英雄の隣には、墓守が立っている。

作者 くろぬか

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★★★ Excellent!!!

かって「悪食」達に救われた「転移者」と「モンスター含め『墓を建てる』」習慣を持つ(他称)「墓守」さんがメインの短編です。

読んでると「中世ってクソや」になるかも?

後半は派手な展開の「お祭り」ですから、不快感は我慢して最後まで閲覧して下さいませ。

★★★ Excellent!!!

一人は心の底に哀しみを抱き、また一人は己の力不足に焦燥感を抱いている。
そんな二人が出会い、お互いがお互いの居場所となり、傷つきもがきながら、それでも前へと進んでいこうとする話。
若者たちの熱さ、未熟さが、人生を諦めかけた大人には、なんとも面映ゆく、羨ましくなる。
もう一度泥の中から立ち上がって、人を信じてみようという気にさせてくれる。
読んでよかった。