同性愛者の君を愛したい。

ナナちゃんはいつも、親友のミクさんからの返信を待っていた。ミクさんの返信の頻度が極端に減っても、その少ない返信をずっと待っていた。

たとえ、俺の思いを犠牲にしても、ナナちゃんが幸せだったら、それで良かった。

でも、悲しんでいる、苦しんでいる、泣いているナナちゃんをこれ以上見ることは耐えられなかった。

ナナちゃん……ナナちゃんを愛したい。

ナナちゃん……ナナちゃんは何も考えずに俺に愛されてほしい。