本当に怖い! 怖いけれど……

田舎の旧家が行う古くから伝わる風習である「厨子の祝宴」
儀式を執り行うために、母の実家に戻った主人公志摩。

その慣習が破られたことによって起こる、数々の怪奇現象。
十数年ぶりに再会した遠縁、奏斗との恋愛模様。

主人公たちを襲う怪異が、本当に怖くて怖くて……。
そして、厨子の祝宴が行われるようになった経緯が、おぞましくも悲しい。
それなのに、志摩と奏斗の二人の関係が、ちょっとずつ近づいていく様子がまたほのぼのとしてしまうのです。

まさに、ホラーとラブが楽しめる逸品です!

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