第4節
――店の中には作業台と数個の
ノアは魂灯たちに「ただいま」と言い、
「さてと、やりますか」
そして、ノアは仮フレームを作業台に置き鞄から青白いフワフワとした球体――魂を取り出す。
「これで良いか?」
『うん。これ、好き』
「気に入ってくれたなら
『ありがと』
魂はノアにそう言い仮フレームの中へと入る。
すると、フレームのガラスからほのかに光が
「よし、仮入れは終わったな。あとは…ああ、そうだった。こっちの
そして、ノアがカウンターのほうを振り向くとドアが開く。
ドアの向こうには
「リリア様を見かけたか?」
「
「むっ…まあ、そうだが」
「なら、知り合いの店で保護してるよ」
「情報、感謝する」
女騎士はやや
ノアは溜息をつき、客の魂灯を調整していく。
少しすると、アンナが店へと入ってくる。
「あれ?どうしたの」
「あの、早く来てください!」
「?」
「良いから!」
アンナの必死な様子を見て
マーヤの店は
「ッ!?」
マーヤは先程から
しかし、周囲を見回せどマーヤの姿は見えない。
「
ノアは少し考えて
すると、店の柱の一本から女騎士から
ノアはそれを見た瞬間、マーヤに防護結界をかけ最大火力で
騎士はそれをギリギリで
「貴様、いま何をしたか分かっているのか?」
「ああ。親友を傷つけるクソ
「ッ!!」
「言え。お前は何をしていた?」
ノアは体に響くような低い声を出し
しかし、騎士はノアを
ノアはそれを寸前で避け、
「“
――瞬間、ノアの周囲に炎の球が現れ騎士へと飛んでいく。
騎士はそれを切り伏せノアの首を
そして、切先がノアに触れた瞬間――
騎士の剣が
「なっ!?」
「
ノアは民家の屋根に上がり、騎士を
そして、ノアが魔術で騎士を
「お止めなさい。シャル」
騎士はその声を聞くなり
マーヤの店から出てきたのは――
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