未来知識と外海政策で成り上がるマイナー武将

タイムスリップ転生で戦国のマイナー武将の全盛期で記憶を取り戻した木村古清が自分の知る知識を使って成り上がる戦国物語です。
自分の領土を守りながら海を使って上に下にと富を蓄え力をつけていくという話で、全盛期の織田信長を軽く超える力を持つ事になります。
ちゃんとどうやって進出していくのか、どうハッタリを行って相手がどう考えたのかというのがハッキリ書かれていて、とても面白かったです。
しかし何故か徳川が出てくるとこの辺りが濁ってしまっているのが残念かなと思います。
ゲームでやってるとイージーモードで進めて行くとレベル20くらいだった敵が途中で難易度変更でレベル100になってたくらいの違和感があります。
ゲームの世界の話だというのならわかるのですが、これは史実逸脱系戦国史話であるはずで、パワーバランスが崩れたからと補正する神のような存在が居てはおかしいわけなのですが、これが不自然に行われてて違和感が強烈です。
バトル物は接戦である方が血沸き肉躍ると言われますが、それはレベル100vsレベル100というルールバランスがあったり相手が強かったりした場合だと私は思います。
ストラテジー的に見ても、リアル的に見てもこの濁りが酷く、そこだけがかなり残念だなと感じました、最初の路線で行っていたならこれほどの物は無いと思っていただけに残念なところです。

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