耽にして美。

 人が神になる、というか厳密に言えば違うんだけど、人をもとにして生まれた神たちの物語。そして耽美。なんていうんでしょうかね、こういうのもブロマンスって言うんでしょうか。登場人物そんなに若くはないけれど。神、というものに対する本作品の捉え方は、そんなに斬新というわけではないかもしれませんが、しかし一つの鋭利な切り口がはっきりと示されていて、かなり良かったと思います。