感性の高い人が書かれた街歩きモノです

これは地方都市や街歩きが大好きな方が書かれたお話ですね。各地の描写が細かいことはもちろん、仙台であえてロフトという都市スポットを入れてくるあたり実体験に基づいておられるのかなぁと。
おじさんと若い娘さんというカップルという羨ましくなる二人ですが、相互にボケツッコミを繰り返したり、稲子のほうが精神面は大人だったり、読んでいて楽しかったです。
さりげない「ナショナル」とか「太川陽介の旅番組」が平成の時代を生きてきた読者には琴線に触れました。