熱血バトルを展開するとても燃える作品です!
コメディ的な要素よりも、真っすぐに熱を持った文章で進められるため、この作品の主軸である性癖がより主張を強めてくれるという相乗効果がありました!
冷静な男の性癖がとんでもないことになっているのですが、そこを描写で主張せずにさらっと流していく展開がいちいちおもしろいです!
主人公は素質はあるものの事情は知らないという導入のため、読み手と気持ちのシンクロ率が100%を突破できており、何言ってるかわからない、を地で行く共感を得ることができます!
読み進めた限りではまさに王道的な性癖が飛び交っているわけですが、ニッチな性癖にどのような形でスポットライトが当たるかワクワクさせてくれる作品でした!
あなたの好みが出てくるならばきっと刺さる、もしくは新たな扉を開けることにもなるかもしれないこの物語一度読んでみてはいかがでしょうか!
タイトルとコピーで吹き出したんで、これは私の負けです。
性癖・欲望=力 力+剣=強い
ということは、聖なる性癖の剣=強い!
この謎論法で納得してしまったら、あなたも負けです。読んでみましょう。
物語は超しっかりしてます。特撮バトルが小説で読めるなんて嬉しいですね!
設定は細やか、文章も安定している。それだけにちょいちょい散りばめられる性癖ネタ武器が面白すぎて……っ!
特撮風だけど、DX聖癖剣は販売できないでしょうなあ。本当は声優さんのイケボ音声内臓で聞きたい台詞がいっぱいなんですが。
ネタは大真面目にやるにかぎる。そのお手本のような作品だと思います。
作者さまがネタと思って書いていらっしゃるかは、知りません。心外だったらすみません。
角鹿冬斗様
聖癖剣士、炎熱のツンデレ剣がどういうものなのか、読む前に一瞬考えましたが想像が及びませんでした。第1癖(第1話)の冒頭でも、意味はまだ分からず、ただ1000字ぐらいのプロローグ部分だけでこの作品はおもしろい! と直感に至りました。
未知の領域でぶち進んでゆくバトル展開、性癖を抱える人すべてが笑ってしまうと思います。
まだ第1部まで読んだところですが、性癖を武器にする物語に果てのない可能性を感じ取っております。そういう意味で繰り返しになるんですが、特撮風というタグですが、特撮に疎くても、女性にも読んでほしい作品です。
ありがとうございます。
タイトルから『仮面ライダーセイバー』の俗っぽいパロディ……と判断してしまうのは早計な、堅実な内容となっています。
ホビーアニメ風とタグはついていますが、作風はむしろ王道の現代異能バトル。全知全能の書もノーザンベースもありません(このレビューを書いている時は第一部を読み進め中なので、もしかするとネーミング以外のパロディ要素があるかもしれませんが……)。
『MOTHER』シリーズと『Undertale』、『カードキャプターさくら』と『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』のように、影響を受けながら異なった方向性の作品は数多くあります。本作においてもネーミングや武器は本家のセンスを引き継ぎつつアレンジされており、パロディ止まりに陥らない力量を感じました。
ネタ要素のスパイスによって、本歌取りに留まらないオリジナリティを引き出した、まさしく怪作というべき作品でしょう。