異世界にて暇な吸血鬼と、過労死寸前の俺は人生を交換する。

　俺は、小峰太一。２２歳。　

　新卒の社会人。新しくできた小さなバイクメーカーの設計、組み立てなどの仕事に関わっている。仕事がうまく行かず、毎日毎日叱責と残業の嵐。

　それに加え、今朝趣味で１０年ほどやっていた<どうぶつの林>のデータが吹き飛んで、パーになっちまった。

　もうやめて！！　俺の体力はとっくにゼロよ！！

　疲れ切った俺はビルの屋上に上り、このクソみたいな現実にサヨナラしようとする。だが、その時、天から声が聞こえて来た。

　まあ、なんやかんやあって、天の声の正体、暇すぎると嘆く異世界のロリ吸血鬼と人生を交換することに。

　これは、美少女吸血鬼キリエとなった俺が、廃村寸前の獣人村を豊かにするために、吸血鬼の無限体力と底なしの魔力を全力活用して色々と頑張っちゃう物語。

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