概要
人を呪い、湖に眠る龍と、その龍を愛した赤い髪の少女の物語。
深い森と雪に囲まれた森の中の湖。そこには人から恐れられた龍が住んでいた。ある日、付近に住む「赤の民」の一族の長の娘が竜のすむ湖を訪れる。石を投げ入れるうちに湖に落ちた娘は龍に助けられる。三年が過ぎたころ、龍を狙う男たちがやってくる。森に住む銀の鹿の助けを得て、男のひとりを捉えた娘は、今後も龍のもとに通うことを許される。人の理を超えた大きな存在に憧れながら、人の道を歩むことを選んだ少女の、美しい決意の物語。
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