あとがき
くしやきです。
今作『彼女の恋人はうちのベッドで寝てる』のご拝読ありがとうございます。
そういえばあとがいてなかったなと思い立ったのであとがきです。あとがく(動詞)。
じつはこれは次作である『親友を脅して好きにしようと思う』の執筆終了後に記しています。あとすぎるあとがきです。しかもそっちはそっちであとがき書いてます。読んでね。
書き終えてみると長くなったのでおしながきます。
1:作品誕生秘話?(飛ばしてください)
2:ふりかえり(読まなくてもいいです)
3:これから(興味ないと思います)
4:さいごに(皆様への感謝の言葉です。なんどもいらねえよという方は読まなくてもいいかも)
さてあとがきです。
あとがきというからには作品の経緯なんかを振り返ってみようかなと思います。
今作『彼女の恋人はうちのベッドで寝てる』はそもそも筆者の息抜きとして始まりました。皆さんもふと、ドロドロ大学生百合が読みたいなと思うことはあると思います。
そして勢いで第一話を執筆して、ドロドロ百合が見たいという欲求を自給自足できてちょっと満足。なにか淫靡な気配を匂わせるだけでもいいかなと思っているうちに続きが書きたくなった次第です。
実はもともと公表するつもりはなかったのですが、顔も知らぬとあるお方に言われてぽんっと公表して、したからには完結させようとしている間に次作まで生まれました。
ドロドロ百合シリーズは全五作品になる予定さえあります。短編とは(哲学)。(※追記:全六作品になりました)(※追追記:ストーリーをもっとよくできそうな気がするのでいずれ別ルートが始まる予定です)
まあのんびり書いていきます。
そんな裏話よりも読者の皆様はきっと作品のことを語った方がいいかなと思い付いたので頑張って語ってみます。
さっそくですが、主人公である“しい”のため息の気持ちが、皆様には伝わったでしょうか。
今作では、なるべく彼女の感情を形容する分かりやすい言葉(怒る、悲しい、つらたん、ぺこ、エモいetc…)を使わない、といいな!くらいの気持ちでわさわさ書いてみました。じっくりこってり一人称視点でうじうじ思い悩んでほしいなあというくらいの軽い気持ちです。案外これが大変で、筆者もこいつなに考えてんのマジでと頭を悩ませることになりましたが。
ため息にはいくつもの感情があります。
喜び、悲しみ、つらたん、ただただ感嘆して、それとも意味もなく。
たとえば胸が詰まったのなら吐き出せないそれは溜まって、吐き出すそれはため息です。なんだか感嘆しているようですよね。
たとえば胸がいっぱいになったのなら当然胸の中でも特に大きな肺はみちみちでしょう、吐き出すそれはため息です。外のものを取りこむ重要な器官である口と繋がっているくらいですし、なんだか幸せなものをたくさん吸い込めそうですね。これを歓喜とでも呼びましょう。
そんな風に、なるべく〇〇のため息と単純に表現しないようにしました。先述の通りけっこうガバいので普通にやってる可能性は高いですが、まあなるべく。そうすると、あるいはだれかにとっては『僕の胸を満たすのはいつだって後悔さ』みたいな違う意味となる可能性があります。言葉を尽くすほど意味があいまいになってしまうという筆者の低文章力を逆用すれば、彼女の気持ちは彼女にとってさえ捉え方は無数にあるのかもしれません。
彼女のため息の気持ちは、皆様には伝わったでしょうか。
といっても筆者の中には、まあだいたいこういう感覚だ、というイメージがあります。そりゃね。別にそれは伝わらなくてもいいかもですが。けれどそれに従って彼女を描いたというのは間違いないので、よかったら探してみてください。感想で伝えてくれたら返信します、とかステマ(ステマ)をぶち込もうかと思ったけどやめますね。
ため息の話はこれくらいにします。
あと気になるのは風船でしょうか。
彼女の感情や思い出の具体物みたいな。膨らんだ思いは萎むものだよねっていう。でもそれだけで、別に消えたりはしない。それでいいやって、彼女は思いたいようです。肺との関連性はありそうでなさそうであるかもしれないしないかもしれない。少なくとも、筆者の中ではため息から派生しているのは間違いないですが。
あとは伝えたい小ネタというかなんというか。
距離とか秒速に関してはそれとなく納得してほしい気持ち。「秒速9.3mの電波が最近流行りのアイドルソングになって部屋に飛び込んでくる」とか個人的に今作でトップクラスに好きな文章。まあ深い意味はないんですけど。なんかおしゃれやん。比較対象筆者なのでレベルは低いんですけど。憧れてるんですよ。おしゃれな文章。
あと割合に関して『こいつ小学生の算数もできてなくね?』とか『え、君もしかしてめっちゃ褒めてる?』とかさらっと読んで気が付くものなんでしょうか。
第四話のやつ、伝える気が本気でないやつです。伝わったらアウトみたいなとこある。第三話で初体験に燃えるサクノ、第五話ではそれが終わってしばらくした後。つまり第四話は時系列的にはその間で、敢えて書くようなイベントって何があるんだろう。とっても気になるなあ()。実はなろうさんの方だと投稿可能文字数が200以上なので、蛇足的に文章を盛っています。そっちの方が状況はつかめやすそうですが、カクヨムさんの方が元々やりたかったやつ。なぜかって?自己満足以外の理由があるかね。次作でもやっちゃったもんだからもしかしてシリーズ通してやんなきゃいけないのこれ……?とか戦々恐々。
マスターの上がドクターとか。大学生っぽさを捻出ために入れたけどこれあんま面白くな、いや皆まで言っても誰も救われない。やめよう。
暗闇の中のピーチローズ。マイクへの口づけ。この辺りは結構彼女の歪みが出ている気がした。気のせいだったかも。
あと多分さすがにここで言う必要はないですが、『は』と『と』とか。上手いこと言ったと思ってる。次では上手くできなくてリベンジに燃える筆者です。
なげえ(唐突な正気)。
聞かれたら答えます。答えたい気持ちはあるんだ。いつだって小説家は設定をぶちまけたい気持ちと戦っているってばっちゃとばっちゃがいってた。まあ僕の胸の中に秘められ続けることになるのでしょうが。
強引に話を打ち切って今後のことです。
(※追記:今後のことは過去になったので消去しました。時の進みに追いつけない筆者です)
さて最後に、改めて皆様への感謝をお伝えさせていただいて締めくくりとさせていただきます。
僕以外の需要あんのかこれ、という気持ちとともにドキドキしながら投稿したどろどろ百合ですが、案外読んでいただいて嬉しい限りです。感無量です。
単発で終わってしまうはずだった彼女たちの物語を終わりまで書こうと思えたのは、僕のつたない文章にお付き合いいただいた皆さまのおかげです。彼女らをもっと魅力的に描けるように、もっとどろどろ百合百合するようにとこれからも精進してまいります。
どうぞこれからも彼女たちのことをよろしく見守ってくださいませ。
本当に、ありがとうございました。
感想くれ(突然の発狂)。
以上です。
くしやき。
彼女の恋人はうちのベッドで寝てる くしやき @skewers
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます