月影のアンサーソング

夢の再来 3/3

いつのころからか　折れてた自分に

ふつふつと　小さな怒りがこみ上げて

ふつふつと　大きな決意が生まれてく

さあ　これがスタートラインだ

今　私が立っている白線の延長線に

どこにもゴールらしきものは見えない　

だけど　歩むべき道は　ここにある

何度も　何度も　確かめるように

とんとん　跳んで　飛んで

とんとん　跳ねて　躍ねて

確かな地面　踏みしめている足に

ぐっと力を込めて　走り出す瞬間を

待ち望んでいる　身体が喜んでいる

もう一度　大きな夢を見られるんだ

もう一度　進み始められると思ったら

ああ　君に　出会えて良かった

大きな夢が　過去に踏みつぶされて

そのままに　なっていただろうから

もういちど　夢をくれてありがとう

あのとき　夢を見させてくれてありがとう

いまなお　夢になってくれてありがとう

いままで　ありがとう　ありがとう

これからは　私が現実にしてみせるよ

痛いほど　つよく握った柔らかい手のなか

優しく角が突き刺さる五芒星のピンバッジ

あの想いは何ひとつ間違っちゃいなかった

1年　5年　10年　15年　20年　もう

どのぐらい経ったかも定かじゃない

いつの間にか　生まれていたのに

いつの間にか　消えてしまっていた

私は焼き焦がすように抱きしめたい

君はずっと支えになってくれていた

そんな単純で　当たり前で　シンプルな

自分の過去が　傷を癒してくれる

痛みは　捨てられるものじゃない

向き合って　受け入れて生きていく

この痛みを　受け入れられるのは唯一

今の自分　当たり前だろ　笑っちゃう

いつかの未来の私が　今日の私を

傷つけなくてもいいように

スタートラインから　　一歩　

笑って踏み出すことができたんだ

夢よ　おかえり　もう一度

私と　一緒に　生きてほしい