そして若者たちは、肩を並べて光射す方へと歩み出す

一人は心の底に哀しみを抱き、また一人は己の力不足に焦燥感を抱いている。
そんな二人が出会い、お互いがお互いの居場所となり、傷つきもがきながら、それでも前へと進んでいこうとする話。
若者たちの熱さ、未熟さが、人生を諦めかけた大人には、なんとも面映ゆく、羨ましくなる。
もう一度泥の中から立ち上がって、人を信じてみようという気にさせてくれる。
読んでよかった。