1週間の恋をテーマにした、儚くも切ない物語です。文芸の素晴らしさが濃縮されています。どうしてだか、涙腺にきます。恋とは、愛とは一体なにか。その形のない心の動き。人間特有の不完全で不明確で非効率的な感情。そこにこそ、尊さや価値を見出す我々人間は、なんと素晴らしい生き物なんでしょう。……そう思わせてくれる、素晴らしい掌編です。みなさまもぜひ。
前後が書かれていないので、読者に想像する部分が多く、読後に心地よい余韻を残してもらえました。桜や花火などの描写も素敵で、目に浮かぶようです。綺麗でそして儚げなお話。お勧めです。