厳しい時代でも活力に満ちていた。そんな時代背景の描写が鋭く、何気ない会話や、市井で生きる人たちが個性豊かに描き出されています。素晴らしい、読み応え十分です。
児童小説、ファンタジー小説、怪談など書いています。一年振りに書き始めました。よろしくお願い致します。皆様に読んでいただけたら最大の喜びです。
此方の御作品を拝読した時、まず細緻な時代背景や風景描写に、作者様の誠実さを感じました。戦時中や戦後の飢餓、頼るべき先のない孤独感。当時の薄闇の中、逞しく生き抜いていくキャラクターたちがとても魅力…続きを読む
読んでいて、夏の匂いがしてきました。その匂いに懐かしさを覚え、なぜだろうと考えると冒険をする少年少女に、自分の昔を重ねていたのかもしれないと思いました。 さらにこのお話の魅力は戦後日本がリアルに…続きを読む
戦後間もない昭和20年代前半、1949年夏。1951年からの朝鮮特需、その後の高度経済成長など見通せない時代。飢餓で行き倒れが珍しくない時代、ある養護施設『しあわせの村』で巡り合った4人の仲間た…続きを読む
1949年の風が此処には吹いている!!緻密な時代考証と細部にまで至るまでのこだわり。それらによって、戦後日本の空気感が重厚感をもって描き出されている。本当に「そこにあったんだ」と説得力をもって思…続きを読む
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