あとがき
もともと、物心ついた時からホラーやオカルトといった類が好きでした。
で、だいたい中学に入るか入らないかでBLに出会って今に至るような感じです。
この話は今(2021年10月26日現在)からちょうど1年前に練っていた話で、当初と比べるとある程度設定が変わったな~と今見ると感じます
ただ、「妊娠」をテーマにしていたのは元々で
そこは当初の粗さと比べたら、私としてはうまく落としどころをつけられたと思います
個人的にBLで男性妊娠ものとかオメガバースを見ると、妊娠=幸せみたいな構図がどうしてか腑に落ちなくて(とは言えそのジャンルが嫌いとかではなく、むしろ好きです)たどり着いたのが、この話を書くきっかけになりました
執筆していくうちに、「正解(正義?)」とはなんだみたいに感じてきて
筆が止まったりもした日もありました。
生きている以上は、どんなに素晴らしい人でも悪い事はするだろうし(犯罪とかではなく)人間ってそんなもんじゃないかと思ってます
だから、澪と清孝さんでちょっとそういう風に表現してみたりしました
決まり事を破るのは基本良くないですけどね
巫女としての決まり事を破らせたのも、私が宗教的な部分を快く思っていなくて、実際に破っても何も問題ないって部分とか、むしろ怖いのは熱心になりすぎている人間かなと
そういう所でアンチテーゼ的な表現をしています
アンチテーゼではないと思いますが
他にも一番最後で鳴川の遺族の部分や、子供が欲しがっていた男性の話の部分もメッセージ生としては少し含まさせていただきました
具体的に言ってしまうと角が立ちそうなのでこれ以上は言えませんが
信仰対象は苦労して探しました、妖怪の姑獲鳥を神様として崇めるアイデアはたまたま観ていたホラー映画がヒントになりました(題名忘れた)
そこからは結構スムーズでしたが、姑獲鳥と言えば有名な作家様がすでに使われているので、公開する前は恐怖とか緊張みたいな部分はありました
(この方に関しては名前すら出すのも恐れ多いので興味があれば調べてください、知らない人いないと思うけど)
少し、話を戻します
主人公の谷浦ですが、当初から彼はゲイという設定でした
ただ、文章内で「ゲイ」という単語が入るとどうしても彼が色物に見られそうな気がして必死になってその点は避けてましたが
あくまで彼には普通の人間でいてほしかった思いがありました
ポリコレチックな考え方だなとは思いますが、どうか大目に見てください
江國に関しては、趣味を全開にしてきたつもりですが
思ったより弱くさせてしまった感が否めない(能力的な意味で)
本当は最強の霊能者って設定だったんですが、思ったより弱くさせてしまい
でもその方が人間らしく見えてきた気がしなくもないので何とも言えないですね
彼の原案は私の大好きな映画監督の作品にいそうなキャラクターってところからでした
すぐ暴力ふるうところがまさにそれです(多分通の方ならこれでわかるかもしれません)
保田は、実は先ほど挙げた映画監督をイメージしていたところもあります
多分性格とかは違いそうなんですけどね
そこは憶測で設定を作って書いてました
池谷は最初男性にしようかなと思っていたのですが
心霊もののフェイクドキュメンタリーって必ず女性スタッフがいるものだと思っているので
そんな感じで彼女を作った覚えがあります、実は彼女の設定も結構作りこんでいたのですが本編ではうまく書けなかったので
気が向いたら番外編とかスピンオフで書いていこうかなと思ってはいます
一応、あとがきとしてはこれで以上にしたいと思います
ここまで読んでいただき誠にありがとうございました。
2021.10.26
姑獲鳥村の巫女 鮭山・B・太郎 @salmon0303
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