メガネに！
主人公がメガネになって驚きました。

そして、彼女を助けるシーンは
期待を裏切らない感じで
思わずにやけてしまいました。

その後も期待を裏切らない展開です。
ふんわりした読後感に浸れると思います。

二人が物理的に激突した結果、入れ替わってしまうというのは古典的なシチュエーションですが、主人公の春田少年はなぜかクラスメイトの美少女、夕原さんの眼鏡になってしまいます。この状況がまず面白い（特に眼鏡愛用者・愛好家にとっては）。
この開幕と高校生のラブコメという言葉に惹かれた方は、きっと本作を楽しめます。

眼鏡がどうやってラブコメするんだ!?　という疑問はじょじょに解けていきます。伏線の張り方がまた見事なんです。
鈍くさいと言われてしまうけれど、誰よりも男気のある春田君の活躍を是非ご覧ください。もちろん、青春ラブコメも。

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（155文字）

普通ではない体験は物語ならではのもの。それでも不思議部分は別としてこの物語のような青春の甘酸っぱい体験をしたことがある方はいらっしゃるはず。いや、不思議部分も含めて体験された方がいるかも？そういう恵まれた人は、勝手に青春の日の甘酸っぱい思い出に浸ってください。そんなウラヤマ体験微塵もなかった私は主人公たちに世の中そんなに甘くはないのだぞ！チクショウ！とか、ひそかに思ったりしています。

男子高校生が、突然クラスメイトの女子の眼鏡になったら？
見たい物や見えちゃ困る物が全部見える！
ぶっ飛んだ発想で、ずっと腹を抱えて笑いました。

意識のない男子を目覚めさせるためのシーン、悶絶します。