キャラクターも魅力的で面白かったです。

5人の弟子たちが、それぞれの師匠(5人の賢者)の遺志を継いで悪を倒すというお話。文章もストーリーの展開もよかったです。キャラクターも魅力的でした。



ここからネタバレ含みます。


ひとつ気になったのは、5人の弟子は、人間とは違う異種族の血を引いていて、人間に差別されたりする描写があります。それはそれで、お話としてかまわないのですが、世界を救い、少なからず尊敬を集めたであろう5賢者が、その状況を改善できず、弟子が人種差別されているという状況がひっかかりました。

これは私の勝手な意見ですが、それなら物語は5賢者から始まり、差別に抗いながらも邪龍を封印する。名誉勲章や晩さん会が開かれ、受け入れられる。その後、封印が解け師匠が命を落とす・・・5人の弟子が集まって真に討ち果たす、という流れの方が良かったかなと思いました。勝手なことを言ってすみません。

お話はとても面白かったです。