • こんばんは。
    リアルな介護現場の状況が伝わってきますね。本当にこんなシステムがあるかのように錯覚してしまいました。
    これからどうなるのか楽しみです。

    作者からの返信

    海星様、お読みいただきありがとうございます。
    LIFE(科学的介護情報システム)は、今年度4月から導入されていますが、私の小説に出したような機能は当然ありません。全国の介護施設からのリハビリ等のデータを集約して、全国平均でどれくらい、とか出すシステムみたいです。
    夜勤中の様子とかは実際の私の夜勤経験等を元に書いてます。介護職の方が読んでもリアリティを感じてもらえるようにしたいと思ってましたので、海星様の感想は嬉しいです。
    野林様企画、出来れば短編にまとめたかったのですが、まとめるのが苦手でどうしても長くなてしまっています。
    他の皆様の様に、切れがあって余韻を感じる短編を書きたいなあと精進中です。
    次の後編3でようやく終われそうです。よろしければ最後までお付き合い下さい。

  • 介護、特に認知症の場合などは本当に戦争ですよね。
    そんな中、その場で吸引やら記録やらあらゆることを一手にサポートしてくれるものがあればどんなにいいか…

    後半、どういう結末となるのか楽しみにしています!

    作者からの返信

    采目景様、お読みいただき有難うございます。
    介護ロボット端末の機能は、実際働く中でこんなだったらいいな、と思っていた機能を入れ込んでいます。
    ちょっとその部分が長くなりすぎてるきらいがあって、中弛みしてしまっているかも、とは思っているのですが、つい。
    オチの部分は最初に考えてたものになりそうです。楽しんでいただけることを願って書いております。
    本来でしたら6000字くらいの短編になると思ってたんですが、どうも短く切れ味良く作品を纏める、ということが私には今のところ出来ないようなので、采目様を始めとした企画に参加された作者様の作品を読んでウラヤマ感心の日々です。

  • はじめまして。作品、拝読しました。

    前編、中編と読み耽ってしまいました。

    SFとは言っていられない喫緊の課題でもあるし、
    介護・医療に従事される皆さんには解決すべき、目指すべき世界ですね。
    いろいろ考えさせられます。

    作者からの返信

    邑楽 じゅん様、お読みいただきありがとうございました。
    他の参加された作者さんの切れの良い短編と比べると、不格好に長くなってしまって恥じ入るばかりです。
    短編に挑戦するつもりで参加しましたが、難しいものですね。
    後編も半分くらいの進行度合いですので、明日には投下できるのではないかと思っています。
    邑楽様の作品の応援コメントの返信で、最後は端折り過ぎたとありましたが、あれで十分です。一人称小説の主人公の未熟さ、浅慮さ、セルフィッシュさが浮き彫りになってくるいいラストだと思います。
    後編が上ったら邑楽様の他の作品も読みに伺いたいと思います。

  • 桁くとんさん、心遣いありがとうございます。
    少し時間が出来ると『カクヨム』を覗くのが気分転換になり楽しみの一つですから
    時々お邪魔させて下さいネ(^_-)-☆

    オペレーターポットに横たわって・・・。ここを読んでいたら何となく『アバター』の映画を思い出しました。(全然違うかもしれませんが)
    ロボットの名前がちゃん付けなのが親しみが持てて可愛いですね。棟の名前は新幹線の名前を思い出してしまい笑ってしまいました。その中には私の名前と一緒のものがあり(ばらしちゃいますが)よく職場の人から「新幹線」と呼ばれていたものですからついつい笑いが・・・。そんな事はどうでもいいのですがこのお話面白いです。
    続き楽しみです(^^♪

    作者からの返信

    アバターのイメージで間違ってないですよ。大丈夫です。
    ああゆう何か液体で満たされた装置の中に人が入って機械を動かしたりデジタル世界に入り込んだり、ああいったもので大丈夫です。
    実際、後編にもちょっと書いたんですが、介護に関しては完全なAIというか機械には行えない仕事だと思っています。人の心が必要な仕事ですからこうしたシステムになった、ということで考えてました。

    主人公の働く施設の棟の名前、確かに言われてみれば「のぞみ」「ひかり」と新幹線の名前ですね。偶然ですが。最後のひとつは「きぼう」ではなく「こだま」にすれば良かった、と今思いました。

    この作品がこの美様の日常の楽しみになっているとすれば幸いです。
    後編もしっかり書き上げたいと思います。

  • 自動的に記録してくれるとありがたい。場合によっては利用者の言動とかを詳しく書かないといけなくなったりするから、面倒です。利用者との対応のあとにすぐ書けるわけじゃないから、記録しようとしたとき内容の半分も覚えてなかったりします。

    作者からの返信

    介護施設で働く人は記録がとにかく大変ですよね。事故の場合はもちろんヒヤリハットでも報告書を介護記録とは別に作成しなきゃならないですし。記録の手間が減ると大分楽になるので私もこのシステム欲しいです。

  • ご参加いただきありがとうございます。なんか今年はたくさん「加算」が増えたせいで現場がてんてこ舞いです(笑)
    7人で150人!?
    大変だあ。
    システムで少しでも負担が減るもいいですよねえ。


    作者からの返信

    本当に加算が色々条件変わったり増えたりで、現場の方々も大変なようですが、ケアマネも大変です。
    頼む、厚生労働省! という気持ちで書いてます(嘘です)。

  • 野林緑里さんの自主企画の内容は把握してないのですが未来の介護施設の「人格転移型介護用端末システム」とは何ぞやと興味津々で読みました。実は私、以前有料老人ホームで5年間、その後知的障害者施設で5年間働いた経験がありまして夜勤をしていた時の事を懐かしく思い出しております。夜勤と言えば大変なイメージですがバイオフィルムスーツやオペレーターポットなどという聞きなれない言葉に興味が湧きそれらを想像して面白そうと思っています。介護が楽になるのかなと想像していましたが前半で今までにないほどの戦場云々となっていたので一体どんな展開だろうと先が楽しみです。

    作者からの返信

    この美様、小説投稿サイトを見れる余裕ができたようで何よりです。
    大変な時はご無理なさらぬよう。
    この作品をまさかこの美様がお読みになるとは思っていなかったので、期待が重いです。
    とりあえず介護ロボットに意識を移して、介護ロボットを自分の体の様に動かすことが出来る装置を厚労省が貸してくれた施設の話、としてお読みいただければよろしいかと思います。
    でもあんまり介護の話中心の作品ではない予定なのでご期待に沿えるかどうか不安なのですが、なんとか話を纏めたいと思います。