図らずも子持ちになってしまった元勇者パーティーの剣士。規格外の強さと面倒見のよさにひかれるように、子どもだけでなく、元勇者パーティー、子どもパーティー、皆が彼を慕って集まる。そんな中で成長する子どもは、残酷な現実に何度も膝をつきながら、それでも前を向き、生きようとする。父である剣士は、そんな息子を導くために腐心する。…たまに愛が暴走するけどな。何か壁に当たってどうしようもない人に読んでほしい。人間死ぬまで生きていかなければならないと思わされる秀作。