「世界」は何人にも侵されない。だから別れることは、辛く悲しい。

涼やかな情景の中で繰り広げられる会話は、すべてが別れに収束する。有限な時間の中で、私たち人間はなぜその流れに抗いたいと願ってしまうのだろう。叙情SFの高嶺たる本作、要刮目!