児童文学ということは、最も読者が多いエンターテイメントということ。

 このお話は児童文学です。
 児童文学とは、子供が楽しめるお話です。ですが子供だけの物ではありません。

 大人のためのものでもあります。
 ハリー・ポッターシリーズは、図書館では児童図書のコーナーにあります。
 つまりはそういうことです。

 児童文学とは、子供騙しではないのです。
 すべての人が、その素敵な物語に騙されて夢中になってしまう、最高のエンターテイメントなのです。


 主人公のことはは小学生です。小学生なのですが、ちょっと信じられないくらいの過酷な運命を背負わされてしまいます。

 でも、明るく前向きです。そしてとても正しい。正しくあろうとする女の子です。
 そして、そんなことはを愛する周りの人たちは、どこまでも、優しく暖かい。

 ことはが、何故こんなにも、正しく良い子に育ったのか、とてもとても説得力がある描写です。

 素晴らしいです。

 繰り返しとなりますが、児童文学とは、子供騙しではないのです。
 最も読者が多いエンターテイメントということです。

 すばらしいです。本当にすばらしいです。
 本当に素晴らしくて私は今、このレビューを泣きながら書いています。

 作者様には、ただただ感謝しかありません。ありがとうございます。


 願わくば、図書館に置いて欲しい作品です。
 あ、死神じゃ無い普通の方でお願いいたします。

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