いつまでも監視なんてさせないから!
- ★★★ Excellent!!!
子供のころからずっと主人公を監視し、あれこれと口出しする「毒親」である母。
家を出たら逃れられると思ったのに、行く先行く先に現れる母親が不気味で、主人公でなくとも逃げ出したくなります。
息の詰まる日々を送っていたら、耐えられなくなるのも当たり前。主人公の行動は至極真っ当だと思って読んでいたら、そこには意外な事実が待っていた。
主人公に裏切られたように感じるとともに、母の行動にも納得させられます。
本当に怖いのは……?
予想外の展開に戦慄がはしることでしょう。
短編だからこその見事なオチです。