あとがき。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本作、読んでいただいた皆さんにはお分かりの通り、枠組み自体は『学校の庭でのんびりしていた令嬢が殿下に声をかけられるお話』です。
最初に決めていたのは、それを「嬉しい」とは思えない令嬢が主人公という一点だけ。
あとはキャラクターに好きに動いてもらった感じでした。
主人公のナタリーは、自覚の無いモテっ子です。
そんな彼女の所に殿下がわざわざクッキーを奪おうとやってきた真意は、一体何なのか。
そして、イアンがしていた影の奮闘の意味。
それらを彼が最後に零した「ちょっと色々鈍感過ぎるよ」という言葉から察してくださるとありがたいなぁと思っています。
イアン、王族相手に結構頑張っています。
それは彼の決め台詞(?)「クッキーならもう無いけど」からもう一度読み返して見てもらえると、多分よく分かってもらえるんじゃ無いかなぁと思います。
時間あるし、読み直してあげてもいいよという方はこちらから。
↓
第二話 もう無いけど
https://kakuyomu.jp/works/16816452221501738305/episodes/16816700426138899318
※本ページの下の方に決め台詞が来ています。
さて。
本作ですが、蓋を開けて見てみれば、どうにか回避しようと画策する所は『効率主義な令嬢』シリーズに。
後半のちょっとぽややんな勘違いは『素っ頓狂』に。
それぞれ作風が似ています。
(両方とも作者の過去作の省略呼称です)
これはもう作者の好みの問題なのだと思います。
ですからもし「作者の他作品もちょっと覗いてみようかなぁ。でもどれから読むか悩むんだけど……」という方がいらっしゃれば、これらをお勧め致します。
【長文を腰を据えて読みたい方向け】
●『効率主義な令嬢』シリーズ
https://kakuyomu.jp/users/yasaibatake/collections/16816452219420574143
【今日中に短編を読み切りたい方】
●『素っ頓狂』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054934426637
この他にも、もっと少ない文字数の異世界系短編もありますので、そちらをご希望の方は、以下リンクから飛んでください。
一覧画面で文字数が確認できますので、一つのご参考に。
↓
https://kakuyomu.jp/users/yasaibatake/collections/16816452219453121991
という訳で、夏休みシーズンをお家で楽しむ良い子諸君。
まだ雨風やら色々諸々が落ち着かない時期ですが、楽しく小説を読んで過ごしましょう。
俺様殿下はお呼びでない。 〜「殿下に食べていただけるなんて光栄です!」なんて、言うわけないでしょ!〜 野菜ばたけ『転生令嬢アリス~』2巻発売中 @yasaibatake
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