じっとりと。耳朶を打ち、肌に伝わる。至上の言の葉で綴られた追憶の物語ー

一言、名作。読むべしと思い筆をとりました。

情緒あるホテル・ピシナムに勤める男性。不思議な少女Rとパイプを介した奇妙な手紙でのやりとりを通じて心を通わせていく過程が仕組みとして秀逸である上、巧みな文章力により聴こえないはずの微かな音、作中にすら回想にしか出ない潮騒の感触が艶かしくも読者を虜にしてしまう。
というか、、、私は虜になりました 汗

小説大賞最終選考に残られたとの事ですが、納得の名作です。

じっとりと。耳朶を打ち、肌に伝わる。至上の言の葉で綴られたあの日への追憶の物語ー不思議で感動的な体験を是非、他の皆様とも共有出来れば幸いです。