もしも詠んだ短歌が現実になったなら……。
- ★★★ Excellent!!!
高校二年生の主人公は、同級生の女子にある告白をされます。
――「私にとって短歌は、神様と約束する方法なんです」
短歌と神様がなぜ結びつくのか。
短歌を詠んだということは、打ち消すのではなく現実にするため。
作った短歌が言霊となり未来で現実になる。
そのようなことはあるはずがないと思われましたが、短歌は現実を作り替え、それを目の当たりにし、恐怖すら覚えます。
果たして言霊で、そのような不思議なことを起こすことができるのか。
神より授かりし不思議な能力。
それは本当に神なのか悪なのか。
非現実的な内容と設定に、作者様の世界観に引き込まれます。