概要
夢見がちが集まる土地、そこに浮かぶ月
その土地にはその土地の月がある。
日本全国世界中のどこでも見上げることができて、それぞれが違う月になる。
月というものに「宇宙空間に浮かぶ石ころ」以外のものを見出だしてしまうのは、それが目に見えるくせに決して手の届かないものだからだ。もちろん月に実際に向かおうという人はいるし、実際に降り立った人もいる。しかし大多数の人にとって月は一生見上げるだけのもので、思いを馳せるだけのもので、決して触れられないものである。
だからこそ、世界中にそれぞれの月がある。それでいいのである。
今回は「武蔵野の月」について。
「すぐれた文学やイマジネーションの舞台」であるこの武蔵野の地では、果たしてどんな月がみられるのか。
そういう話をしたいと思う。
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