恋愛にはどうも消極的な主人公。
自己肯定感があまりに低いヒロイン。
片想いを思い切りこじらせている主人公の友人。
さらに彼らを取り巻くキャラクターたちがまた個性的にこじらせてます。
さて、このメンバーで始まるラブコメですが、当然このスタートからして波乱万丈です。
でも彼らには強力な武器があります。
それはもうピュアなのです。一途なのです。一生懸命なのです。
だからこそ、その関わりの中でコメディーが生まれますし、応援したくなる気持ちが生まれます。
この物語の面白いところは、様々なキャラクターの視点で物語が語られていくところ。群像劇という奴ですね。
それぞれのキャラクターが個性的で、考え方も様々、そのあたりが実にうまく楽しく物語を彩ります。
ふたりをかき回すお邪魔キャラさえもまた魅力的!
まぁいろいろとイベント、事件も起こりますが、主人公とヒロインの関係性は一直線です。
ヒロインのちょっとずれたような可愛さもあり、男性読者も女性読者も安心して楽しめるのもポイント。
とにかく面白く、甘酸っぱい恋模様が洪水のように押し寄せます。
是非読んでみてください!
訳あって恋に臆病な男性と、恋愛未経験の女性。そんな2人がひょんなことから近づいて、じりじりじわじわと恋を育んでいくお話なのですが……
仕事はテキパキこなせるのに、相手を思うが故に恋の一歩は踏み出せず。これがまた、じれったくて最高なのです。身悶え必至、くねくねしながら読みました。
2人を取り巻く人間関係もまた見どころ。個性豊かな人物達がそれぞれに悩みを抱え、隠れて涙を流しつつ、頑張って「立派な社会人」やってます。
そんな彼らも、互いを純粋に思いあう2人の姿に導かれるように、自分を見つめ直し向き合って、変化していく。
不器用で愛おしい「僕たち」の、恋の行く末を見守ってみませんか?
読み終える頃には、まるで生まれ変わったみたいに心が浄化されているかもしれません。
学生が主人公のラブコメは星の数ほどありますが、こちらは社会人の男性が主人公のラブコメ!
学生ものとは一味違う舞台設定で、読んでいて新鮮でした☆
社会人が主人公なのですが、主人公もヒロインも恋に奥手なキャラなので、かなりピュアな恋を育んでいきます。
なので、どなたでも楽しく読める内容です。
見どころとしては、主人公の周りの人達の恋愛模様を追うのも楽しいと思います。主人公やヒロインに影響を受けながら、恋が終わったり、始まったり、恋愛観が変わったり。なかなか味わい深かったです!
ちなみに私は、酒井さんが好きでした☆
恋に臆病になってしまった男子と、初心で奥手な女子との出逢い。
普通なら出逢いにはならなかったかもしれず、出逢っても進展しないかもしれなかった二人の恋は、ゆっくりだけど少しずつ、小さな一歩を踏み出していきます。
時にはありったけの勇気を出して。時には温かな周囲の人たちに力をもらって。
キャラクターひとりひとりに細やかな目を向ける、作者の優しさが伝わってくるようです。
日常の中での小さな発見、繊細な感情のひとつひとつを積み上げて、「じんさん」と「里桜」の二人の恋はたくさんの幸せを読者に届けてくれます。
主役二人以外の男女たちも。個人的に、当初嫌われ役だった酒井さんにスポットが当たったのが嬉しかったです♬
大人だけど、不器用で。
お色気描写はないけれどじんわりと心温まる、優しいラブコメ。
男女の恋にゆったり癒されてみたい方にお薦めです♡
ピュアな恋愛なんて、とうの昔に忘れてしまったというのに、読み進めるほど羨ましさが込み上げ「あの頃に戻りたい」と妄想してしまう。汚れちまった心を綺麗に洗い流してくれるかのような、爽やかで眩しい主人公たちの恋愛にドはまりする読者も多いと思う。
奥手な者同士がくっつくのは、ともかく周りのフォローが無いと成就しないもの。作者さまの素晴らしいところは、その周りのキャストたちを上手く使いこなして主人公の恋愛をフォローするだけでなく、己の恋愛まで面倒みてしまうマルチな筆力と言えよう。
恋は始まったばかり。
ここから始まるラブストーリーも、続けて追いかけてみたくなる作品です☆
過去の出来事のせいで、ちょっぴり恋に臆病になっていた柿崎さんは、同じ会社に勤める里桜に恋をする。里桜さんも彼女なりに様々な事情があって……。
スローペースで進んでいくふたりの恋模様は、焦ったいのにドキドキしてしまいます。
ふたりの心が、恋をすることで一歩ずつ成長していく過程がとてつもなく愛おしいのです。思わず「頑張れ」と応援したくなるのです。
柿崎さんと里桜さんを取り巻く人達の恋も、なんとも不器用でもどかしいっ!
でも、彼らも柿崎さんと里桜さんの恋によって少しずつ動き出していきます。
あなたも共感する登場人物がきっといるはず。恋に臆病になっている皆様、キュン不足の皆様におすすめしたい作品です。
異性との出会いは割かし多けれど、恋愛には消極的な会社員の柿崎臣さん。そんな彼ですが、実は最近気になる人が。
それは同じ職場の朝比奈里桜さん。大人しくて控え目な子ですけど、コロコロ変わる表情や仕草がとても可愛く、臣さんは徐々に彼女に惹かれていくわけです。
そうして始まるオフィスラブ。だけど大人の恋なのに、下手な青春ラブよりピュアなのですよ!
天然でふわふわした雰囲気の朝比奈さんと、そんな彼女との距離感を大事にしつつも日に日に好きな気持ちが大きくなっていく臣さん。
二人ともピュア。すっごくピュアです!
甘酸っぱい香り漂う胸キュンオフィスラブを、ご堪能ください。
柿崎臣は、二十六歳の会社員。二十六ともなると恋愛経験の一つや二つあるわけですが、今のところそういったことには消極的。だけど、気になる人はいるのです。
その気になる人というのが、同じ会社に勤める朝比奈里桜。しかし彼女の場合、柿崎君に輪をかけて恋愛には消極的。というより、まだまだ恋を知る手前といった感じでしょうか。
そんな二人を主軸に話が進むわけですが、これではもちろん、テンポよく恋が進展するはずがありません。焦れったいほどにゆっくりで、手探りでお互いを知っていくもどかしさ。しかしそれがマイナスかというとそうではありません。むしろその焦れったさ、もどかしさがいいのです。
ふとしたことで距離が縮まる度に、相手のことを知る度に、自分の中の気持ちが揺れ動く。それがまるで幼き日の初恋かと思うくらいにピュアピュアで、読んでいるこっちまでドキドキが、そして読み進めるのが止まりません。
しかも、このメイン二人以外にも重要人物の恋が書かれるのですが、こちらもこちらで目が離せません。本当に結ばれるか、結ばれるとしたら誰と誰か? そういった意味のドキドキでは、メイン二人以上かも。
恋する楽しさ。好きな人がいるという幸せを、これでもかというくらいに真っ直ぐに書かれた恋物語です。