こんなご時世だからこそ、こんなデートがしたい

 稲子ちゃんの可愛らしさと、鮎彦さんの可愛らしさ(男性にそう言うと怒られますが)にときめかされつつ癒されました。

 一番好きな話は、第2話です。
 安芸宮島へ行くのですが、✕✕に驚く稲子ちゃんにときめき、✕✕✕✕ネタをスルーされる鮎彦さんにときめき、稲子ちゃんのさりげないフォローにときめき、宮島の景色にときめきました。

 このふたりには、「愛してる」なんて誰でも知ってる言葉なんて必要なくて。ただただ、ふたりのやりとりの細部から互いを思いやり慈しみあっているのが感じられて、何度読んでも心が温かくなるのを感じさせられます。

 いつか日本三景を見てみたい、そう思わされる作品です。