誰かの生き様を否定するのは簡単で、肯定するにはエネルギーを要する。真っ直ぐ見詰めて切り取る視点は、優しいといえば陳腐で、愛といえばありふれている。この作者の物語には誰かのささくれを穏やかに包む力がある。癒されるとはレビュー投稿者の語彙力不足だが、余韻に浸るお時間があるなら、ぜひ。
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