主人公が人としての一生を終えた後、一途に待ち続けていた狐さまが待っていてくれる。幻想的な筆致で描かれる黄泉のむこうの恋物語。異世界へと誘う文章だと思います。すてきです。
自分が純文学向きなのかエンタメ向きなのかわからなくて右往左往している商業作家一年生。SF書いてみたいと思い始めて幾星霜。
たった3000文字で私の心はこの黄泉のキツネさまに持っていかれました。ああ、すごい物語でした。冒頭から来る美し過ぎる情景描写の数々。そこからこの世ではないかもしれない、そんな雰囲気が醸し出され…続きを読む
もっと見る