各章のあらすじとリンク
※こちらのあらすじを全て読む必要はありません。
最新話から読む場合に備えて、それ専用のあらすじをこちらに用意しております。
もし各章のあらすじを知りたい場合や、どこか特定の章から読み始めたい場合などは、下記をご活用ください(ネタバレを多数含みます)。
第1章 伝説の自転車乗りの日常 【26,570文字】
https://kakuyomu.jp/works/1177354054938692953/episodes/16816452220602043656
あらすじ
ユイはママチャリに乗れれば最速を誇る少女である。とはいえ、限界はあるもので、毎日のように遅刻を繰り返していた。
それに苛立っていた九条は、ユイのママチャリを『遅い乗り物』と煽る。
九条は最近、原付免許と、ずっと欲しかった50ccオートバイを手に入れて、少し調子に乗っていたのだ。
その日の放課後、ユイは九条が忘れたノートを見つける。
九条にノートを届けるため、ユイは九条のオートバイを探し、ついには速度勝負で追いついたのだった。
ユイのママチャリに、九条は散々な文句を言ったのに、追い付かれてしまった。
それでも九条のオートバイを素敵だと言ったユイに、九条は心動かされる。
そして、告白まがいのセリフを言ってしまったわけだが、その場で話を打ち切ってしまったため、お互いにモヤモヤすることに――
また、熱い季節には熱中症などもつきもの。そんな中、ユイは様々な手を駆使して、自転車を快適に乗り回していた。
そこに不審者の声かけも発生して、カーチェイスに発展。
ユイのママチャリは、相手の自動車をも凌駕する速度と旋回能力で、見事に逃げ切る。
ママチャリに乗った彼女に、少なくとも走りで勝てる者などいないのだった。
第2章 夏と海と仲間たち 【31,858文字】
https://kakuyomu.jp/works/1177354054938692953/episodes/1177354055283939377
あらすじ
ユイの幼馴染である与次郎は、軽自動車を買った記念に、一緒に海水浴に行きたいと言い出した。
どうせ美女の水着目当てだろうと予想したユイは断ったのだが、彼は他の女子生徒たちを誘っていく。
結局、ユイもその女子生徒たちからの誘いで行くことになったのだが、ここで問題発生。与次郎の軽自動車では、定員オーバーしてしまうのだった。
そのためユイと、その親友であるイアが、ママチャリで現地集合を目指す。
ユイだけなら簡単な距離だが、一般人であるイアには荷が重い。
それでもユイは、ペース配分や休憩の仕方を利用して、それを意外と楽しいサイクリングに変えてしまうのだった。
一方、与次郎は昔の約束を思い出していた。小さかった頃、ユイに告白したときの約束。
「いつか与次郎君がモテモテになって、それでも私の事を好きでいてくれたら、その時は付き合おう」
その約束をした海で、今こそもう一度、彼女に告白をする。
そう決意していた与次郎だったが、思わぬ邪魔が入ってしまう。
偶然にも、海の家にアルバイトに来ていた九条が、その場に居合わせたのだった。
その二人の空気に圧された与次郎は、最後まで告白できないまま、夏のイベントを終わらせることとなった。
第3章 バイト先と不穏な影 【19,530文字】
https://kakuyomu.jp/works/1177354054938692953/episodes/16816452218500367780
あらすじ
ユイは放課後、自転車店でアルバイトをしている。
そんなバイト先に、一人のモンスタークレーマーが来た。自転車の知識を鼻にかけて、自分の自転車の不具合を店の所為だと言い張るクレーマー。
彼はクレーマーであると同時に、純粋に自転車が好きなお客様でもあった。中でもとりわけ、去年の大会で優勝した日本チャンピオンの少年に憧れていたらしい。
その日本チャンピオンの少年と、ユイは面識があった。何を隠そう、そのチャンピオンの車体を整備したのがユイだったのだ。
それを知ったクレーマーは、『あこがれのチャンピオンの車体を整備した少女に整備してもらえるなんて光栄です』と態度を一変させる。
一方、九条はユイのアルバイトでの様子が気になって、その店を客として訪れていた。
普段の学校生活では見せない、ユイの真面目な態度。そして真剣な姿を見て、九条は彼女になおさら惹かれていくことになる。
第4章 使い方ひとつで 【13,587文字】
https://kakuyomu.jp/works/1177354054938692953/episodes/16816452218858881393
あらすじ
ユイの通う学校近辺では、自転車を使った痴漢が発生していた。
ある日の帰り道で、ユイはその痴漢の犯行現場を目撃してしまう。
犯人を追撃して、ついに追い詰めるユイだったが、上手く行ったのはそこまで。速度ではユイの方が強くても、自転車を降りての取っ組み合いでは相手の方が強い。
ついに痴漢に組み伏せられてしまったユイ。
絶体絶命のピンチに駆けつけてくれたのは、九条だった。
第5章 雨の日の学校 【17,339文字】
https://kakuyomu.jp/works/1177354054938692953/episodes/16816452220801832391
あらすじ
雨の多い季節。この時期は自転車も大きく不便な乗り物に変わる。
それでもユイは、さまざまな工夫を凝らしながら、濡れながらでも走る方法を模索していた。
そんなユイを助けてくれたのは、たくさんの友達だった。安心して着替えられる場所を教えてくれるアミや、バイト先で服を貸してくれるルリ。そして、雨の中パンクした自転車を積んで、家まで送ってくれた与次郎。
一瞬でも変な気を起こしそうになった与次郎だったが、結局ユイに何も手出しをしなかった。それは、与次郎がユイを真剣に、大切に思っているからだった。
第6章 ママチャリレース開催!! ~準備編~ 【23,485文字】
https://kakuyomu.jp/works/1177354054938692953/episodes/16816452221252080285
あらすじ
ユイたちの住む地域で、ママチャリを使ったレースが開催されることになった。
今回のレースはリレー形式。4人でチームを組んで、自転車一台をバトンの代わりに共有するルールだった。
優勝賞金に目がくらんだユイは、九条と与次郎、そしてアミを誘ってチームを組む。マネージャーに名乗りを上げたイアや、場所を提供してくれるカオリも、選手としてではなく裏方としてチームを支えてくれる。
これまで部活やクラブチームに所属したことのないユイにとって、こうやって同じ目標に向けて仲間と一緒に何かをするのは、とても新鮮な事だった。
NEW!!→第7章 ママチャリレース開催!! ~合宿編~ 【現在更新中】
https://kakuyomu.jp/works/1177354054938692953/episodes/16816700427198879942
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