砂漠渡りと長月

作者 野々ちえ

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★★★ Excellent!!!

カントは「お腹が空いたから食べるというのは欲望の奴隷であり、『食べない』と選ぶことが自由なのだ」と言ったそうです。

だとしたら。
人はどこまで、自由になれるのでしょう。

負けられない。
負けちゃいけない。

そう奮い立たせる主人公の気持ちに、なんとなく、そんなことを思いました。
私はどこまで、砂漠の道を歩くことが出来るのでしょうか。

★★★ Excellent!!!

主人公は負けています。
負けて負けてぼっこぼこです。
立っているのがやっと、リングの床しか見えません。
そんな話だっけ。たぶん。

昼休み、テレビで昔の同級生が売れっ子俳優となって
インタビューに答えています。
スターですな。お星さま。
遠い世界の人。
でもそこまでたどりつくにはいろいろあったみたい。

記憶と、インタビューと、目の前の現実と
対比が鮮やかですな。

★★★ Excellent!!!

 なんて言うか、説明が非常に難しいのですが、これは先入観なして読んで頂きたい作品です。
 短い物語なのですが、内容は濃密。そして自分の人生について考えさせられる、そんな深い味わいの小説です。

 「今」の自分の現状に満足できていない人は、この小説を是非読んで頂きたい。自分も「負けてられない」と前向きになれる、そんな素晴らしいお話です!

★★★ Excellent!!!

 他人の一部だけをみて自分とは違うから。と相手の努力や苦労を考えることもなく嫉妬してしまう主人公。
 成功した同級生のインタビューをみて、知らなかった相手の苦労を知り、考え方を変えた彼の人生はこれから輝くものになっていくのだろうなと思いました。
 少し考え方を変えるだけで生き方はまるで違うものになっていくのでしょう。私も長月さんを見習って苦しいこともごっこ遊びに変えていきたいと思わされるお話でした。