美しい旋律で綴られるのは醜い独りよがりなココロ

主人公や幼馴染の心情がとても丁寧に描かれています。
それと風景の描写が相まってまるで映画のワンシーンを見ているような気持ちになりました。

主人公はちょっと弱いだけのごく普通の男の子、冒頭の破局に向かって彼がじわじわと追い詰められていく様子は読んでいて心を抉られるような痛みを伴います。

綺麗じゃない、むしろ醜い心が美しい言葉で綴られる作品です。



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