美しく穏やかな自然と人々にくるまれた小さな痛み

夏休みの終わりにSNSで知り合ったフォロワーさんに会いに行く、四国のとある田舎町へ……わくわくしないわけがない。
美しい景色とゆったりした時間、優しく穏やかな人々──けれども物語はそれで終わらない。

こばるとさんの気持ちに色々と想像を掻き立てられます。

高い筆力に先導されてするすると読み進めた先に待っていたのは、衝撃の展開でありながらも、胸に溶け込むようにすんなりと腑に落ちる展開。
日曜の朝、思わず涙が溢れました。

初夏~夏の終わりにぴったりな物語です。強くお勧めします。