天涯孤独となった異能の少女を主人公とした時代小説です。よくある時代小説は、文章も難しく登場人物も次から次へと増えていき非常に読み辛い作品が多くあります。しかし、この小説は必要な人物を必要な数に絞って描写していることで混乱することがなく、また世界背景の説明が非常に丁寧であることで情景がありありと浮かび上がります。異能に隠された秘密とそれを狙う影。王道ファンタジーの空気を感じることも出来る、素晴らしい作品です。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(524文字)
まず、歴史物の堅苦しい感じがあんまりありません!なので、歴史ものの変な言い回しがないのでとっても楽しく見ることができます!次に内容が面白いです!ぜひ!
国の仇である一族の人間を助けてしまった亡国の姫の感情を思うと、何とも言えない気持ちになりました……!かたや命の恩人である姫のために自分は強くなると宣言する次男。今後この2人がどういった関係性…続きを読む
史実と架空とを見事に織り交ぜて作品とし、それを書き上げているというのがまずひとつの印象である。北の地にある架空の大名家を史実と絡め、戦国時代を置き換えていく。けれど現代人には難解すぎる歴史小説とい…続きを読む
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