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  • 第352話 歪む月 3への応援コメント

    おおお…いつ来るのかと思っていましたが、とうとう来ました…。
    エシューの異質性。

    特別能力の秀でた人達が多く集まっている中でも、群を抜いて異質だったエシューの能力。
    もしかしたら秘密が…とずっと思っていました。
    チート能力があるような物語ではないですし、主人公の秘密がラスト近くで明かされるのは定番ですから、もし秘密があるのならそろそろでは??…と思っていたのですよね…。でも、まさかジャダナフと関わりがあったとは思いませんでした。
    嫌な予感しかしませんな…(汗)。

    あ、無理してコメント入れてません(二話ほど泣きそうでしたが)。
    逆に、抑えております。
    気持ちのままに書くと、だだーーーーーっ……と無駄に長いコメントを入れてしまいそうなのです(苦笑)。自粛中ですよ…。

    あ、ザラーネフ将、やっぱり大好きです!!

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    これまでさんざん「異質」「異能」と触れてきたエシュー。やはり何もないはずはなく…彼には秘密がありました。
    拙作は流行りに則った類の作風じゃありません。当然、チートもありはしないのですが、やんわりとでも気付いて貰える様、エシューを際立った存在にしつつ、行き過ぎない様にしなければならなかったので、加減に苦労しました。後半になるにつれ、幸まる様の言う「曲芸技」が増えていたのは、そうした理由です。
    エシューの過去は、ジャダナフと強い関わりがあります。次話で明かされる彼の真相を、どうか楽しんでいただけると嬉しいばかりです。

    そして、無理をしていないとの言葉、更には抑えているとのお話…本当に安堵しましたし、素直に嬉しくて、ありがたいです。
    たまにはだだーーっ…というのも見せていただきたい気持ちはありますけど、厳しい修練の末にコメントを短くする術を習得した私からしたら(笑)、抑える気持ちも凄く分かります。
    何であれ、苛烈な展開が続く今、この物語を楽しんでいただく事は、以前よりも凄く大切です。この先も続けて読み進めていただけると本当にありがたいです!

    最後になりましたが、ザラーネフを変わらず推していただき、本当にありがとうございます。なかなか心休まらない物語なだけに、登場人物に思いを寄せていただけるのは本当に感無量です。

  • 第351話 歪む月 2への応援コメント

    最初のくだりで、心折れかけました…。

    エランドの怒り描写は嬉しい。
    バロエフ将が、ガウロの異変に気付いたのも救いでしょうか。

    今の状況に、我慢ならんとキレかけのレギアーリ。
    さすがに落ち着いてられないか…と、ちょっぴり可愛気を見せた御大でしたが、ああ、とうとう六災を前に我に返ってしまった…。
    フクロウ団の運命や如何に…。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいですが…。
    結構、無理してコメント付けて下さってませんか?勿論、いただけるだけで凄く励みになるんですけど…「一番のファンだ」というありがたい言葉は絶対に忘れませんので、しんどい展開で書けそうにない時はどうかお休み下さいね?

    エランド、そしてバロエフ。戦場に在る者達が続々とガウロの異変に気付きつつあります。とは言え、彼から放たれる呪いに呑まれた兵士の数は多く…彼らの力で打開する事は果たして可能でしょうか。

    そして怒りに我を忘れていたレギアーリ。六災の存在に気付き、正気を取り戻してしまいました。冷静になってこそ彼本来の恐ろしさが発露する気もするのですが…果たしてフクロウ団の運命はどう揺さぶられるのでしょうか。余裕のある時で構いません、続きを読み進めていただけるとありがたいです!

  • 第350話 歪む月 1への応援コメント

    深い悲しみ。
    まずはダズナルフ将の無惨な姿、そしてそれに縋るザラーネフ将に、ただ悲しい。
    そして次は怒り。
    ガウロ将、決して嫌いにはなれない登場人物です。
    それでも、怒り。
    ここで歯を砕き肉を噛んでも動かなければならなかったのは、エシューではなくガウロ将だったはず!

    シュナイゼンの『身を焦がす無念』は、ガウロを呪うことで果たされたのでしょう。
    しかも喪失の穴は、悲しみでなくガウロ自身の後悔に埋められたのだ。これではダズナルフ将こそ無念に囚われてしまうよ…。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    十将の心の支えとも言えるべき老将の喪失。彼の背を追ってきたザラーネフにとって、この事実は耐え難いものでした。絶えず抱え続けた後悔は呪いと化し、ガウロは再び我を失ってしまっています。

    迷い踠く彼をそれでも「嫌いになれない」と仰っていただき、私が赦されたような心持ちです。ですがこれも仰る通り、ここで歯を食い縛り、立ち上がるべきは本来ガウロです。
    強く在りたいと願いながらも、理想と現実に躓く…繊細さと弱さから呑まれた彼の顛末を、どうかしかと見届けていただけると嬉しいです。

    既に看破されていますが、シュナイゼンの無念はガウロに対する怨嗟でした。彼を戦場に釘付けにする為、深淵から舞い戻り、呪いをかけています。伝播していくシュナイゼンの遺志はどの様に物語を動かすのか…続きを読み進めていただけると、本当にありがたいです!

  • ひょっこりコメント失礼します。
    今日は好きなエピソードをいくつか、遡って読ませて頂いております。
    好きなエピソード、たくさんあるのですけれどもね!ニールワス戦をもう一度読みたくて!

    私の推し、ザラーネフ将の「腹減った」を読んで和みました(笑)。
    でも、叔父にそっくり…。そうか、彼はいつかダズナルフ将みたいになるのかなぁ…。

    ……本当は最新話にコメントを書きたかったのですが、何度か開いて、遡ってしまいました。
    あ、でも読まない選択肢はないので、コメント入れない時があってもご心配(?)なく!

    作者からの返信

    連日のひょっこりコメント、ありがとうございます!凄く嬉しいのは勿論ですが…好きなエピソードを遡ってお読みいただけるだなんて、二重の喜びです。明日何か悪い事が…は、今日は抑えておきますね(笑)

    ニールワス防衛戦は、私も気に入っているエピソードのひとつです。十将に本格的に命を吹き込めたお話でしたし、理想通りに存在感をきちんと表せた形でした。加えて、この物語では唯一と言って良い勝ち戦(と定義しています)ですしね。

    ザラーネフとビレフですが、いわゆる「登場人物が勝手に動く」という稀有な例です。冒頭の会話などは大して考えずにスルスルかわされていきました。
    そんなザラーネフがダズナルフに似ていると感じていただけるのは、なんだかちょっと不思議ですが、本当に嬉しくもあります。

    最新話周辺はメンタルに来ますからね…(お前が言うな、ですが)。
    コメントは本当に無理のない範囲でお願いしたいです。あれだけ過酷な展開をお読みいただけるだけで、心底ありがたいばかりです。

    続きを読み進めていただきつつ、また不意のひょっこり、ちょっとだけ期待してますね!ありがとうございました!

  • ひょっこりコメント失礼します。
    今読み返すと、ガウロ将の愛国心とレギアーリに対する積年の想いがここに溢れていますよね…。

    いえ、次話が読みたかったのです。あの二人の場面が見たくて。コメントも。でも次話には以前既にコメントを書いておりまして…。

    最新話、衝撃的すぎて、コメント入れられませんでした。最後の一文…、いや、まだ望みを捨てたくないのです…。
    ああ、支離滅裂かな…。ごめんなさい。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいですし…最新話があの展開です、きっと気を遣わせてしまいましたね…本当に申し訳ありません。

    民衆を前にしたここでのガウロの演説は、嘘偽りのない彼の本心です。酷く頑なで強く…故に、この宿願に囚われてしまう事が悲劇の始まりとも言えます。
    次話は私も非常に大切にしている、二人だけで心の内を明かす場面です。ここでの語らいがなければ、今の関係もきっとなかったはずです。

    最新話では強い衝撃を与える事になるだろうな…と、幸まる様からのコメントは諦めていました。ですので、こうしてやり取りしていただけるだけで、ありがたいばかりです。
    望みに添えるかどうか…ここは口を閉じざるを得ないのですが、必要な展開のひとつです。無理にとは言いませんが、どうか心に余裕がある時で構いません、続きを読み進めていただけるとありがたいです。


  • 編集済

    ジアロフ将の場面が最初に来て、思わず将の最後をもう一回読みに返ってしまいました…。泣ける。
    ビレフ将のところも読み返したい…。

    若い二人が先に欠け、ガウロ将の心が刻まれていく様が見えるようで、とても苦しいです。
    勿論、シュナイゼンの声は、本人の怨恨の念であるのでしょう。しかし、その声によって、ガウロ将は自らの内に押しやっている後悔と罪悪感を引き出されているように見えます。
    自分で自分を傷付ける形。痛い…。
    でもこの決戦にガウロ将はなくてはならない存在で、誰が助け手となるのか…。

    ここでダズナルフ将の奮闘。
    とっっても格好良いのですが、……もし彼がここで倒れたら?と思うと、ガウロ将が更に危うくなりそうで怖い展開です。

    シュナイゼンに一言物申す!
    「『思い入れのある者の死は受け入れ難い』とでも言うつもりか?」
    わーん!読み手は皆そうだぞーっ!(←読み手代表の叫び)
    ダズナルフ将、どうか死なないで…(泣)。


    最初のジアロフ将のくだり、二箇所ほど別の将の名前になっているようです。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    ジアロフの最期に再度想いを馳せて下さってありがとうございます。目立った言動は少なかったですが、バイプレーヤー枠としては結構気に入っていた人物なので、注目していただけただけでも、ほんとうに感無量です。

    仰る通り、ガウロが心の憶測に押しやっている強い後悔や罪悪感をシュナイゼンは容赦なく突いています。
    不向きな非道に手を染めていただけに、ガウロに付いた傷は深く、皆に吐露したところで容易に消えてしまうものではありませんでした。ですが…ここも仰る通り、この戦にはガウロの存在が欠かせず、救いが必要なのは明白です。暗がりにいる彼の手を引いて導くのは誰なのでしょうか。

    これまで、年長者故の精神的支柱として存在感を示してきたダズナルフですが、ここでようやく歴戦の将としての本領発揮です。格好良いと言っていただき、嬉しいのは勿論、ちょっとホッとしてもいます。
    彼が支える人間の中には、勿論ガウロも含まれます。もし彼の身に何かがあった場合、大きく変調をきたすのは目に見えています。
    読み手代表としてシュナイゼンに物申していただいた想い、クスリとしながらも心底嬉しくて堪りません。「長い物語になるし、登場人物には思い入れのひとつも生まれて欲しいなぁ」と、概要欄に記していたほど、登場人物に思い入れが出来る事は誉れな話です。
    ダズナルフの命運はどんな顛末を迎えるのでしょうか…この先も続けて読み進めていただけると、本当にありがたいです!

    編集済

  • 編集済

    エシューの試みは、想像した通りの効果を表したようです。しかし私の気持ちはエランドに寄っているので、成功したことが嬉しくもあり悔しくもあり…という複雑な心境ですね。
    勿論、物語的には成功してくれないと、大惨事になるのですけれども!(笑)

    皆の奮闘があって、とうとう御大を地上に落としました!(落としたわけではありませんが、ここは気持ちとして(笑))
    しかし、地上に降りたら降りたで、もー……。
    ちょっと脱線しますが、作者様の頭の中では、この惨状はどの様に描かれているのでしょう。
    この物語に限らずですが、私は割と想像して読んでいると血なまぐさい部分は気分が悪くなってしまい、長く浸れないのですが…。書いている時は浸らないと書けませんよね?そうでもないのでしょうか??

    ともあれ、この状況で前に出たダズナルフ将。
    ああ、誰も亡くならないでと思っていますが、やはり特に好きな登場人物が危険な場面に登場すると……。
    次話が怖い!!

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    エシューの狙い通り、レギアーリは彼に固執するあまり、その隙を他から突かれる形になりました。上手く進んでしまった事で、幸まる様が寄り添って下さっているエランドも、思いは非常に複雑です。まぁ…仰る通り、上手くいかなければ、ここで物語は終わってしまうのですけれど(笑)

    エシューの活躍に留まらず、十将達の尽力が重なった結果、レギアーリは地上に降り立ちました。しかし残念ながら、暴虐に歯止めがかかる事はありません。
    脱線していただいた惨状描写の件ですが、勿論、私も感情を入れ込んでしまうと、なかなか重く…執筆直後には疲弊してしまいます。「それは等しく訪れる」周辺は今でも覚えているのですが、一方的な蹂躙を長く書いた為か、結構引きずってしまい…相当にきつかったです。
    なので、今は努めて感情を遠くに置く様にしています。シミュレーションゲームの様に、遠間からぼんやり眺めている感覚…とでも言えば分かりますかね。何にせよ、生死を取り扱う物語である以上、避けられない部分でもあるので、やっぱりここは今後も試行錯誤を繰り返していくんだと思っています。

    地上に降り立ったレギアーリを迎え撃つのは老将ダズナルフです。彼と御大(←これ、結構偉そうで気に入っています(笑)の交戦はどの様に帰結するのでしょうか…この先も、続けて読み進めていただけると本当にありがたいです!


  • 編集済

    エランドが溜め息をついた時、私も「あ~あ…」と言ってしまいました。
    エシューはやっぱりエシューです…。

    でもやっぱり辛いなぁ…。
    もちろん必要な心構えと準備です。しかし同様に、生命を守るための努力と決意も表してくれないと、エランドも…たとえ口に出さなくてもマリーだって辛いと思いますね…。

    それにしても、またここで曲芸技!(笑)「虫の理」なんて!
    いやぁ、よくこんなこと思いつきますね、作者様…。感嘆です。

    十将への想いを連ねるバロエフ将。
    これはある意味、作者様の想いも映し出していますよね。
    前話コメント返信で取捨選択が難しいようなことを書かれておりましたが、ごもっともだと思います。読む方だけでもこれだけ思い入れがあるのに、ずっと頭の片隅を占めている物語(ですよね?)、何もかも詰め込みたくなりますって…。
    もー、私もコメント書くのに取捨選択が難しい…。あれもこれも書きたくなるんですって…(泣)。

    ああ、脱線した…。
    バロエフ将、生き残ってガウロを思いっきり叱ってくれー!

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    相変わらず自らを顧みない頑ななエシュー。ここ、幸まる様をがっかりさせてしまうのだろうな…と思ってもいたんです。きっとエランドと美味しいお酒が飲めますね(笑)
    目的に向けての執念、成し遂げる為の研鑽や思索はエシューがもっとも得意とする…と言いますか、そもそも備わっている気質なのかもしれません。反面、自身の命をどうしても大切には思えていない様子でもあります。
    仰る通り、どうにも呑み込めないエランドは勿論、マリーにも当然思うところはあるのですが…今後の展開を楽しみにしていただけると嬉しいです。

    そして、私の創作の悩みにまで寄り添っていただけるだなんて…感謝の何かしらを送りつけたい気持ちでいっぱいです…。
    物語が後半に進むにつれ、取捨選択がとにかく難しくなるんです。幸まる様を始め長編を書き上げた皆様、良く上手くまとめられましたね…なぁーんにも考えずに「第二王子~」を拝読していた自分を投げ飛ばしてやりたいです。
    更にコメントの取捨選択、凄く分かります!お休みに入っておられる御作、どこを切り取って書こうか、いやあっちも良いしこっちも捨て難い…で、毎度さんざん迷ってます(笑)

    という訳で…脱線して下さったお陰で、長々とやり取り出来てホクホクしています(笑)
    バロエフは悲願通りに生き残れるのか、続きを読み進めていただけるとありがたいです!

    編集済
  • 格下の相手としてすら認識していない、小さき者達。
    そんな者から決して小さくない傷を与えられれば、そりゃあ気に入らないでしょうね、御大。恐ろしや…。

    タイトルからも想像出来ますが、十将がそれぞれに抱えた想いや覚悟が強く浮き彫りになりますね。
    エンデ将の次は、バロエフ将の生命が懸けられるのか…。
    ……翡翠がぁ(泣)。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    やんわりと相手をしてやっていたにも関わらず、自慢の角まで破壊され…レギアーリにしては面白くない事づくめです。文字通りの激昂によって、この先どれほど暴れてしまうのでしょうか。

    既に見抜かれてしまっていますが、この一連では十将の背負う覚悟に焦点を当てています。書き表したい思いは山積しているのですが、全てを書くと、どうしても間延びした展開になってしまう為(既に今で想定の二倍以上です)、現在のたうち回りながら絶賛取捨選択中です。頭が破裂しそうです(笑)

    バロエフの確固たる決意は、果たしてレギアーリに通じるのでしょうか。彼を背にする翡翠の運命も含め、どうかこの先も読み進めていただけるとありがたいです!


  • 編集済

    エンデーーッ!(泣)

    ……これでコメントを閉じようかと思った程でしたが、深呼吸しました(笑)。
    魔法以外には興味がない、そういう書かれ方をしてきた彼女でしたが、ガウロ将が昏い想いに囚われていた頃の様子で、彼女は彼女なりの熱い心を持っていそうだと思っていました。
    それをここで出されると…泣けちゃいます…。
    エンデ将、そしてラグァニフ将、セアレン将の魂と想いで一矢報いた瞬間。
    お見事!

    因みに、『深紅の光芒と黄金の光条が…』この辺り、痺れますね!
    こういう格好良い文言を書いてみたいものです…。(←語彙が足りない)

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいですし…コメントしづらい展開の中、つくづく感謝ばかりです。

    実際、魔法以外にはさして興味のなかったエンデでしたが、魔軍南征から聖戦までの一連で他の十将の死に触れ、同時にガウロの暗躍を知った事で、価値観を大きく変えてきました。
    根底にあったものは変わらず父と夫の復讐でしたが、悲願が叶わないと分かった時、最期に多くの命を守る事を選べたのは、その変化の際たる部分です。
    彼女の熱さにはどこかで触れなければ…と思いながらも、結局ここまで引き延ばしてしまう形になってしまいました。エンデは構成要素が少しばかり多かったので、なかなか難しい人物でもあったのですが、渾身の一矢を褒めていただけて、本当に嬉しいです。

    そして、恰好良い文言と言っていただけて、心底ホッとしています。この数か月、レギアーリとの戦闘を長く書き続けているので、どうにか飽きてしまわない様に、なけなしの語彙に鞭を入れたり甘いモノを与えたりと奮闘して貰った甲斐がありました(笑)

    また一人、十将が欠けてしまいました。激戦の行く末、少しでもハラハラしながら読み進めていただけると、本当にありがたいです!

    編集済
  • 何とか凌いでいるようでも、防戦一方で消耗ばかりの人間達。
    いくら頑張っても、圧倒的な差に見えます。
    この状況を変えるには、それこそ想像もしていなかったような何かが、必要不可欠な気がしますが…。

    エンデ、命を懸けて動くのか……。
     

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    仰る通り、たった一匹ですが絶大な力を有するレギアーリを前に、人間は防戦を余儀なくされています。
    攻め手も思う様にはいかず、消耗も著しい中、打開策はあるのでしょうか。

    全てを焼き尽くす熱線である、レギアーリの「嘲笑」。一刻の猶予もない中、エンデが全てを賭して対峙します。辛く厳しい戦いが続いていますが、続きを読み進めていただけるとありがたいです!

  • いやぁ、やはりドラマティックな演出だと思いますね、レジアナとウィルヴのエピソード。

    前回コメント返信で『落胆した』とあったので、とうとう私はぶっ飛び解釈をして困らせたのかと思いましたが(笑)。
    閉じ込めてきた想いから言葉を紡ぐウィルヴ、立上がって戦っても涙を止められないレジアナ、復活の姐さんを見て三人の仲間を思い浮かべるネネイ。
    いや、もうドラマティックでしょう!
    まあ、作者様的には、もっとこうしたかったんだ〜!という、理想に沿えない現実…みたいな想いがあるのかもしれませんね。

    ローギンダール将までここで復活とは!さすがに驚きました!
    でもあの死は辛く悲しかったので、ここで『我ら死者の出番は既に終わっている』という、彼らしい言葉を聞けたのは嬉しかったです。

    シュナイゼンの最期は、少しは浮かばれた…と思って良いのでしょうか。
    彼等は今度こそ、囚われていた想いから解放されたのかな…?

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    そして前回、あらぬ誤解を冒頭で与えてしまい、本当に申し訳ありませんでした…猛省しています。
    幸まる様がぶっ飛んだ解釈をする日がもし来るとするなら、それはきっと、物語の展開自体がカシオペア座の方向にでも狂走した時に違いありません。そういう日が来ない様、気を付けていきます。

    そしてドラマティックと重ねての評価、心底心強いです…。正直、前話を書いてからずっと引っ掛かり続けていたんですけど、ようやく「これはこれで今の自分の力量範囲」と、どうにか飲み込める様になりました。いつも拙作に寄り添い続けて下さり、ありがたいばかりです。

    ここではどうしても、謀略に散ったローギンダールを登場させないわけにはいきませんでした。無念と矜持なら、彼も相当に抱えていたはずですからね。
    老将と二度の対峙を経て最期を迎えたシュナイゼン。果たして彼ら暗殺者は浮かばれたのでしょうか…。死の淵から舞い戻る契機となる彼らの無念とは一体何なのか、この先も続けて読み進めていただけるとありがたいです!

  • 繋がったー!
    互いに伝えたくて、知りたくて堪らなかったはずの想いが。ようやくここで。
    涙、涙。
    どれほど苦しくても生きてきた意味があったよ、姐さん…(泣)。

    スロデア海軍のエピソードが、このレジアナとウィルヴの繋がりに大きく活きた、素晴らしい構成だと思いました。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです…けど、結構落胆しています…。

    既にお察しいただいている通り、このエピソードを書きたいが為の海軍でもあり、暗殺者でもあり、もっと言えば、その為の屍術だったんです。
    その気負いが良くなかったんでしょうね…描写や展開といったありとあらゆる部分が上手くいかず、久しぶりに七転八倒する羽目になりました。単純に辛かったです。

    殊、会話には相当時間を割く形になり…先のエピソードを書いていても、度々戻っては直しを繰り返しました。結局、更新の直前まで手直しを続けましたが、今でもこの形で良かったのかは分かりません。
    死の向こう側からの言葉をもし聞けるとするのなら、私個人としては、凄くシンプルなもので構わないと思っています。ですが、もう少し良い形での表し方はなかったのか、もっとふさわしい文言もあったんじゃないか…今でも明確な答えは出ずじまいです。
    …まぁ…聞けるだけで羨ましい話ではあるのですけれど。

    幸まる様に慰めていただき、少しばかり気持ちは楽になりました。ですが、自分の未熟さも良く分かるエピソードでもありました。
    本当に、いつも飽きずにお付き合いいただき、ありがとうございます。これからも精進していきますので、どうか続きを読み進めていただけるとありがたいです!


  • 編集済

    『もう 休ませて』
    「もう嫌」とかじゃないところが、彼女の心身疲弊を現していて切ない…。

    なんというドラマティック展開!
    そうか、ここにきてレジアナ姐さんとウィルヴの絆が描かれることになるのですね。
    彼は使役されるもの、確かにそういうイメージでしたが、考えてみれば彼こそ死人として蘇ってもおかしくない亡くなり方をしているのですよね…。
    彼が残している想い、それはもう!!
    ……期待して良いですよねっ!?

    死闘描写は相変わらず圧巻です。
    あんまり想像すると気分悪くなりそうなので(←褒めてます)、ちょっと意識を遠くに置いて読みました(笑)。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    転移と連戦を繰り返しながらも、少なくない人間をまとめ続けるレジアナ…遂に屍術の闇に囚われてしまいました。彼女の心の内に想いを馳せていただき、苦しさが伝わった様でじんわり感動しています。

    ドラマティックな展開…とまで仰っていただくと、恥ずかしくてなんだか痒くなってしまうのですが(笑)、これまでレジアナの戦闘手段のひとつでもある、心の拠り所のウィルヴに焦点が当たります。
    仰る通り、思いの一切を口にせず処刑された彼だからこそ、生前の矜持を遺してもいるはずです。先の展開が果たしてご期待に添えるかどうか…あぁもう、うっかり話してしまいそうです!(笑)

    そしてお察しいただいている通り、苛酷で容赦ない戦闘描写を敢えて続けています。意図を汲んでいただけてありがたい反面、読む方によっては好まない描写もあるので…意識は遠巻きに、且つ細目でお読みいただくのを推奨します(笑)
    この先も激戦が続きます。同時に展開する登場人物達の行く末や動向も気にしていただきつつ、この先も続けて読み進めていただけるとありがたいです!

    編集済
  • こんにちは。
    未だ読了時の衝撃が冷めやらぬ海軍の皆さまのエピソードが、ここに繋がってくるとは。脱帽いたします。
    シュナイゼンと海軍の皆さまとでは遺された想いが少し違うので、そう簡単にはいかないとは思いますが、彼の想いにも早く決着が訪れることを祈ってやみません。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    海軍のエピソードでは、佐々木様にコメントをいただけた事で、書き表し方の指針が間違っていなかった事が実感出来、本当に安堵していました。
    「生きている者、死んでしまった者、死後に遺されるそれぞれの想いの果て」は、この物語を通してどうしても書きたいテーマですが、海軍達とシュナイゼン達には、後者を大きく担って貰っています。脱帽いただけて、本当に嬉しいばかりです。

    仰る通り、シュナイゼン達と海軍では、抱えている思いが違います。死して尚突き動かされる彼らに、安寧の死は訪れるのでしょうか…続きを読み進めていただけると本当にありがたいです!

  • まずは前回コメントのドゥガーレイ将について…。先走って大変申し訳ありませんでしたっ!(汗)
    もー、今話ものすごく頑張ってるのに、大天使(泣)。

    エシューが登場したことで、ものすごく楽しそうに見える御大(王者レギアーリでも良いですが)、いかに人間との戦いが退屈だったか分かります。
    正直慄きますね。

    スロデア海軍の時もそうでしたが、死した後も囚われている死者たちの想いが、ただただ辛く虚しいですね…。
    戦って勝利しても、もう報われることはない。彼らを安らかに眠らせることは出来ないのでしょうか。
    レジアナも引き摺られそうで、不安ですね…。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    ドゥガーレイの大天使、今回大活躍です。いつ誰が落命するか分からない混戦を心掛けて書き進めていますので、おかしな物言いになってしまいますが、幸まる様が早とちりして下さった事で、少しは上手く進められているのかな…と、ちょっと安堵した次第です。

    エシューを心待ちにしていた王者レギアーリ(新たな呼称、ありがとうございます(笑)。慄いていただいたご期待に添える程度には、…いや、もうちょっといくかもしれませんが、大暴れの予定です。

    死後、生前の思いを遺した死人達。以前は結果的に味方となったスロデア海軍でしたが、今回は決して相いれないシュナイゼンとその指揮下です。そして仰る通り、彼らが勝ったとしても報われる事は決してありません。
    報われる事のない想いを抱えた彼らを、果たして安らかに眠らせる事が出来るのか…屍術を扱うレジアナにも、その影響は避けられそうにありません。続けて読み進めていただけるとありがたいです!

    編集済
  • ああ…とうとう十将が欠け始めてしまった…。

    遠距離からの様子見でなく、ガチンコ対決となれば、戦死者が出ることは覚悟していましたが、一話に二人。辛い。
    しかし、言ってしまえば、名も知らぬ多くの人々が既に亡くなっているのですから、ここだけ悲しむのも申し訳ない話ですよね…。
    ドゥガーレイ将とジアロフ将の覚悟、見届けました。二人と多くの兵達の冥福を祈ります。
    そして、ザラーネフの血の滲む決意は、格好良いです。

    しかし、それとは別に…。
    御大…尾の攻撃、金の双眸…部分描写だけなのに、格好良いな…(泣)。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    続く激戦の中、遂に十将から戦死者が出てしまいました。仰る通り、直接対峙しているからには命を賭けざるを得ません。将兵達も含め、この先も失われていく命が増えていくのは明らかです。
    だからこそ命を尽くして戦い抜く覚悟を、ザラーネフのみならず十将全員が胸に抱いています。その決意を格好良いと言っていただけて、本当にありがたいです。

    …ですが…ここで「申し訳ありません」がひとつあります。ドゥガーレイはまだ死んでいません。
    聖戦でのガスラン同様、彼の命がある限り、提燈は大天使を形作るのですが…もう少し説明が必要でしたね、反省点です。
    この先の彼の奮闘にも、どうかご注目いただけると嬉しいばかりです。

    そして御大(←すっかり慣れてきました(笑)の描写に心を動かしていただき、重ねて感謝です。
    本来なら憎むべき敵がこうして愛されるのは、苛烈な戦闘描写を続ける今、かなり安堵できますね…ありがとうございます。

    まだまだ予断を許さない交戦が続きます。この先も続けて読み進めていただけるとありがたいです!

    編集済
  • ウェーゼルおじいさん……。
    アクマが先に分かってくれていたら。
    力を使いたくなかった、力を持つものの苦悩を感じました。
    大きなウェーゼルおじいさん。
    素敵なお話です。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    おとぎ話や昔話の多くは、教訓めいた主軸を柔らかく包んだものが多いですよね。上手く言えないんですけど、読み終わった後、ちょっと心に残る…とでも言いますか。

    そういう読後感を目指して、このエピソードでは切り口を変えて頑張ってみた次第です。素敵なお話と言っていただけて、本当に嬉しいです。何でもやってみるもんですね、本当に。

    またお時間がある時にでも、是非続きを読み進めていただけるとありがたいです!

  • 気になったので、コメントする前に遡って色々読んできました。

    『自覚のない屍術』と言われていますが、ネネイ自身が、屍術を学ぶことなく無意識に使っているということでしょうか。
    それとも姉自身が、妹を想うあまり死にきれず、死霊となって側にいた?
    遡って読んでみても、ネネイの屍術に関してはまだまだ謎が多いですね。これから明かされるのかな??

    レジアナ姐さんが前よりちょっと浮上して見えるのは、デルヴァンに舞台が移る前に、フクロウ団の気持ちが改めて一致団結したのでしょうか。
    その辺りも回想とかで出るのかな…?

    とうとうレギアーリが地上へ。
    戦いは更に過酷になるのか…!

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    そして、いつもながらの丁寧な読み込み…本当に嬉しいばかりです。シュナイゼンの言葉からご推察いただいた、その両方が正解です。
    「死した者を操る」という意味合いでは彼女は屍術士ではあるのですが、姉の意志が尊重されるという点、彼女自身が望む形ではないという点で、一般の屍術士とは一線を画した存在として描いています。以前、ダンサラスが見立てた「お前のそれは既に出来上がっている」という言葉は、ここに繋がります。…それにしても、分かりづらかったですよね。ここはもう少し時間を割く必要があった様に思えます。
    何故この形にしたのかは…追々分かっていただける予定です。楽しみにしていただけるとありがたいです。

    レジアナはデルヴァンに転移する前に少し持ち直しています。これについてもこの後ちょっとだけ触れますが…相変わらずの鋭さです。このまま脱帽し続けると、そろそろ脱ぐ帽子がなくなってしまうかもしれません(笑)

    上空から突撃したレギアーリ。戦場がふたつに分かれる中、混乱していく戦局が何をもたらすのか…続きを読み進めていただけるとありがたいです!

  • 容赦なく放たれた言葉に、ガウロ将は動けず…。確かに『違う光明を…』とは、どちら側から見ても、あまりに都合の良すぎる言葉です。
    しかも今、ガウロ将は今まで見せなかった力の数々を出してきていますからね。それを使えば、あの時の状況は変えられたのではないか…という怨みもプラスされそうです。

    でも、どれほど後悔しても謝罪しても、もう過去は戻りません。だからこそ、先の為だけでなくシュナイゼンの為にも、どんなに自分勝手で惨めでもガウロ将には潰されて欲しくないですね。
    そうでないと本当の無駄死にになってしまうわ…。

    ネネイのお姉ちゃん!
    ここに来てドンと登場!??

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    まさかの邂逅を果たしてしまったガウロとシュナイゼン。後ろ暗い自身の行いを改めて言及され、呆然自失です。
    仰る通り、思わず口走った「違う光明」は非常に都合の良い言葉です。周囲に恵まれ、十将とのわだかまりも解けかけている今を光明と捉えています。
    一方で、別の手法を見いだせないまま、怒りと失意のままに落命していったシュナイゼン。ここでは両者の間にある、絶対に交わり得ない隔絶した思いを書いています。

    そして…思わず目頭が熱くなってしまいました。過去は確かに取り戻せませんが、…そうですよね。シュナイゼンを始めとする、自身の謀によって奪ってしまった命にも、ガウロは誠実に向き合わなくてはいけませんよね。
    果たしてガウロはこの戦を無事に潜り抜ける事が出来るのか…今後の彼の運命やネネイの姉の登場も含め、続きを読み進めていただけると本当にありがたいです!

  • 第335話 身命を賭して 7への応援コメント

    シュナイゼンの退場は、随分あっけないなと思っていましたが、やはりあれじゃあ真の退場とはいきませんでしたね。
    無念と怨みの想いが強すぎて、死人となって帰って来たということでしょうか…。
    心の均衡を取り戻しつつあったガウロ将には、死人とはいえ彼の登場は、間違いなく心揺さぶられるものになるでしょう…。いや、死人だからこそ、ですね。
    避けて通れない過去の過ちとはいえ、このタイミングか…、厳しい!

    しかし、それはそれとして、前半部分は大いにニヤけました(笑)。
    バンダールとアレート、+ペギル。いいな~。
    褒めてスロデア兵を育てるルベル、良い上司!(笑)
    そしてエルフ兄弟!!
    もー私を悶え殺す気か…(←放っておいて大丈夫です)。
    最高です。生きて帰り、その練習風景覗かせてください…(泣)。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    シュナイゼンはここでの再登場が予め決まっていたので、敢えての淡白な退場でしたが…「やはり」と既に見抜かれていたとは。まだまだ丹念に伏線を隠す必要がありそうです(笑)

    過去の過ちを背負いながらも、この先を生きようとするガウロの前に現れた彼。当然、心を平穏になど保てるはずがありません。ここが至宝の正念場となるのでしょうか…仰る通り、避けて通れないここをどう乗り越えるのか、注目していただけると嬉しいばかりです。

    そして…過酷な描写がどうしても続く中、癒しを求めた結果が前半の皆のやり取りです。
    ハンダール親子(笑)とアレートはもう私の中では癒し枠代表、ルベルにもここで彼の大器の片鱗を現して貰いました。
    短い会話をかわすクーゼルクとルフェッドのやり取りは、ずっと私が書きたかった場面でもあります。放っておいて大丈夫とは言われましたが、悶えていただけたのなら感無量ですね、本当に。

    過酷な戦闘や展開、まだまだ続きます。お気持ちに余裕のある時で構いません、どうか続けて読み進めていただけるとありがたいです!

  • 第334話 身命を賭して 6への応援コメント

    エシューの異質さが際立った回ですね。

    三倍速は時間魔法に関係しているのだろうと思っていましたが、魔法の付与された状態を自力で作る…って、何だそれ…(恐)。
    言うほど簡単な事ではありません。
    そして、援軍として各領を回ってから、レギアーリの下へ…。
    これも尋常ではありません。

    『どの様な状況でも躊躇いなく力を尽くしたい』
    エシューの特異性は、目的に向けて、異常なまでに自分を追い込むことにあるのではないかと思います。
    潰れずにそれを行うことは、身体的なことよりも、むしろ超人的な精神力が必要のようにも。

    幼い頃の刷り込みがそうさせた部分は大きいのでしょうが、やはりその心が揺れる時を考えると、怖いです…。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    このお話では、殆どを費やしてエシューにスポットを当てています。既にお察しの通り、エシューの特異な部分を浮き彫りにする為です。

    魔法の効果を体現してみせたり、各領を援軍として回ったり…本人は至って普通と考えている様ですが、他を知らないが故の迷いのなさでもあり、経験の不足からくるひたむきさとも言えます。
    だからこそ、仰る様に、超人的にやれていた諸々を精神的に負担に感じてしまった時、そこにほつれてしまう脆さが隠れ潜んでいるのかもしれません。

    果たしてエシューの心は、激戦が続く中、このまま強靭であり続けられるのでしょうか。どうか続きを読み進めていただけるとありがたいです!


  • 編集済

    増えましたね!レギアーリのお休みも成長した姿を想像させてくれて後々の再会が楽しみだったのですが、これはまた……。
    嬉しいです!

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、すごく嬉しいです!

    仰る通り、ここでドラゴン追加です。物語の展開上、登場させる必要があったのですが、結果的にレギアーリの長期休暇を補う形になった様なので、嬉しいと言っていただけて何よりです。

    このドラゴンはまたレギアーリとは全く違った側面を持っている上に、ちょっと性格に難があるのですが…暇なお時間を見つけて、続きを読み進めていただけるとありがたいです!


  • 編集済

    第333話 身命を賭して 5への応援コメント

    キターーッ!!
    来ましたよ、ついにフクロウ団が!
    登場の仕方がカッコエエェー!
    (こほん)
    登場の仕方が非常に格好良かった!
    『初めはたった一点、掌ほど。』
    ここでゾワッとしましたね!
    そこから、傭兵達の生き様を語りつつの、ラインズの祈りのような一言。
    で、姐さんの締めの一言まで。
    最高に良い流れ、良い演出であったと思います。

    これ以前の、ダズナルフ将とガウロ将の胸熱が吹っ飛びましたもん(コラ)。
    …いえ、この二人はこの二人で最高でした。
    もうね、蘇りしデルヴァンの至宝は心強いですし、ダズナルフ将の真っ直ぐに熱い様は、私には堪らないです。
    ここから戦いは更に激化するのでしょうけれど、今はとにかく胸熱です。ふぅ…。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    厳しい交戦が続くデルヴァンに、ようやく登場のフクロウ団です。
    満を持して現れて貰うので、描写には非常に悩みまして…何度か推敲を重ねたのですが、カッコエエと取り乱していただき(笑)、そして良い演出とお褒めいただき、本当に安堵しています。

    本来の自身を取り戻したガウロ、変わらず一本気のダズナルフ。二人を最高と言っていただけた事も凄く嬉しいです。
    良く幸まる様から熱量をお褒めいただくのですが…既にご存知の通り、私は基本的にネガティブなので(笑)、創作の中だけでも熱量高くいたいんです。その思いをいつもきちんと汲んでいただけて、本当に励みになります。

    混戦が長く続いています。読むのもちょっと疲れるかもしれませんが、どうかこの先も続けて読み進めていただけるとありがたいです!

  • 第332話 身命を賭して 4への応援コメント

    『そう思っているのだろうな』
    この一言で、おおお…となりました。
    人間の渾身の防御も、御大にとってはあくび一つの評価ですよ…。

    やはりフクロウ団が六災を持って駆けつけてからが本番となるのでしょうか。
    それに、そう、肝心のエシューがいませんからね…。

    前話で、「レギアーリがいるのに、エシューは自分が行くのではなくザラーネフ将に行かせるのか??」と思ったのですが、これはまあ、物語的に言えば大きく落とすために主人公はギリギリの場面で対峙なのかな…(妄想)、と覚悟を決めた次第です(笑)。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、すごく嬉しいです!

    凄まじい攻勢の前に、必死の奮闘を見せるデルヴァン軍。それさえも、レギアーリには退屈しのぎにもまっていない様子です。
    高い魔力を持った魔具も未だ見つからず、待っている剣士も現れない…彼にしてみれば確かに暇は潰せないのかもしれませんね。欠伸もやむなしといったところでしょうか。

    前話でのエシューの動き、目ざとく気付いていただけて嬉しいです。これにもきちんと理由があるのですが、創作上の展開としては仰る通り、主人公は後から登場…という狙いもあります。
    何にせよ、覚悟をお決めいただいた様で安堵しています。苛烈な展開がいよいよそこまで来ています…それでも、どうか続けて読み進めていただけるとありがたいです!

  • 第331話 身命を賭して 3への応援コメント

    『常人の三倍程度の速さで淡々とこなしていく』
    淡々と…。淡々と、ね…。
    いやいやいや!
    同じ人間と思えないという言葉が出ましたが、正しくその通りですね。
    その戦いぶりや!エシュー、恐ろしく格好良いですよ!
    どんな物語でも、“勇者”扱いされる者はそういうものかもしれません。
    ……でも中身は人間のそれなのですよね。
    その猛攻は心強くもありますが、どこで彼が心を揺らすことになるのかと心配もあります。

    そしてとうとう御大が動き出しました!
    凌いでも凌いでも…じわじわ伸し掛かる圧力が読んでいて息苦しいです。でもこれが見たかったという思いもあり、ちょっと複雑な心境です…。

    あ、今日は色々コメント散らかしてしまったので、返信急がなくて大丈夫ですから…(すみません(笑))。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます!いくつもコメントをいただけるのは本当に嬉しいですねー…ちょっとジーンとしています。

    常人離れした奮闘ぶりを見せるエシュー。三倍の速度についてはこの後言及する場面があるかとは思いますが、勇者…とまではいかないまでも、まさしく主人公ならではの活躍です。
    そして…看破されてる気がしなくもないのですが(笑)、魔物に対しては無敵を誇るエシューも、行く末は既に決まっています。彼を歪めるものは一体何なのでしょうか。

    追い討ちをかけて、レギアーリもいよいよ動き出した様子です。ご期待に沿える息苦しさになっている様で(?)ひと安心ですが…予断を許さない状況が続くのか、この先も続けて読み進めていただけるとありがたいです!

    あ、返信急いでいませんので!ただちょっと嬉しくてフワフワしてはいますけど!(笑)

  • 第24話 大陸歴851年への応援コメント

    本当だ、行間の見直しが…と思っていたら!
    いやだ!
    こんな所にまだ♡押してないところがあるじゃありませんか!ポチッとな。(笑)

    エシューが若くてかわいい…。
    そしてクーゼルクの独白、感慨深いですね。

    作者からの返信

    続けてのコメントありがとうございます、これもまた凄く嬉しくて恥ずかしいです!(笑)

    行間の見直しについては近況ノートにてお話させていただくとして…「ポチっとな」が変換候補に出てきて驚いています。この言葉、そんなに市民権得てるんですね(笑)

    この頃のエシューは、まだまだ少年から青年への過渡期です。対人に不器用な様子を心がけながら書いていたのが懐かしいですね。
    そしてこちらも、ゴリゴリに病んでいるクーゼルクですね。もうだいぶ終盤に近づいていますし、そろそろ解禁かな…と、こちらでも裏話です。
    この時点では、クーゼルクは呪われる事こそ決まっていましたが、何かによって解かれるか、それとも呪われたまま非業の死を遂げるか…の二択で考えていました。物語の展開次第で考えようかな…と、計画性のなさが滲み出てますね(笑)
    彼の路線が決まったきっかけは、エズベルムで登場させたネルエスです。今となっては、クーゼルクを救った彼に本当に感謝しています。

    二人を含めたフクロウ団は、未だに最新話に現れてはいません。果たしてどのタイミングでどう助力するのか…この先も続けて読み進めていただけるとありがたいです!

  • 第23話 神の兜 2への応援コメント

    ひょっこりコメント失礼いたします。

    前話の若々しい御大にうっとりしつつの、改めてこの一話。
    バロエフ将とガウロ将が肩を並べて語り合っているではありませんか…。最新話の更に先を思うと、ちょっと祈りたい気持ちになりました。

    作者からの返信

    先ずは…この様な序盤も序盤にコメント、ありがとうございます!凄く嬉しくて、…ちょっとだけ恥ずかしかったりもしますね。自分で読み返しても拙いですしね、この辺り(泣)

    そして、しっかりレギアーリの若い頃をお読みいただいてからのコメント…流石と言う外ないですね(笑)
    以前にもちらりとお話させていただいたのですが、デルヴァン十将は結構バタバタと作り上げた登場人物達です。
    進行上、予めガウロの役割のみぼんやりと決まっていただけでしたので、この時点ではバロエフがどうなるかはまるで考えていませんでした。
    図らずも今の展開に響く形になっているのは、自分で言うのも何ですが、なんだか不思議なものを感じますね。

    この先、二人を待ち受ける運命にも着目していただきつつ、読み進めていただけるとありがたいです!

  • 第330話 身命を賭して 2への応援コメント

    ふふふ、今話ずっとニヤけ気味に読んでいました。
    善戦続くこともそうですが、とにかく皆が一丸となって前を向く様が熱くてですね。
    もうとっくに知っておられるでしょうが、熱い友情やら固い仲間の絆やらは、私の大好物でして(笑)。

    ガウロ将への引っ掛かりを持つバロエフ将が、仲間の後押しで切り替える部分も。
    地上部隊を鼓舞して笑うザラーネフ将(大好き)も。
    あー楽しいっ!(笑)

    ……ただですね。
    いつ御大が「さてと…」と動くのか、ちょっとドキドキもしております。
    怖い、怖い…。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    幸まる様には堪らない展開になっている様でひと安心ですが(笑)、デルヴァン軍は善戦を見せながらも徐々に集結しつつあります。
    ラナロフを思えばどうしても淀んでしまうバロエフですが…国を揺るがす危機を前にしては、些末な事情などは乗り越えて手を取り合う必要があるはずなので、必然、熱さのある描写になりました。
    一方で、ザラーネフには心強さの象徴として登場して貰いました。またしても大好きと言っていただけて本当に嬉しいのですが…老若男女に分け隔てない彼唯一の弱点が恋愛です。想いを寄せられてオロオロするに違いありません(笑)

    そして仰る通り、いつまでもレギアーリが大人しくしているはずもありません。今の拮抗をいつ気紛れに壊すのか…ヒヤヒヤしながらも続きを読み進めていただけるとありがたいです!

  • 第329話 身命を賭して 1への応援コメント

    タイトル変わって、いよいよ壮絶な場面に向かいそうな予感がしてまいりましたね。
    さあ、とうとう御大登場です!

    今のところ、レギアーリの攻撃を凌いでいる様子。
    しかしこれは、人間の奮闘も勿論ですが、レギアーリがまだ様子見している状態のよう。
    ……憎らしいほど余裕だわ。
    ああ、まだ素直に格好良い〜と言える感じで良かったです(笑)。
    これがいつひっくり返って、ボロボロ犠牲が出始めるのか(出ないわけない)、想像すると恐ろしいですが、とにかく今はレギアーリを愛でておきたいと思います(笑)。

    まだまだ踏ん張ってくれ、バロエフ将!

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    お待たせ致しました(笑)、御大登場です。辛くも彼の猛攻を凌いでいるデルヴァン軍ですが、仰る通り、レギアーリはやはり本気を出していません。それどころか、本腰を入れて向かって来ない人間達に、ややガッカリしています。
    この後、レギアーリが本気を出してしまえば、少なくない犠牲は免れません。苛烈な展開はすぐそこにまで迫っている様にも思えますが…どうか今のうちに、レギアーリを思う存分愛でていただけるとありがたいです(笑)

    気を吐くバロエフの奮闘はどこまで通じるのか、そしてレギアーリの本気は何をもたらすのか…続けて読み進めていただけると、本当にありがたいです!

  • 前話にも少し書きましたが、時間を遡る前に比べて、遡った今はどこか希望を含むような活気が全体に広がっているように思います。

    ドワーフ憎しと復讐に囚われていたジュランの変化然り、宝珠で交わされる十将達の言葉然り。
    切迫する事態の中でも光が失われていない様は、読んでいてワクワクしますね!

    『繰り返す、スワーズは墜ちない!!』
    個人的には、この台詞が熱くて素敵です。戦闘機アニメっぽい(笑)。
    後、最後の一文。
    これぞ待居節!!(失礼に感じたらごめんなさい)
    辛い、苦しい、呑み込めない…、それでもっ!と持ってきてくれるこういう締めの一文が熱くて好きです。

    ……しかしですよ、まだ御大がドーンと本気を出していない状態だと思いますから。どこで危機が訪れるのかと思うと、やっぱりドキドキしてしまいますね。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    改めての開戦となった十将にとって、予期せぬ援軍は嬉しい誤算でした。一方で、七国連盟も、様々な遺恨や思惑を越えての参戦です。
    グラヌの二人や十将達の通信は、これまでの鬱屈とした国家間のしがらみや、依然ひっ迫する戦況といった緊迫の先にある、わずかな希望を書きたかった故の描写でした。なので、ワクワクしていただけて本当に嬉しいです。

    バロエフは生粋の軍人として、いつも言動には注意しています。彼なら「善戦」と報告したくはないだろうな…という試行錯誤の結果、パイロットさながらの発言に繋がりました。彼も空が主戦場ですし、あながち外れてもいませんね、良く考えたら(笑)
    そして、最後の一文を待居節と言っていただけて…恥ずかしいやら嬉しいやら、ヘラヘラしてしまって、どうにも締まりません(笑)
    熱量にかけてはなるべく熱くしようと心掛けているので、評価していただけるのは感無量…なのですが…この一文、追加したつもりが最初の更新で抜けてしまっていたんです。猛省しています…(泣)

    さて…思った通り危惧されていましたが、援軍を前に大きく変化した戦局に、レギアーリはどう襲いかかるのでしょうか。続きを読み進めていただけるとありがたいです!


  • 編集済

    まずは援軍が続々登場で、嬉しい展開です。
    驚き戸惑いつつも、どこか喜びが滲むデルヴァン側の描写も少し緩むところです。

    しかし、しかしですよ、サヴィアーデル将のノロケが全部掻っ攫います(笑)。
    そうね、恋はね、人を変えるからね、ゲルンデルフ君(笑)。
    まあ私も目の前でケスディルス様がエルフ達を鼓舞する様を見れば、腑抜けになる自信はありますけれどもね。

    そんな中でも(?)、アリル軍が抜きん出て目を引く描写でした。
    アリルの精霊使いはシャーマンだ!格好良い〜!

    時間が巻き戻る前と後、どちらも激しい戦闘ですが、その戦いの表現が、随分雰囲気が変わって感じます。やはり意識して書かれているのでしょうか?この辺り、見習いたいところです。

    ……書き忘れるところだった。
    最後のスロデア。ウィーグスとラインズの会話を読みながら、スロデア貴族達に地味に憤りを感じます。
    お前らどこにいる!?この会話を聞け!震えながらでも剣を握れよ!……失礼しました。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    ラインズの呼び掛けに応じた北部七国連盟、続々と参戦です。この事態はデルヴァンにとって寝耳に水ですが、どうあれ助力が得られるのはありがたいばかりです。

    彼ら十将のじわりと喜ぶ様を楽しんでいただけたら…と思っていましたが、サヴィアーデルにやっぱり引っかかっちゃいましたね…(笑)
    実弟のゲルンデルフも戸惑う変貌ぶりを見せる彼女ですが、同様に幸まる様もケスディルスにご執心の様子…「腑抜けになる自信」←これ、なかなかのパワーワードですね(笑)

    アリルは諸島の共和国制というところから着想を飛ばして、精霊使いをシャーマンに仕上げてみました。即気付いて貰えて、絶賛ニヤニヤしています。
    そして、折角援軍が到着したからには…と、時間逆行の前と後では、かなり意識的に描写を変えています。きちんと伝わった様で、ちょっと安堵しています。

    そして今回もまたしっかりとご立腹いただき、本当にありがたくて嬉しいばかりです。幸まる様に何度も叱られる上層部、果たして登場する機会はあるのでしょうか(笑)…続きも読み進めていただけると、本当にありがたいです!

  • 大局観も『理由としてはちと弱いの』とは、なかなか豪気な返答です。
    しかしまあ、自国の多くの生命と命運をかけてでも結束せよと言うのなら、上っ面の建前だけでなく、腹の底まで見せよというのもうなずけます。

    ……ただね、その引き出し方ですよ!
    揃いも揃って、“良く出来るけど理論ばっかりで頭の硬い子の成長をやんわり導く…”みたいなスタンスで!
    くそう、なんだかんだで青臭さをなくさない奴らめ!とニヤニヤしてしまいましたよ(笑)。

    ともあれ、小さき者達の力は少しずつ合わさり始めました。
    これがどううねりを上げ、苦難の真っ只中にあるデルヴァンに向かうのか。
    少し前の、痛くて痛くて…という展開を払拭させるワクワクです!

    あ、ワクワクといえば。
    ラインズー!やればできるじゃな〜い!(←絶対何か言うと思ったでしょう?(笑))
    も〜、側にいてずっと愛でていたい可愛さだ…。
    「も、もう離してくらはい、幸まるたん…」とか言わせたい!(妄想が過ぎる)

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    ラインズとミュゼルが持つ大局観をばっさり切り捨てた各国の統治者達。勿論、西大陸全土を襲う危機を知ってはいましたが、同じ船を漕ぐなら本音を話して貰わねば…と、遠回しに思いを吐露させる展開でした。

    なんだかどうにもスッキリしない物言いに終始してみたり、いつまでも権力にしがみついていたり…現実世界の統治者があまり好ましく思えない事が多いので、せめて自分の物語の中では…と、根底に青臭く熱い思想を持つ者達として書いています。そこをニヤニヤしていただけたのなら、もう何も言う事はありません…本当に嬉しいです。

    小さき者達が力を合わせ、遂にデルヴァンへの助力となって大きくうねり始めました。魔物達との全面衝突は避けられませんが、この勢いがどう戦の風向きを変えていくのか…続きを読み進めていただけるとありがたいです!

    そしてラインズ…幸まる様に褒められてご満悦です。絶対に何か言うと思っていましたが(笑)、ここまで可愛がられるとは…あの…程良いところで解放してあげて下さいね?(笑)

  • これは熱いですね!
    想像していた以上の顔ぶれだ!

    『こうして安寧が訪れているのは喜ばしい話に違いない』
    困難の後に訪れた平穏。
    もちろんそう感じることも嘘ではないでしょうが、漠然とした不安を抱えたまま、現在だけ平穏なら良い訳ではありません。
    かといって、見えている不穏に、一国、一団体、そんなものでどうにかなるわけでなく、国々の団結が確実に必要で。
    …これを促すのがスロデア、というところが大きいですよね。
    デルヴァンに辛酸を舐めさせられた立場のスロデア。しかし、おそらくは一番大局観の重要性を見失っていないのは彼等なのでは?

    続々集結してくる感じがもう堪らないのですけれど、一つだけ悲しいことが…。
    ラインズー!なんで人語をマスターしちゃうかな!? 
    ミュゼルの通訳(失礼)には必要だったのでしょうが…。たどたどしいお喋りはもう聞けないのかー(泣)!?

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    安寧に身を委ねていたレオルフ、突然の訪問は北部七国殆どのお偉方を引き連れたラインズでした。
    仰る通り、今の平穏は極めて一時的なものです。魔物達が何故北を目指したのか、その理由が分からないままでは本当の平穏が来たとは言えないのが現状です。
    大局観を見失っていないと仰っていただけましたが、前の戦からもっとも酷い目に遭わされたスロデアには、少なからず思うところもある様子です。ラインズ達の声掛けに、皆が息を合わせる事はあるのでしょうか。

    そして(笑)、ラインズの喋りは絶対に何かしら言及されると思っていました。彼が本当に人語をマスターしたのかも含めて、この先も読み進めていただけるとありがたいです!

    少し話がずれるのですが…追記の件、喜んでいただけて本当に胸を撫で下ろしています。あまりに「好き」が前面に出過ぎてしまうのもまた良くないだろうな…と、書いてから結構本気で悩んでいましたので(笑)
    幸まる様こそ、ありがたい追記を本当にありがとうございました!またひとつ、書き続けたご褒美が増えた気分です!

  • 迎撃準備が間に合って、各地でまずまずの成果が出ていることにホッとしました。
    魔物毎に対策出来るのは大きいですね。

    戦いの場面での言い回しは、毎度注目点ですが、私的に今話一はここ。
    『イエティ達を紅の舌で嘗め回した』やらしくて痛い想像…。すごくいたぶってる感があって、痛っ!熱っ!てなりました(笑)
    『遅れて裂いた花の様に』
    ここは“咲いた”かも?

    ダズナルフ将とザラーネフ将。
    どちらも好きなので気持ちの入る場面なのですが、何と言っても今回はニールワスのジアロフ将!
    父に思いを馳せるとか、不意に胸を突くのやめて下さい…(泣)。
    レギアーリを睨みつけて石壁を背に立つ老将は、私の中での名場面のひとつなんですって!

    そして、ここでまた胸熱要素!?
    紅い鳩!ナツェルト!
    もしや援軍登場なのか!?
    さあ、ナツェルト一国なのか、それともナツェルトと縁を結んだ(笑)エルフ達も込みか、それともそれとも、フクロウ団も引っくるめてか!?
    次話!次話ー!(落ち着け)

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    ガウロの手によってもたらされた時間逆行のアドバンテージは、各領でしっかりと成果を上げました。新たな魔物に対策を立てられるのは大きい様です。

    些細な戦の描写に注目していただけて、凄く嬉しいです。混戦が続けば続くほどマンネリな表現になってしまいがちなので、どうにか趣向を凝らした甲斐がありました。きっとイエティ達も火傷を負いつつニッコリです(笑)

    そしてジアロフに心を動かしていただいて凄く嬉しいのは勿論、ニールワス防衛戦のビレフの様子を名場面と言っていただけて…本当に感無量です。決して派手ではありませんが、彼なりの活躍をと考え抜いた末の描写が、こうして時間を経てご評価いただけるのは本当に嬉しいばかりです。彼の系譜の奮闘も、この後どうかご注目いただけるとありがたいです。

    混戦の中、現れた深紅の鳩。果たしてナツェルトの援軍によるものなのでしょうか…それとも仰る通り、多くの援軍を率いてくるのでしょうか。この先も、続けて読み進めていただけるとありがたいです!

  • それはもちろん、前とは違う領地を狙いますよね…、レギアーリ。
    しかし、魔物の編成が知れている分、前回よりは多くの場所で同時に混乱を極めることは避けられそうです。
    それだけでも大きな差ですが、まあ、向こうも生き物ですから、こっちの対策に反応して途中で方向性を変えるかもしれませんし、油断は出来ません。

    とはいえ、ですね。
    各地で対策を変更する将達が、どことなく楽しそうなのが良いですね。
    こんな有り得ないこと、自分でも信じられなくて笑っちゃうよ、という感じ(笑)。
    同じ体験をしている仲間がいるから信じられるわけで、この辺り、少し前までちょっとバラけてギスギスしていた十将が、本来の結束を取り戻したようで嬉しくなりました。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    やはり挙動を変えたレギアーリ。その圧倒的な力量は既に分かり切っているところです。新たに狙われたバロエフの治めるスワーズ領に急ぐ必要が出来てしまいました。
    仰る通り、デルヴァン側は魔物の陣容をある程度把握出来ているのが唯一の強みです。血戦になる事に変わりはありませんが、多少は良い形での勝負に持ち込みたいところです。

    タイムリープを一斉に体感したらどうなるかな…と、ここは想像を必死に働かせるしかなかったのですが、「なにこれ(笑)」「まいったね(笑)」と、結果的に妙な連帯感が湧いた描写になりました。
    大きな戦を前にしての時間逆行…きっと様々な緊張を一気に跳び越えるんじゃないかと思ってのこの形でしたが、楽しそうと思っていただけて、胸をなで下ろしています。彼らと言えば、本来は一枚岩の結束あってこそですからね。

    仕切り直しの激戦が始まります。どうかこの先も続けて読み進めていただけるとありがたいです!

    編集済
  • 第322話 北部連戦 7への応援コメント

    タイムリープだと!?
    およそお固いファンタジーには縁のなさそうなSF要素を、こんな大規模に活用してくるとは…恐れ入る…(汗)。
    しかも特定の人間の意識は戻さないなんて、超絶狡いじゃないですか!?(笑)。
    そこを、大魔法祖アルトルートルと四高弟に絡めて納得させるという、なかなかに唸る展開ですね。
    いやあ、びっくり!これは予想外!

    ガウロ将は、デルヴァンを愛し、国の為に全てを懸けて生きることを義務付けられた者だったわけですね。こんな宝を託されれば、それはそれは強固な楔として心の内に存在し続けていたことでしょう。
    彼が他の生命を切り捨ててまで、あれ程頑なに一点を向き続けていた意味が、ようやく分かったような気がします。

    さあ、しかしですよ。
    レギアーリもまた、意識は巻き戻っていない様子。これはまずいのでは…。

    時間が巻き戻ったことで、一旦は失われた多くの生命も戻ってきたのは嬉しいとして、怒り狂ったレギアーリは決して同じ行動はしないはず。
    巻き戻り前より酷いことになるのでは……今から恐ろしいっ!

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいですし…絶対離脱しない宣言、心の底から嬉しかったです。突然離脱がない様、幸まる様の家内安全と健康祈願、携帯長寿を祈らせていただきます、切に。

    仰る通り、超絶狡い時間魔法の発動です(笑)
    様々な超常現象を操れるのが魔法ですが、個人的には、対人では精神に干渉するものが、広範囲なら時間操作がもっとも効果的なのかなと考えています。なので、ガウロの過去を設定した時点で、彼のデルヴァン十魔宝は時間魔法にしようと決めていました。とは言え、ファンタジーではなかなかお目にかからなくもあるので…唸る展開と言っていただけて安堵しています。

    そして、ガウロの過去もここで少し触れる形になりました。従者としての血と誇りは時代を経て、その主を大魔法祖からデルヴァンへと変えていきました。代々の十魔宝もあり、彼の心に刻まれた覚悟はごく当たり前のものとなっています。ガウロの頑なさをご理解いただけて嬉しいです。

    一方のレギアーリ。図らずも魔法の効果から外れてしまった事が分かり、怒り心頭です。同様の状況に置かれたら、私でも二度目は別の行動をとりますが…続きを読み進めていただけるとありがたいです!


    そして…幸まる様の方で返信するのもおかしな感じがしたので、こちらで少々お話しますね。
    確かに私は米どころに棲んでいますし、勿論米も好きなのですが、御作のデニッシュのお話を読んですぐ買いに出てしまうほどには、パンが大好きです。口にしない日はないですね。
    あと、結構亡くなる問題ですが…やはり長編であればあるほど、登場人物と過ごす時間も長くなりますし、思い入れも増します。展開上で行く末が決まっていても、いざ退場となると気が重くなってしまうんですよね…私同様、戦記を書いている方はどう切り抜けているのか、凄く気になるところです。


  • 編集済

    (先のを見ておられるか分かりませんが、落ち着いて書き直します(笑))

    まずはリクエストにお答え下さってありがとうございます。何だか私ばっかりご褒美貰ってる感ですみません(笑)。
    そして、予想通り自慢大会の回で、うふふでございます。

    久々にフクロウ団の穏やかな日常が見られて、ほっこりしました。
    そう、ほっこりして読ませて頂いていたのですが、どうも私は思っていた以上にセルエッドの死が飲み下せていなかった模様です。
    彼がニザを語る辺りでホントに泣けました。
    もうどうやっても、ニザにこんなセルエッドを見せてやれないのか…って。つらーい…。
    …時間を置いたので、なんとか切り替えられましたが。

    それにしても、これだけの人数が出演しましたが、それぞれの個性や特徴がこれでもかってくらい表現されていて、一言一言でニヤけてしまいましたよ。
    もー、皆自分とこの分団長が大好きなんだから!(笑)。
    俯きがちに語るギサルカ、尊敬と共に想いが漏れてるからね(いいぞー)。
    あ、『顔を真っ赤にするレジアナの傍らで、』ここはレジアナじゃなくてギサルカの間違いではないかと。


    副長のワイワイを聞きつつ、和む分団長達も最高でしょ!耳まで赤くするクーゼルクとか、私を悶え死にさせる気ですか!(笑)
    そして、近況ノートにリクエストを書きながら、そういえばゼニンには副長いないな…と思ったのですよ!
    それがオチにきた(笑)

    とてもお腹いっぱいの満足回でした。
    読ませて頂き、ありがとうございました!

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます!凄く嬉しいですし、いつも本当に楽しいリクエスト、ありがとうございます。予想通り、分団長自慢のお話になりました。

    普段は午後まで開かないカクヨムですが、今日、本当にたまたま開いて、追記前のコメントも目にしました。「…そんなに泣くお話にしたかなぁ…」と思っていたのですが、セルエッドの件でとの事…感無量です。こんなにありがたい話、そうそうありません。きっと彼も喜んでいるはずです。

    群像劇を書いているからには…と、なるべく色濃く書き分けられる様に意識しています。結果、きちんとニヤニヤしていただけたのは勿論、副長達の分団長愛が伝わって本当に良かったです。
    ギサルカはとことん不器用なので、アヴォルノへの想いも徐々に周知の事実になっていっています。本人は上手く隠せているつもりですけれど(笑)

    そして、滅多にない機会なので、分団長達にもこの話を直に聞いて貰う展開にしました。耳まで赤いクーゼルクには反応していただけるとは思っていましたが…大丈夫ですか?悶え死んでませんか?(笑)
    一方で、天才且つ自由気ままなゼニンには団員も副長も付けられない…というのが正しいところです。本人は全く気にしていない様です(笑)

    このお話も、前回の幕間同様、普段の半分程度の時間で書けてしまいました。そしてやっぱり、書きながら凄く楽しかったんです。自分の物語を愛するのは当たり前なのですが、改めて自分の気持ちを確かめられた次第です。
    良い機会を与えていただいて、そして楽しんでいただけて、ありがとうございます。どうかこの先も読み進めていただけるとありがたいです!

  • ひょっこりコメント失礼します(笑)。

    姉弟の活躍をもう一度見たくて開いたのですが、結局五話読み直してしまいました。
    改めて、この凄惨な場で生き残り、更にナシュレン将をこんな形で失った二人の最新話を思うと泣けますね…。

    しかし、この頃のエシューは危なっかしい…。

    作者からの返信

    先ずはひょっこりコメントありがとうございます…こうして過去を読み返していただけるだなんて、ありがたいばかりです。これは嬉しいですねー…。

    ロルノワ防衛戦は、レギアーリが本格的に登場という事もあって、力を入れた記憶があります。そして…プロットがない私らしく(笑)、この時点で、いずれ何かしらの形で必ず姉弟で共闘させようと考えていました。

    そしてエシューもまた、レギアーリと初めての対峙でした。思えば、ここで彼の大きな方向性が決まった気もします(既に七十話以上経ってますけど?!というご意見は飲み込んでおいて下さい(笑)。

    望まない形でナシュレンを失い、一度は離れた二人ですが、実に二百話以上ぶりの共闘でどこまで戦い抜けるのか…続きを読み進めていただけると、本当にありがたいです!

    編集済
  • 第320話 北部連戦 5への応援コメント

    うーん、展開が熱い!
    そして、作者様の魔物愛がすごい!(笑)

    ここに来て、一話に三種も新たな魔物(しかもボスクラス)を投入しますか!
    マンティコアはいつか登場するかと期待していましたが、まさかのイエティ。ザラーネフ将に同意です。想定外のそのまた外です。

    姉弟の共闘。
    十年越しの想いを繋げ、あの頃持ち得なかった力を合わせて、生を勝ち取れ!

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!そして魔物愛を褒めていただき、ありがとうございます(笑)

    何度も言及していますが、どうせ書くなら…と、この物語には、好きなものを全て詰め込む事にしています。
    当然、魔物は可能な限り出したいのですが、ジャダナフの角笛の効果を考えた時、応じられる知性のある魔物は意外と少なく…あれもこれもというわけにはいきませんでした。自分でやっておいて何ですが、残念です…。
    そんな中、良くマンティコアに期待を寄せていただいていましたねぇ…それほど知名度も高くないあれをご存知なだけで、ちょっと嬉しいです。
    イエティは物語のどこかで、しかも北限のデルヴァンで必ず出そうと決めていました。こうして予定通り暴れさせる事が出来て満足しています。ザラーネフは堪ったものではないのでしょうけれど(笑)

    フランダとエランド、ここで共闘です。かつてナシュレン指揮下で屈辱の敗戦を喫した二人ですが、十年の時間は彼らに力を与えています。奮闘で生き残る事は出来るのか…続きを読み進めていただけると、本当にありがたいです!

    あ…フォローの件では要らない気を揉ませてしまい、本当に申し訳ありませんでした。これまで同様、気兼ねなく絡んでいただけるなら、もれなく嬉しくて小躍り確定です(笑)

  • 第319話 北部連戦 4への応援コメント

    息詰まる戦闘場面。
    怒涛のように迫りくる魔物の波は、もう本当に天災と同等ですね。
    いくら魔装があっても…とメンタル弱い私は既に及び腰になってしまいます。

    それにしたって、エシュー、空中戦がバージョンアップしてますよ!
    銀月と呼ばれるようになった奇岩帯の戦いでも「すごっ!」と思った覚えがありますが、今回上空で戦いながら喋ってますよ!(笑)
    それはもうハービー達もびっくりですわ…。

    新しく戦いの場面になる度、こういう驚くような戦技が出てくるのも、実はこの物語の楽しみの一つです。
    今までも盾サーフィンとかトラ○スフォーマー(怒らないで…)とか、たくさん驚きをもらってきましたからね!

    さあ、エランドは姉を救えるか!?
    でも、ここでエシュー達と今生の別れ、なんてのは嫌ですよ…。

    ところで、私が「充電期間にキャラ変」って、何を想像してらっしゃるのですかね(笑)。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    人と魔物の全面戦争が遂に開戦してしまいました。迫る驚異や不安をなるべく感じ取っていただきたくて、ここは少しばかり描写に時間を割きました。幸まる様のメンタルを脅かす事が出来たなら大丈夫かな…と、失礼ながら安堵しています。

    第四席としてデルヴァンで長く過ごしているエシュー。頻発する襲撃を退け続けてきた結果が、今回の空中戦です。確かに、空中で話しながらはなかなかですよね…実は書いておきながら同感でした(笑)
    戦記を謳う以上、戦の場面は避けて通れないのですが、毎度似た様な展開では飽きられてしまうかな…と、必ず何かしら新しい要素を加えようと試みています。
    エズベルムで少し手応えを感じてはいたのですが、こうしてきちんと言及していただけて、本当に励みになりました。あの時、砲台をトラン◯フォームさせた甲斐がありました(笑)

    二人の後押しを受け、エランドはフランダの戦うロルノワへと急ぎます。行く先では激戦が約束されていますが…どうか続きを読み進めていただくと、本当にありがたいです!

    そして…あの…申し訳ありません、随分お怒りでいらっしゃいますでしょうか…(笑)
    拙作にも、休みが明けたら悪魔をねじ伏せて空が飛べる様になっていたエルフがいますし(笑)、幸まる様の新境地なのかなと思っていました。
    まぁ…良く良く考えてみれば、コメント内でナレーションを入れる必要ないですね(笑)

  • 第318話 北部連戦 3への応援コメント

    とうとう始まりましたね…。
    最終的に和睦を狙える可能性が僅かにでもある人同士の戦いと違い、どうあっても潰すか、潰されるか、だけの戦い。
    しかも国領全域を守って、とは。
    改めて恐ろしい戦いが始まったものです。
    もう、今から誰の命が欠けてしまうのか想像して、苦しくなっちまいますよ…、ホント。

    そこは頭の隅で切り離し、一度レギアーリだけを見てみましょう(ドキュメンタリーナレーション風)。
    六翼を広げて飛び立つその姿は、想像すると、爆風と風切り音が鼓膜を揺らすようです。
    ジャダナフを哀れと思いつつ、それも些末なことだと上空を横切る姿…王者の風格だわぁ…。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    人間を殲滅する為、デルヴァンを包囲した魔物。片や十将達も背負う物は多く、激戦は必至です。仰る通り、和睦が可能な相手ではありません。どれほどの犠牲が出てしまうのか…ここは相当にシビアな展開が続く事をお許し下さい。

    そして…なぜドキュメンタリータッチでレギアーリがピックアップされたのかは分かりませんが(笑)、王者の風格をうっとりと感じ取っていただけて嬉しいです。
    この先は、彼の大暴れもまた確定事項です。混乱極まる戦場で、赤の魔竜の暴虐はどこまで遺憾なく発揮されるのか…どうかこの先も、続けて読み進めていただけるとありがたいです!

  • 第317話 北部連戦 2への応援コメント

    よくぞこのタイミングで告白してくれました。本当に…!

    十将が揃った前話、そこにガウロ将がいることがとても嬉しかったのです。
    でも、それぞれに内に秘めた猜疑心や疑念、漠然とした不和の雰囲気を感じ取っている部分があったわけで、このまま、おそらく誰かが命を落とすような戦いに突入するのかと思うと、ちょっと悲しかったのですよね…。
    ですから、今話は非常に嬉しかった!

    怒りでも、悲しみでも、許しや理解でも、何でも良いのです。
    十人いれば十通りの考えや気持ちがあるのが人間ですよね。でもその気持ちを芯に置けば、迷いは薄れます。

    そう、『勝ちましょう、皆で』。
    どうか、皆生き残ってガウロ将を直接叱って!と切に願います。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    本来の自分を取り戻したガウロでしたが、これまでの罪は殆どの十将が知らず、また、エシュー達も推測の域を出ない形でもありました。仰る通り、疑いを持ったまま戦を終えたとして、その後に事実を知る事はどうしても良い展開には思えず、独白という形になりました。この流れを嬉しいと言っていただけて、胸をなで下ろしています。

    お気付きかと思いますが、ガウロは罪と赦しをテーマにした人物です。彼の犯した罪は、大義名分があれば赦されるものなのか…そこを十将皆に語って貰った形でした。
    これもまた仰る通りですし、いつも解像度の高い見解、本当にありがたいのですが…こればかりは、一概に赦す許さないの問題でもありませんし、もっと大きな、祖国の繁栄という視点で言えば、悪だと断罪さえも出来かねない側面もあると思っています。
    だからこそ様々な意見があるべきとも思いますし、個々の意見をぶれずに芯として心に据えるのは大事なんじゃないかなぁ…とまで言うと、言い過ぎですかね(笑)

    この後は待ったなしの激戦開始です。皆で勝って、ガウロを叱る事は可能なのでしょうか…どうか続きを読み進めていただけると、本当にありがたいです!


  • 編集済

    第316話 北部連戦 1への応援コメント

    舞台はデルヴァンへ。
    タイトルからして、ここからこの国を襲う戦いの日々を想像して苦しくなりますね…。

    集結して何かを待つ魔物達。
    そりゃあ、王の登場を待っているのでしょう。誰もが予感して口に出せない…あ、エンデが言ってくれた(笑)。

    レギアーリ登場は嬉しいですし、正に王の登場という万端の舞台が出来上がっていますから、登場の描写は今から楽しみではあります。
    しかし、間違いなく国中で血戦となるこの事態。さすがにただワクワクとはいきません。
    緊張と共に次話を待ちます…!

    あ、何気に十将が集まった中に、ガウロ将が当たり前にいてじんわり嬉しかったです。
    もちろんこの事態で第一席として存在するのは当然なのですがね。
    それでも、嬉しい。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    タイトルで既に苦難へと思いを馳せていただけて…本当にありがたいばかりです。
    仰る通り、ここからはしばらく苛烈な戦闘が続いてしまいます。大幅なカロリーの消費に備えていただけたら幸いです。

    はい(笑)、エンデが先に口にした様に、魔物達が待っているのはレギアーリです。六災に釣られ、遂に魔物を統べるかの様な形で引っ張り出されたわけですが…ご理解いただけている通り、彼が登場するからには蹂躙と犠牲は免れません。
    いよいよ始まる大戦、どうか緊張しながらも楽しんで読み進めていただけるとありがたいです!

    そしてガウロもまた、十将として皆と肩を並べています。これまで彼がしてきた行いは報いとなるのか…ここも着目していただけるとありがたい部分です。

  • どんどんと斃れていく傭兵団に、あぁぁ…!と読んでおりましたが…良かったー!!

    それにしても分団長が考えてだぞ!と男泣きする副団長。普段の苦労が忍ばれますw

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    とかく犠牲者が出そうな苦しい探索が続く六災編ですが、ずっとしんどいのは読む方は勿論、私も辛いので…ここは柔らかめの着地です。

    セルエッドが思わず泣いてしまうほど、ニザは自由奔放且つ本能で動く分団長なんです。書かれていないところでも相当苦労しているに違いありません(笑)

    また暇なお時間にでも、どうか読み進めていただけるとありがたいです!

  • 『馬鹿野郎…どれだけ俺らが一緒にいると思ってんだよ』
    うおおおー、そうですよ、そうですよ!初期団員達のこの絆こそですよ!

    六災奪取の頃も、マドゥル奪還も、クーゼルクが悪魔に呑まれかけた時も、フクロウ団のこの絆こそが、いつだって窮地を救ってきました。
    そして、そんな彼等の中心にいるレジアナを、皆が理解していないわけないのです!

    ネネイが自分を取り戻せて良かったです。
    彼女が屍術に関わっているエピソードは、どこに活きてくるのかな…と思っていましたが、きっとここなのですね!(←希望)
    ネネイ!レジアナを頼んだー!

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    レジアナを思うあまり迷いに迷っていたネネイでしたが、フクロウ団を結成した三人と話して自分を取り戻せました。
    仰る通り、どんな窮地でも彼らがらしくあれたのは、この確固たる絆があってこそです。重ねられた時間は血よりも濃いものを作るはずだといつも思っているので、この展開に同意していただけて、本当に嬉しいです。

    そして既にお気付きの通り、ネネイの屍術はここに関わってくる要素です。彼女とレジアナ、フクロウ団では二人しか扱えない屍術にどう立ち向かうのか…レジアナを無事暗澹から掬い上げられるのか、続きを楽しみに読み進めていただけるとありがたいです!

    あと…ちょっと別のお話になるのですが、御作のレビューのお話です。あのタイミングで書いてしまったので、変に勘ぐってしまうかもしれないなぁ…と思っていましたが、やっぱり危惧していた通りでした。
    しっかりきっぱり言い放ちますけど、近況ノートをきっかけに書いたわけではありません。何だったら、本当は一番最初にレビューを書きたいぐらいでした。そのぐらい、あのお話は私の心に強く響きました。
    ですが…ご存知ですよね?私が昨日どういう状態にあったのかを。そうです…もうずぅっと号泣していたんです。そんな状態で新作を拝読させていただいたんですが…ここで追い討ちならぬ追い涙ですよ。書けるわけがありません(笑)!
    それに…少しおかしな物言いになるかもしれませんが、幸まる様とは、社交辞令の様なよそよそしい気遣いが必要な距離感だと思っていません。…もっとも、これは私だけかもしれませんが(笑)
    というわけで…今日、後れ馳せながらようやくレビューを、書きたくて(←ここ重要です)書かせていただいた次第です。一切気など遣った結果ではありませんので、ご理解、どうか宜しくお願い致しますね!

  • 第106話 王と道化師 2への応援コメント

    レギアーリ、かわいらしいですね。
    まさかの、まだ成長途中!
    次に会えるときは、渋い成竜さんになっているのでしょうか。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!
    そして…まさかのレギアーリかわいらしい判定!!流石の彼も困惑して大陸中飛び回るかもしれません(笑)

    次に彼が登場するのは随分後なのですが…その頃には更に強者感が増しています。どうか暇なお時間にでも、続けて読み進めていただけるとありがたいです!

  • 魔物達の進軍に出くわしたアヴォルノ達。
    正直、北に向かって一直線の魔物達は、彼等を認識して襲ってきたりはしないだろうとは思っていましたが、認識されないが為に踏み潰されたりしないかと、変にハラハラしました。
    あー無事で良かった(笑)。

    一旦は落ち着きましたが、今後のことを考えると、意見は分かれますよね。
    魔物が向っている先がデルヴァンであろうと見当をつければ、今までの仕打ちが頭を過ろうというものですし、それでなくてもフクロウ団は満身創痍です。
    レジアナのことが頭の隅にもあるはずの、ネネイの涙も胸に痛いです。

    でもね…だから放っておこう、とならないのが彼等のような気がしますね。

    それにしても、傭兵達に任せっきりにしてないで、ここらでスロデアの元上層達もしっかりせーい!と言いたいですね!
    政治的に見れば、六災と傭兵団の戦力の貸与と引き換えに、スロデアの解放…なんて憎たらしい政治的取引に発展してもおかしくないのでは…なんて考えてしまいましたよ(笑)。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    帰路に着いたアヴォルノ達、踏み潰されずに済みました。
    実はここ…幸まる様が仰る様な蹂躙を受ける展開にするかどうか、非常に悩んだところだったんです。この後の展開を考えた時に余計だと判断したのですが、無事を喜んで貰えた事で、私も二度ホッとしています。

    フクロウ団に大きな選択が突きつけられました。流転の旅をせざるを得なくなっている事、スロデアが属国化した事、ニィズラールが落命した事…デルヴァンによって捻じ曲げられた運命は数えるほどあります。
    わずかに休めたとしても満身創痍なのは勿論、ネネイの涙の理由は、その多くがレジアナに向けられています。幸まる様が仰る通り、放っておこう…とならないのかどうかは、次話で判明します。続きを楽しみに読み進めていただけると、本当にありがたいです!

    そして…スロデアの旧上層部に喝を入れていただき、ありがとうございます。不思議と私が心強いのは何故でしょう(笑)
    ニィズラールを失った今、旧スロデアにはルファーセンの様な腑抜けた政治家しかいません。ミュゼルとラインズもまた、本腰を入れて国政に挑んでいる為、何かと余裕もないのが現状です。取引とまではいかないでしょうね…。
    そうなんですよねー…こういう、拝読していただいた方が引っ掛かる様な話は、コメントでなく作中のどこかに、無理なくスイッと差し挟まなくちゃいけないはずなんですよね。これが案外難しくて…現状、もっとも苦労しているところかもしれません。
    あ、間違っても幸まる様が罪悪感を感じるところじゃありませんから、変に気を遣わないで下さいね?むしろ、こうして気付きを与えていただけているのがありがたいぐらいですんで…今後も、気兼ねなくバシバシお願い致しますね!

  • ああ、やはりレジアナは多くの重圧と疲労で追い詰められているのですね。
    というか、今の今までよく総団長として立っていられたなと思う程に、フクロウ団にはあれこれありましたけどね。

    屍術は外道の術であるわけで、心身に多くの負荷がかかるのですね。
    でも彼女にとって、屍術はどうあっても手放すことは出来ないものなわけで。
    物語も終盤に入っているようですが、レジアナとウィルヴもこのままってことはないのかもしれませんね…。

    とうとうデルヴァンに向かって魔物が動き始めてしまいました。
    人の力ではどうしようもないように思えるこの事態。物語をどうまとめ上げるのか、先も楽しみにしています!

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです…が、御作の余韻がまだまだ残っています。返信、どこかおかしかったらご容赦下さいね。

    多くの要因に苛まれ、じりじりと追い詰められ始めたレジアナですが、仰る通り、これまでも多くの苦難を乗り越えてきています。今になって噴き出し始めたのは、やはり連戦と流転が堪えているのかもしれません。

    屍術の危険性は、彼女がダンサラスに師事する際に少しだけ触れました。外法であると知りながらも、死人のウィルヴは彼女の生きる糧でもあり、当然手放す事は出来ません。このまま彼女は屍術の暗部に飲み込まれてしまうのでしょうか。

    加えて、魔物達も一斉に動き始めました。「人の力ではどうにも出来そうにない」…私もそう思います(笑)が、勿論、そのまま終わるはずはありません。この後の展開も楽しみにしていただいて、続きを読み進めていただけるとありがたいです!

  • 自動生成していく迷宮…鬼ですね。

    魔法を解いていくゼニンさんが鬼気迫りつつも、やっぱり楽しそうなのに、ちょっとほっこりしました。

    作者からの返信

    続けてお読みいただき、ありがとうございます!凄く嬉しいです!

    災いと並ぶ力を持つ魔具なら、手に入りづらくて当たり前だよなぁ…という事で、自動生成の鬼ダンジョンが生まれました。六災収集編はRPG要素をだいぶ意識しています。

    ゼニンは、魔法自体に取り憑かれている人物として書いているので、彼の解呪を楽しそうと仰っていただけて凄く嬉しいです。何でも一生懸命書いてみるもんですね…(笑)

    この先もお時間を見つけて読み進めていただけるとありがたいです!


  • 編集済

    『強く熱を発する姿に惹かれる者は多い。お前が炎を絶やさず燃やせるのなら…』
    何だ、この言い回し!
    超絶熱くて格好良いです!

    というか、ルベルとサヴィアーデル将軍のくだりは通して熱く、もう堪りません…。
    様々な人々が登場しますが、将軍の地位に就く人達が、ホント度々熱く私のツボを突いてくれます。

    レジアナ姐さんの戦い方が凄まじいのですが、苛立ちが前面に出ているようで、ちょっと危なっかしいようにも感じます。余裕がない??
    理由は何でしょう。
    まあ、この状況ではいくらでも理由はありそうです。
    ニザのこと、命を落としていく団員達のこと、終わりの見えない逃亡劇…。
    ウィルヴのことだって、どうなるのか分からないですよね。

    というか、この連戦で人間は疲労困憊ですが、不死者のウィルヴはどうなのでしょう。
    言い方は悪いですが、その身体は劣化することはないのでしょうか。
    彼の身がどうかなるとしたら、姐さんは…。
    ふと心配になりました。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    ルベルとサヴィアーデルのやり取りを熱く恰好良いと絶賛して下さって、本当に嬉しいです!直前まで推敲した甲斐がありました…良かったです、本当に。
    どうやら拙作の将軍達が上手く幸まる様のツボを押している様ですが(笑)、上に立つ職位の人物には、上に立つ理由になる人格や思考、行動を…と常に意識しているので、ここがハマるのは感無量ですね…ニヤニヤしちゃいます。我ながら気持ち悪いですね。


    お察しいただいた通り、レジアナは苛立っています。これが何に起因するものなのかは次話で明らかになりますが、原因になり得る要素は確かに沢山ありますからね…。
    そしてご心配いただいているウィルヴですが、屍術で動いている以上、身体の損傷や欠損は、一度戻せば治る便利な仕様です。ここはもう少し明らかにしておく必要がありましたね…ありがとうございます。

    お気付きかと思いますが、タイトルの切迫はフクロウ団とレジアナ双方を指しています。これまで傭兵達を引っ張ってきた彼女の些細な異変が、どう影響していくのか…どうか続きを読み進めていただけるとありがたいです!


  • 編集済

    空を覆い尽くす数のインプ…それは想像するに恐ろしい光景ですね。
    ゴブリンもそうですが、数で押してくるタイプはどれだけ抑えても隙をついてどんどん攻めてくるわけで、一般人の多くいる街を守るのは、恐ろしい混戦になりそうです。

    フクロウ団の皆は、イーデンをどう守り切るのか…。ドキドキして見守ります。

    この前のトロールの一件で、ディジオが少し自信をつけたように見えます。
    その点と、アレートの家族が無事であったことは喜ばしいことでした。
    まあ個人的に、ルフェッドとクーゼルクが一緒の場にいるだけでときめいたりはしていますが…(笑)。

    『ギサルカが、小さく舌打ちする。「…食料だね」』
    ギサルカが舌打ちは意外だったのですが…、その後の台詞の流れでも、レジアナ姐さんの間違いだったりしますか?
    違ったらすみません…。

    あ、それと、今話は珍しくタイトルがないのですが…??

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    アノスの水底都市から溢れ出たインプの大群は、先ず目に付いたイーデンに大挙しました。拙作では数の恐ろしさに度々ふれていますが、フクロウ団はここをどう切り抜けていくのでしょうか。

    お察しいただいた通り、ディジオは小村のエピソードで少し自信を付けました。アレートの家族も無事でしたし、リンザルの眷属も壊滅は免れた形です。
    そして勿論、クーゼルクとルフェッド兄弟も健在なのですが、直接会話がなくてもときめいていただけるだなんて…なんだか得している気分です、私(笑)

    そして…レジアナの台詞の違和感にすぐ気付くあたり、本当に拙作をしっかりお読みいただいているんだなと嬉しくなってしまいます。この前のくだりから、どことなくレジアナが苛立っている様です。その原因は何なのでしょうか。
    その後の台詞は分かりづらかったので少し補足させていただきましたし、タイトルは凡ミスの書き忘れです、訂正しました…誤字に始まり、つくづく手のかかる書き手で申し訳ありません(笑)
    これに懲りず、今後もどうか読み進めていただけるとありがたいです!

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    第310話 歯車の軋む音 5への応援コメント

    レギアーリ、キターーーッ!!
    竜が登場する物語は多くありますが、新年一発目のドラゴンはレギアーリを拝むと決めておりました、私!
    怒り渦巻く双眸、口端から漏れる黒煙、鼻腔から吹き出る熱風…。
    間近で見たい…(脳内再生中)。
    ………ふふふ、満・足・ですっ!

    ジャダナフは六災をどう扱うつもりかと思ったら、レギアーリに捧げようというのですか。
    『手に入れたなら格段に強くなれる』ということは、封じてある魔力を取り込むということでしょうか。
    これ以上レギアーリが強くなるとなると、間違いなく人間世界は更に窮地に追いやられるわけで、ジャダナフが小躍りするかわけですね…。

    そして、六災を集める手段を知ってしまったジャダナフの取る手段に戦慄です。
    デルヴァン一国をあっさりと標的に。
    人間達の積み重なる想いを知っているだけに、軽々しく口にするジャダナフの憎らしいこと!
    側にいるニザの胸中を思うと、更にハラハラします…。

    古代王国の衰退や滅亡といった題材は、ファンタジーではお決まりのものですが、その原因は様々ですよね。
    作者様のこだわりや思い入れの滲む部分でもあると思うので、ニヤけながら(笑)、色々と想像して読ませて頂きました。
    アルトルートルと四人の弟子。
    いつか別物語で書かれません?(笑)

    今日は忙しくてコメントを書けるまでに時間がすごく空きました。書けないモヤモヤ、分かりました(笑)。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!そして…冒頭の一行でもう笑わされました。かと思えば御作では泣かされたり…私をどうする気なんでしょう(笑)
    そして、地震に関してご心配いただき、重ねてありがとうございます。ライフラインも問題なく、昨日などは普通に仕事もしていました。とは言え、かつての地震では避難を余儀なくされた事もある身ですので…被災された方の辛さは多少なり分かっているつもりです。一刻も早く平穏な毎日に戻る事を願っています。

    久々のレギアーリを幸まる様のドラゴン初め(笑)にお選びいただき、本当に光栄です。どうやら満喫も満足もしていただけた様ですので、安堵しています。

    ドラゴンは言うまでもなく私も大好きなのですが、中でも好きな習性が宝物への執着です。この物語に於いても、レギアーリにはふんだんに宝珠を食べたりして貰ってきましたが、そこに目を付けたジャダナフ、いよいよ本領発揮です。彼を巻き込み、いよいよデルヴァンに狙いを絞りました。
    仰る通り、ここに至るまでには、多くの人物達の思いや生き様が錯綜してきたわけで…それ故の憎らしいとの言葉が本当に嬉しいです。きっとジャダナフもニンマリするに違いありません。
    一方で、ニザがどこまで我慢出来るのか…彼女の動向も、注目していただけるとありがたいです。

    かつての古代王国の滅亡…これほど下地にしやすい設定もないので、拙作でも勿論使っています。思い入れの滲む部分と仰っていただけて、何だかちょっと恥ずかしいのですが(笑)、確かに、ここは少なからず思い入れがありますね。
    アルトルートルと四高弟のエピソードですが…別物語で書きたい気持ちがないわけではないのですが、ぼんやり決まっているだけでも、とんでもない長さになってしまいそうで…上手くまとめられる算段がついたら、ちょっと見当してみます。決して当てにしないで下さいね?(笑)

    そして…コメントが付けられないもどかしさ、分かっていただけて何よりです。結構ずっとモヤモヤするんですよねー…引っかかり続けると言いますか、「あぁん、もう!」ってなりますよね(笑)

    と、いうわけで…決意もどこへやら、早くも随分長くなってしまいました。続きも読み進めていただけると本当にありがたいです!

  • 第309話 歯車の軋む音 4への応援コメント

    土曜日なのに更新がある♪と、用事を放ったらかして開き、涙をこらえる事態になりました…。

    愛国を無心に眺め続けるガウロ将。
    その描写だけで、彼が還ってきたように思えて、もの凄く胸熱くなりました。
    続けてダズナルフ将との対話。
    苦しく辛い時、ただ側に寄り添ってくれること。どんな状況でも、貴方は貴方だと認めてくれることが、どれ程救いか。改めて感じさせてくれました。

    『年を跨ぐのにふさわしい』と近況ノートに書かれていたのはそういうことだったのですね。
    勿論ガウロ将の強硬手段で失われた命や想いは戻りませんが、彼の心が自ら戻ってこれたことが嬉しくてなりません。
    溝が出来てしまったように感じる十将との絆も、繋ぎ直せると良いと願ってしまいますね…。

    しかし、こんなタイミングでジャダナフ登場かぁ!
    ぬおぉ…、物語としては面白いけれども、「邪魔すんなぁ!」と叫びたくなりました(笑)。

    …あら?
    レギアーリはどこに…(笑)。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!
    そして、用事を放ってまで拙作をお読みいただいた上、涙をこらえていただけて…この年の瀬に感無量です。ご用事の行く末はちょっと心配ですが、心を動かしていただけたのなら、私も自動更新を一日間違った甲斐がありました(!)。次の更新は1月2日火曜になります…どうかご了承下さい。

    名実共にデルヴァンきっての愛国者ガウロ。清濁併せ呑むには、彼の心根はあまりに真っ直ぐ過ぎました。いずれ来る死を前にして、思い惑う彼を救ったのは、経験豊富な老将の覚悟でした。
    どんな人間にでも過ちはあり得ますし、間違った選択を選んでしまう事も時にはあります。ですが、その時に独りなのか、そうでないのか。どういう顛末でも、その様を見届けて貰えるのがどれほど「有り難い」事なのか。…全く上手く言えないのですが、二人を通じてそんな思いをお伝えしたかった次第です。
    ガウロが戻ってきたと感じていただけたのなら、どうやら徒労に終わらずに済んだ様で、本当に嬉しいばかりです。仰る通り、犯した罪は消え去るものではありませんが、十将との間に出来た溝を、彼らはどう埋め合わせていくのでしょうか。

    そして懲りずに登場したジャダナフに、きちんと苛立っていただけて…小さくガッツポーズです。それこそが彼本来の役回りですからね。
    一方が丸く収まれば、もう一方が立ち行かなくなる…「年を跨ぐのにふさわしい」と言ったのは、ジャダナフを含めてまでの発言でした。彼が登場した以上、きな臭い展開はもはや避けようもなくなりますが…続きを読み進めていただけると、本当にありがたいです!

    あ…お待ちかねのレギアーリ、次話で登場ですよ!

    編集済
  • 第308話 歯車の軋む音 3への応援コメント

    ああ、エシュー。
    愛すべき主人公よ(笑)。
    君はそのままでいてくれたまえ! 

    前半のザラーネフ将の言葉然り、後半のマリーの言葉然り。
    結局のところ、人の心はそれぞれで、他がどのように諭そうと、それが心の内に響くかどうか、また、何を選択するかはその人次第なのですよね。
    正そうとするのも一つの道なら、黙って添うのも一つの道、でしょうか。

    しかし、ここでガウロ将が口にした問い掛け。
    これは彼が心の底では迷いを持っていて、僅かにも救いを求めている証のように感じます。
    孤高の存在の苦しみが滲んで、その背中を思うと切ない気持ちです。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!そしていつまで経っても変わらないエシューを絶賛いただき、本当にありがとうございます(笑)

    このエピソードは、行き交う人への想いに重点を置いて話を進めています。そして、この場面には非常に悩みました。言いたい事をどうお伝えしたら良いのか…それでいて、ガウロの行いを肯定する形にするわけにはいかず…多分、今までで一番時間を割いて推敲しました。
    他人に対して何を想い、どう応じるのかは本当に千差万別です。時にはそれが善悪を越えてしまう事だってあります。勿論、行いの正誤はありますし、推奨する事でもありませんけれど。
    悩み抜いて書いてたのですが、幸まる様が私の思うところを全てお話していただけた事で、ようやく安堵しています。そして、こんなに有り難い見解をいただけたのも、これまでの彼らの物語に長くお付き合いいただいたからこそだと思っています。本当に、いつもありがとうございます…ちょっとジーンとしています。

    一方のガウロですが、マリーとの会話の中で、わずかな迷いが言葉の端に滲みました。少し前から敵役の挙動に終始してきた彼の孤独に思いを馳せていただき、ありがたいばかりです。
    ガウロがひた隠す迷いに、救いの手は差し伸べられるのでしょうか。今後も読み進めていただけると、本当にありがたいです!

  • 第307話 歯車の軋む音 2への応援コメント

    何でしょうね、この漢臭さ、この読後感。
    だからこの物語は好きなのです。

    スロデアの属国化、ギャラルの死、フクロウ団の連戦…様々な辛い事態が続いていて、最近俯瞰で物語を見ることを忘れていました。

    ダズナルフ将の静かな決意は、かつてナシュレン将の墓前で語り合っていた二人を思い出させてくれます。
    以前『本懐を遂げた後、何もない荒野にガウロが独り佇む』という文があり、そこにイメージを固定されていました。
    しかし、ここで冷静になってみると、ガウロ将の国を思う気持ちは固く本物で、例え残る時間が短かろうと、彼は本当にそこに至るような人間だろうか?という疑問を浮かび上がらせます。
    ニザの時もそうでした。

    思い返せば、十将になったエシューは、後の世に魔王と称されるようになっているわけですが、そこにガウロ将は並んでいないわけです。
    もしかしたら、ガウロ将は別の選択をするのではないか。
    又は、そこに至る前にダズナルフ将のような忠信を持った仲間によって止められるのではないか。
    はたまた、エシューは自らが全てを被るのではないか…というような予感がしてなりません。

    ……まあ、全くの的外れかもしれませんが(笑)。

    ともあれ、この物語のあちこちで見られる熱い絆や想いが、堪らなく好きなのですよ。
    ああ、楽しい。
    続きも期待していますね!

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです。そして、いつも丁寧に読み込んでいただいての考察…重ねて、ありがとうございます。

    終盤に入り、世界が変化し続ける中、揺るがないダズナルフの思いが吐露されたのですが、事態を静観する彼の思いは、かつてナシュレンの墓前で誓ったままでした。
    ここでは、まさしくあの場面を強く意識して書いていたので、すぐさまそこを想起していただけた事は、長く書いてきた甲斐があったな…と、感無量でした。

    ガウロの悲願はレギアーリの討伐であり、六災への執着もそこに起因しているのですが、そもそも何故討伐したいのかと言えば、母国の安寧を何よりも考えているからです。
    その思いを抱えていながら、自らの命に期限がもたらされた今、焦りから駆り立てられて動いてしまっているガウロですが、彼が全うな道へと引き戻される事はあるのでしょうか。
    …ここでは盛大にお茶を濁しておきます。相変わらずの鋭利な推察を見せる幸まる様の前では、迂闊な事を口走れませんからね…今回も、ちょっと舌を巻いてしまっています(笑)

    そして、いつもこの物語を漢くさい、熱いと言っていただけて、本当に嬉しいです。絆と思いを大切に書いてきているつもりなので、この要素を楽しんでいただけるのは、つくづく冥利に尽きるんです。
    静かな展開が少し続きますが、今後も続けて読み進めていただけると本当にありがたいです!

  • 第306話 歯車の軋む音 1への応援コメント

    近況ノートにもありましたが、タイトルを見て、いよいよか、という気になりました。

    あのレオルフ王子のことです。
    国を覆い始めた違和感を察するのは、当然のことでしょう。
    そしてその原因が、国の要である十将にあると予想立てるのも必然でしょうか。

    …こう書くと、出始め頃の十将を思い出して、寂しくなります。
    次にガウロ将が登場するのが、待ち遠しいような、怖いような気持ちです。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    外遊の名目で行われた敵情視察で、レオルフはデルヴァンの歪みを簡単に見抜いてしまいました。幸まる様に「あの」と言っていただけるほどしたたかで抜け目のない彼には、やはり隠し通せませんでした。

    いつも十将に思いを馳せていただき、本当にありがとうございます。返信を読んで私も寂しくなるという訳の分からない体たらくですが(笑)、近況ノートでも触れた様に、ガウロの猶予はもう二年もありません。残された時間をどう使うのか、続けて読み進めていただけると本当にありがたいです!


    さてさて…ちょっと前にやり取りした群像劇での人物の書き分けですが、今後、幸まる様のご参考になれば…と、少し書いてみます。
    拙作で似た人物となると…アヴォルノとハンダールあたりが分かり易いでしょうか。本人達からは文句を言われそうですが(笑)
    アヴォルノは破戒僧ですが、根本は聖職者という二点に重きを置いています。なので、酒に酔った時は出鱈目ですが、割と生真面目で熱い言動を意識しています。
    ハンダールは、そのアヴォルノを形成する二点の軸を取り払った人物です。軸がないのが彼の軸になっている…とでも言えば良いんでしょうか。くわえてぼやきがちという設定を設けていますので、何かあった時には、登場人物の不満や不安を代言して貰ったりもしています。

    と、いうわけで…人物に軸を用意して書き分けていきますが、それでも似通った言動が出てくるのはやむなし、と割り切っています。読み手様の想像に委ねる以上、文字で伝える事にはどうしても限界があると思ってもいますので。
    学生時代に書き手をしていた友人は、イメージを膨らませる為に、人物を一度簡単に絵に描いたりもしていました。私には絵心がないのでその手法は取れませんが、幸まる様なら可能な手段かもしれませんね。

    編集済
  • 第182話 払われた対価 4への応援コメント

    まさに全員で勝ち取った勝利ですね。
    無敵と思われたエシューのピンチ、敵側からの視点、激闘の中での確かな成長と、手に汗握る展開でした。
    なかでも、自身の世界である街を守り抜いたガンドフには心から敬礼を送りたいと思います。またお気に入りの人物が増えてしまいましたね。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    仰る通り、マドゥル奪還は全員一丸となって成し得る勝利を書きたかったエピソードです。それでいて、ここまで無敵だったエシューの窮地、魔物側の事情、追い詰められた者の成長…と、かなり詰め込んだ流れでした。
    ちょっと欲張りすぎたかな…と思ってもいたので、手に汗握ると言われて本当に安堵しています。
    そして、ガンドフの死に敬意を表していただいて、感激しています。彼は私が意図していたより人気が出た人物なのですが…いよいよ幸崎様のお気に入りの傾向が分かって来て、なんだかちょっとホクホクしています(笑)
    凄くどうでも良い話ですが、私の御作でのお気に入りはミーファです。特徴的な話し方があれほどすんなり馴染んでいる登場人物、他の作品でもそうはいませんし(受け入れきれなくて拝読を止めた作品も幾つかあるのですが)、彼女の活躍は分かり易くてスカッとします。

    フクロウ団の活躍から、次話からはデルヴァンサイドの話に転換です。今後も読み進めていただけると本当にありがたいです!


  • 編集済

    『夫からの報せだったか』
    あ、ダメ。
    この一言の破壊力が強すぎて、言いたかった事が全部去って行く…(泣笑)。

    ………はっ!
    真面目に書きます。(上の羨ましい気持ちも本気ですが)

    今話はディジオにスポットが当てられた訳ですが、戦闘の場面以外で、こんなにじっくり一場面の情景と個人の心情を描写されることって、御作では珍しいのではないかと思います。
    (あ、レギアーリの成竜披露回はありましたが、あれは特別で(笑))
    ですから、彼の忸怩たる思いみたいなものがものすごく滲んでいますよね。そんなに気にしなくてもいいんだよ、と言いたいですが、それは本人の思いですものね。
    でも、それが能力開花のきっかけになったのなら、悩んだ彼の時間は全く無駄ではありません。
    よく頑張った、ディジオ!

    あ、『ぅわん!』からの、トロール引き連れて半泣きで走り抜ける場面は、絵的に最高でした(笑)。


    そして、待ってたよルベルー!
    いつか力を貸してくれると信じていました!
    前話コメントにも書きましたが、いよいよ皆の力や気持ちが繋がって行くようで、最終局面に向けてジワジワ胸熱くさせられます!

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!そしてサヴィアーデルの言葉に存分に動揺していただき、重ねてありがとうございます(笑)

    仰る通り、今回はディジオにスポットを当てたエピソードでした。良くも悪くも特異な体質の彼には思うところも多く、この一話では、彼の焦りや、自身に向けた不甲斐なさを存分に独白して貰いました。
    主要人物達の過去を除くなら、こうした形での一話は確かに珍しい試みなので、どこか溜め込んで鬱々としていたディジオの思いが伝わったのなら何よりです。更には彼の能力開花に繋がりましたし…きっと沢山走って爽快なんじゃないでしょうか(笑)

    そして幸まる様、流石と言う他ないですね…ルベルの助力を読んでいたとは思いませんでしたね。
    スロデアで亡くなったローギンダールの思いを引き継いだ彼には、また登場して貰う必要がありました。終盤に向けて物語が整いつつあります、どうかこの先も読み進めていただけると本当にありがたいです!

    編集済
  • おはようございます。
    皺の数すらかっこよさに加味されてしまう方々を想像しつつ拝読いたしました。
    溢れる若さも素敵ですが、年齢、経験故の風貌のよさを描けるご手腕が素晴らしいです。応援しております。

    作者からの返信

    こんばんは、先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    私の身の回りの老人は偏屈者が多くて非常に難儀しているのですが(笑)、せめて物語では…と、格好良い老人を書いています。
    経験ゆえの風貌の良さ…なんて素敵な文言なんでしょう!そういう風に捉えていただけているのは凄く嬉しい話ですし、今後、これを意識して書いていく事にします。

    今後も読み進めていただけると本当にありがたいです!御作も勿論読み進めます、ちょっとペースゆっくりですが楽しみにしていますね!


  • 編集済

    わわわーっ!
    今回は爆笑と突っ込みで忙しい回でした!出かける直前にめちゃめちゃ勢いよくコメント書いていたら、間違って全部消しました。
    ……改めて落ち着いて書きます(泣)。

    まずはケスディルス様でしょう!
    いやいやいや、サヴィアーデル将を側妃って!なんじゃそりゃー!(笑)サヴィアーデル将羨ましいな!(コラ)
    確かに別角度の大活躍(笑)。

    いえ、良いんですよ、人間との共存が進むということで、時代は確かに変わっていっているのだと実感も出来ましたし。
    しかし、前話のクーゼルクの血の滲むような独白が、「あ、でも王が人間娶っちゃったんだよね〜」(←そんなに軽くはない)的前提の上で皆に聞かれていたのかと思うと、居た堪れないですって!『微笑み合う王族二人』じゃありませんよ、王&王妃!(笑)

    そのクーゼルクとルフェッド。
    もはや兄弟感が…、というかルフェッドの弟感が滲み出ていて最高です。
    前々からルフェッドの好感度が上がっていたのですが、この不器用兄弟はいかん、いかんですよ。
    ツボ過ぎる…(オイ)。
    やー、ある意味平和だ、エルフ達(笑)

    あ、リソルデ様の台詞、“側妃”が“即妃”になっておりますのでお知らせを。


    レオルフ王子は、さすが転んでもただでは起きませんね。まさかこうしてエルフと繋がりを持つとは。
    トルーガもそうですが、こうしてバラバラだった人や亜人、そして一部ではあっても魔物も、少しずつ結束というか、繋がり合っていく様は胸熱くされますね。

    さて、ここに来てディジオにスポットが。
    大丈夫かな…無理しないと良いのですが…。

    久々に書き散らしてしまいました。
    すみません(笑)。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです…し、うっかり消した時の脱力感ったら無いですよね、本当に…(笑)

    サヴィアーデル将軍、めでたくケスディルス様の側妃になりました。推していただいている幸まる様にきちんと大活躍認定していただいて、胸をなで下ろしています。
    そして、前話との兼ね合いでいたたまれない…と仰っていただけたのも、狙い通りで凄く嬉しいです。ここではエルフという種族、殊、王族二人の長命且つ高貴ゆえの浮世離れを味わっていただきたかったんです。ですが、ご指摘いただいた通り、前話がなかなか繊細だったので、呆れ笑いになるかどうか、少しばかり賭けだったのですが…どうにか無事に笑っていただけて良かったです。

    そして図らずも兄弟愛大好きな幸まる様にはクーゼルクとルフェッドもヒットしているご様子でなによりです。「長命ゆえに浮世離れ、感性も人間離れ」…割とエルフのテンプレに近い形で打ち出しているはずなのですが、と書いて、エルフ自体もお好きなのを思い出しました。そりゃ何をどう書いてもヒットするはずですね(笑)
    そしてこっそりのご指摘もありがとうございます。いつまで経っても本当に…(笑)

    レオルフは聡明な上にしたたかな統率者です。エズベルムでも結局「不敗の子」のまま敗北はしていませんし、勿論、あれで転びっぱなしのはずがない人物です。
    終盤に向けて、人物達や勢力が少しずつまとまり始めています。その事実が世界の形をどう変えていくのかにも着目していただけると嬉しいです。

    ここでディジオの登場です。次話は彼が主人公のエピソードですが、無事に務めを果たせるんでしょうか…続きを読み進めていただけると本当にありがたいです!

  • 弟と認識すらされていない兄弟だったとな!?
    これはまた、その存在を突き付けられて、残された家族の末路までこの場で知るという…。
    クーゼルクからすれば、罪悪感に再び折れてもおかしくないところ…ですが、ケスディルス様の仰る通り、人間の短くも眩しい生き様が、多くの気付きと決して消えない力を植え付けてくれたのですよね。

    全てを自分の生として受け入れたクーゼルク、格好良かったです。
    そしてルフェッド…もうっ、超不器用。何、その滲み出る弟感…。
    勿論ケスディルス様も加え、エルフ達最高ですよ…。

    ドルーガでのペギルの訴えの時にも思いましたが、延々と続いてきた当然であった流れを、過ちだと認めて変えようとする部分は感動です。
    現世界もこうであれば…と願わずにはおられませんね。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    クーゼルクの知らないところで起きていた悲劇を、成長した顔も知らない弟から聞かされる…確かに、常人なら心を折られて然るべき場面です。ですが仰る通り、彼を放っておかない周囲の生き様に感化され、また、奮い立たせて貰いながら、彼は遂に過去を乗り越えました。その様を格好良いと言っていただけて…ここに至るまでが長かっただけに、本当に感無量です。

    そして、兄も兄なら弟も弟。とことん不器用なのが伝わっていて、これも凄く嬉しいです。
    六災のくだりもそうでしたが、この物語におけるエルフは、長命であるが故に、相手の真意を推し量る時に試す様な言動を敢えて取らせています。そこを含めてケスディルス様(笑)まで絶賛いただいて、本当に嬉しいばかりですね。

    過去の過ちを認めて受け入れる…なかなか難しいのかもしれませんが、国でも個人でも、あまり現実世界で見聞きする機会がない様に思えているんです。まぁ…生きていく事自体が何かと大変ですし、致し方ないんでしょうけど、折角の創作ですし、せめてここだけでも…と、思いをぶちまけています。そこに思いを馳せていただけるのは、本当にありがたいです。

    ちょっとだけ先走りますが…ケスディルス、次話では違う角度で大活躍です。お気に召していただけると嬉しいのですが…この先も読み続けていただけるとありがたいです!

  • こんにちは。
    クーゼルクさんもルフェッドさんも、良かった……。正論でただぶった切るのではなく、多くの話数をかけて、長い長い悲しみと憎しみの連鎖を、希望という終止符で止めていく経緯に感動しました。一度正しいとした価値観を、あれは誤りだったと認めることはとても勇気が要ることですが、だからこそ、それができる存在が現れた時、歴史は前に進んでいくのでしょうね。
    続きも楽しみにしています。

    作者からの返信

    お早うございます!そしてコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    暗くて辛い旅路を抜けたエルフの兄弟に、ようやく救いが訪れました。この二人の経緯を感動していただけた様で、私まで感動しています。本当に、コツコツ進めてきた甲斐がありました。
    ですが…当初、クーゼルクの思いの帰結には、これほど多くの話数を割く予定ではなかったんです。もう少しうまく取りまとめられたら良かったんですが、構成が自分の熱量に負けてしまい…これは次への反省として持ち越しです。
    個人然り、国家然りなんですが…現実世界でも、過去の価値観や過ちを潔く認める場面にあまり出くわさない気がしているんです。それが出来るだけでもちょっとは違うのにな…と常々思っているので、思いの丈をぶつけられて、ちょっとだけ爽快です(笑)

    物語は終盤に入っています。必然、辛い描写も増えてきてしまいますが…今後もどうか読み進めていただけると、本当にありがたいです!

  • な・ん・だ・とーっ!?
    兄弟だとぅ!?
    なんだその美味しい設定はっ!?

    ……こほん。失礼しました。

    いやいや、クーゼルクが過去に向き合う結果になることは想像しておりましたが、別の角度で向き合わなければならない者もいましたか…。
    これは熱い兄弟対決。
    確かに審問会のあるような当時の状況で、クーゼルクの家族が残されたのだとしたら、まあ痛い事になっただろうと想像は出来ます。
    コルス村でのルフェッドの執拗な雰囲気は、ここに原因があったということでしょうか。

    それにしても、向き合い方が不器用ですよ、兄弟揃って!(好きですけれど)
    さあ、どう収まるのか見ものです。

    ところで、クーゼルクの降下シーン、魅せますねー!格好良いです!

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいのですが…冒頭からあんまり笑わせないで下さい、腹筋痛める寸前でしたよ…(笑)

    ここではクーゼルクの過去への清算と共に、同様に茨の道を歩んできた実弟、ルフェッドとの対峙も余儀なくされる展開です。
    審問会の目が光っていた状況を鑑みれば、ルフェッドの人生もまた、苦難の連続だった事は想像に難くありません。仰る通り、コルス村の襲撃で見せた彼の苛烈な感情は、いち審問官としてのものだけではなく、私情が多分に含まれていました。
    確かに、言われて気付いたのですが…兄弟揃って不器用ですね。不器用な登場人物を書かせたら右に出る者はいない幸まる様に言われてしまっては、流石に反論できません(笑)

    次話、美味しくも熱い(笑)、兄弟対決です。どの様に収まるのか、どうか続きを読み進めていただけると本当にありがたいです!

    そして…些細な描写にもコメントいただき、ありがとうございます。羽根を持つエルフを書いているだけでちょっと胸躍るので(笑)、お褒めいただけて何よりです。

  • 場面が変わっての、満身創痍のフクロウ団。
    じわじわと疲労感が増している様子が分かります。

    毎度思いますが、呪文の詠唱が素敵ですよねぇ。
    『共鳴する蒼・無為食らう悪意』
    ここ好き。
    この物語に限らずですが、魔法や魔術のオリジナルの名前よく出ますよね。発現の描写もそうですが、ものすごく作者のセンスが見えるところだと思うのですよ。
    もちろん他の部分もたくさんあるのですが、ファンタジーに於いては魔法関係が占める割合は大きいと思っているので、ここを上手く書きつつ個性を出せる方に憧れがあります。
    戦闘とか魔法描写とか苦手なので…。じゃあ何が得意なんだっていう話になると脱線しすぎるのでやめますが(笑)
    ともかく、毎度詠唱シーン良いです。
    格好良い!

    さて、何気にペギルが馴染みまくっているところも微笑ましいのですが、ここは!
    ここは、クーゼルクですよ!

    虹と雨の台座の起動方法を知るためというきっかけを得て、とうとうグリーグレアンに帰郷することを口にしました!
    おおお、熱い!
    以前よりエルフ達が柔軟になってきているとはいえ、昔のことが消えたわけでも、わだかまりが失くなったわけでもありません。
    ここは、彼が過去と完全に向き合わなければならない場面になるはず!

    前話の返信で『この物語は絶望や悲劇ばかりお伝えしたいのではない』と書かれてありましたし(勿論そう思っています)、今度の展開はきっと希望を見せてもらえると期待しています!
    あ、ケスディルス様の登場も期待しております(笑)。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    魔法の詠唱については以前も言及していただいたところですが…確かに、上手な方は本当に上手く書かれますよね。仰るとおり、ファンタジーに於いては世界観を決定づけると言っても良い、肝になる描写だと私も思います。それだけに…このたった一行の文言がしんどいんですよね…(笑)
    何にせよ、上手くないなりに頑張ったお陰で、好きだと言って貰える詠唱が組み上げられた様でひと安心です。詠唱は毎度ジタバタしながら書いてますので、本当に励みになります。
    あ、幸まる様の得意な描写は勿論知っていますよ。登場人物が話さずとも心情が伝わる場面の表現です。これは描写に限定した話なので、魅力的な筆致はもっと沢山あるんですけれど…それこそ、きりがなくなってしまいます(笑)

    唯一魔物の包囲を抜け出せるクーゼルク、ここでグリーグレアンへと足を運ぶ事になりました。
    彼の出自はかの森ではないのですが、それでも少なくない因縁があるのは言うまでもなく、執着し過ぎたばかりに、多くの危難に見舞われました。どうにか立ち直ってはいる様子ですが…これまでに煮詰まった思いをエルフ達にどう向けるのか、自分の中の過去とどう対峙するのか、続けて読み進めていただけるとありがたいです!
    そしてケスディルス様(笑)も、勿論登場します!

  • 第300話 権謀術数 5への応援コメント

    まずは、300話到達、おめでとうございます!
    素晴らしい物語を長く読ませて頂いていることに感謝です。

    さて、…正直な感想を申しますと、今回はかなりショックでした。
    まさかニィズラール大臣の死を上回る衝撃が来るとは思いませんでした…。

    戦記ですから、多くの登場人物が命を落とします。
    戦って力及ばず亡くなる、志し半ばで倒れる、暗殺される…。色々です。
    しかし今回の死は、そのどれよりも受け入れ難いものです。
    彼は優れた精神魔法の使い手でしたから、他の方法はいくらでもあったはず。まるで、何も出来ずに生き残っている自分を責め、その重さに耐えられず、命を使って払拭しようとしたようにも見えます。
    ある意味、自決……虚しく、腹立たしい思いです。
    そして、そこまでしても、根本的なところでガウロ将を止められたわけでないところも痛いのです…。

    ……ね?
    こーんな理不尽な死を書いてリュンを泣かせておいて、容赦無い対比が10対4ってことはないでしょう?(←まだ言う)
    もうイーブンでOKでしょう!(笑)

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます!凄く嬉しいですし…300話を祝っていただき、重ねて感謝しきりです。
    このエピソードを書く時、「結構書いてきたなぁ…」と感慨深かったのですが、かと言ってどこかでわざわざ触れるのもおかしな気がしていたので、こうして祝っていただけるのは本当に嬉しいばかりです。

    そして…大きなショックを与えてしまった様で、申し訳ありません。ですが同時に、これまで頂戴したどのコメントよりも、感無量です。
    幸まる様のコメントこそが、私のお伝えしたかった事の殆ど全てなんです。
    仰っていただいた通り、戦闘描写こそ少ないですが、ギャラルは優秀な人物として書いてきました。
    そんな人間でも、度重なる不遇や不運に疲弊して追い詰められ、狭まった思考の末、命を使っての払拭という誤った選択を選んでしまう…これ以上ないほど理不尽で、周囲の誰もが決して飲み込めない死の形も、残念ですが存在します。勿論、現実に於いても、です。
    戦記として生と死を書く以上、…そして、「自ら命をなげうってしまう」という行為に、少なからず思うところがある身として、この展開だけは、どうしても外す事は出来ませんでした。
    物語を通して上手くお伝え出来るかどうか…非常に悩んだところでしたが、それが憤りに繋がったとしても、伝わったのなら本当に嬉しい事です。いつも物語に寄り添っていただき、ありがとうございます。

    まぁ…この展開になれば当然、容赦ないレベルの話が再燃するだろうなとは思っていました。もう言い逃れは出来ませんね…イーブンで手打ちです、はい(笑)
    凄惨な展開になりましたが、この物語は絶望や悲劇ばかりお伝えしたいのではないという事も、改めて付け加えておきますね。これに懲りず、今後も読み進めていただけると、本当にありがたいばかりです。

    編集済
  • 第299話 権謀術数 4への応援コメント

    ですよね…。いくらガウロ将とはいえ、こんな登場の仕方で一対一はない。
    精神魔法だろうか…と予想していましたが、その意図がギャラルの自己犠牲的なものだとしたら、こんな悲しいことはないですね。

    ギャラル然り、エシュー然りですが、自分だけで全てを被ってでも他を守る…という決意は、とても美しいようでいて独りよがり。残される周りは、止められなかった自分達を責める結果になりがちで、決して幸せなものではないと思います。
    物語の書き手として言えば、シリアスな物語には欠かせない展開でもあるのですけれどもね…(思い当たる節がある)。

    ああ、ここはリュンに間に合って欲しいなぁ。

    それにしても、リュンの戦い方はまさしくモンク!修道士だ!
    戦闘描写苦手なので、毎度勉強になります。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    もう私のちょっとした小手先なんぞ全く通用しない幸まる様の慧眼ですが、予想していただいた通り、ガウロはギャラルの作り出した精神魔法の幻影でした。ギャラルは独りで全てを背負う決意…なのでしょうか。

    エシューも引き合いに出していただいたわけですが…確かに、一人で全てを背負い込もうとする決意は、ある側面からは立派ではあるのですが、別の見方をすれば、それほど身勝手な行為もないと思います。ですが、こればかりは性分は勿論、背負うものの重さ、思い立つに至るまでの経緯…様々な要因が、幾重にも重なった結果でもあります。
    御作の私の推しも、不器用さにかけては作中随一…ですが、そんな彼のお陰で物語が引き立っているのも、また確かなんですよね。

    そして、リュンの戦闘描写もお褒めいただき、ありがとうございます。某RPGで転がる岩を止めて亡くなったモンクに出会ってから、モンクという職種は大好きなんです。こうしてわずかにでも活躍させる事が出来て嬉しいです。
    はたしてリュンは間に合うのでしょうか。どうか続きをハラハラしながらお読みいただけると、本当にありがたいです!

  • 第298話 権謀術数 3への応援コメント

    『本懐を遂げた後、何もない荒野にガウロが独り佇む』
    文章にすると、何とも言い難い虚しさがありますね。
    ガウロ将に見せてあげたい。これは貴方の本懐ではないでしょう、って。

    しかし、エシューが何とか十将に収まっていることには感心しますが、エランドの副官ぶりの頼もしいことよ…。
    分団長に付いてそういう役回りだったわけですが、なんというか、向いてるのでしょうね。こういう補佐官は、きっと引く手数多の人材ですよ(笑)。
    しかし、もう一人の逸材マリーはどこでしょう。エシューと一緒に動いているのかしら…。

    さて、リュンの真っ直ぐな気質が裏目に出てしまったところでの、あら?ガウロ将?んん~??
    これはどこからが本当でしょうか。精神魔法が影響している??

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    ガウロの危うさは、彼を調べる者にはひしひしと伝わってしまっている様です。彼が六災を手にした時、そこに民も国もない…誰にでも分かるはずの顛末ですが、ガウロ本人がその事実に気付く日は果たして来るのでしょうか。

    そして幸まる様絶賛のエランド、副官適性全開です。
    元々、序列一位と二位という関係性が好きなんですが、様々な形のそれを書きたいと思って挑んだのが、フクロウ団の分団制です。叱られつつ慕われるアヴォルノとギサルカ、師弟関係のクーゼルクとネルエス、振り回す側と教え諭す側のニザとセルエッド…大好きな形をこれでもかと詰め込んでいるのですが、一番のお気に入りが、頼れる存在と意図を汲んで動くエシューとエランドの形なんです。なので、彼を頼もしいと褒めていただけるのは本当に嬉しいですね。
    そして、ご心配のマリーもきちんと健在です。この先のエピソードで登場しますので、ご期待いただけるとありがたいです。

    さて…幸まる様の見立て通り、リュンは精神魔法にかけられているのでしょうか。この先も続けて読み進めていただけると、本当にありがたいです!

  • このエピソード、豪華すぎますね。
    ドーザン、ハンダール、アヴォルノ、そしてエシュー。
    好きな登場人物だらけなのですが、やはりエシューが来た瞬間は心が躍りました。
    やはり主人公ですね、彼は。かっこよすぎです。

    それにしてもいつもながらに集団戦の描写が圧巻でした。映画を見ているかのように映像が浮かびましたね。間のゴブリンたちのやり取りが丁度良く面白く。とても良い戦いでした。

    いつも素晴らしい物語をありがとうございます。
    続きも楽しみに拝読させていただきますね。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    登場人物の名を挙げて豪華と言っていただけるなんて…こんなにありがたい話はそうそうありません。本当に感無量です。
    エシューは主人公なので別枠としても、挙げられた三人から、幸崎様の好みのキャラクターがぼんやり分かった気がして、なんだか凄く嬉しいです。

    そして、あれだけ手に汗握る戦闘描写を書いている幸崎様に圧巻とまで言っていただけて…身に余る光栄過ぎてちょっとオロオロしますが(笑)、頑張った甲斐があったなぁ…と、ちょっと胸が熱くもなっています。
    厳しい戦闘が続く為、箸休め的な意味合いでゴブリンのやり取りを差し込んだのですが、狙い通りにバランスが取れていた様で、安堵しています。

    こちらこそ、いつも足繁く読み続けていただき、本当にありがとうございます。
    ちょっと家庭の事情等で御作を読みに伺えていないのですが、そろそろストレスで身体のどこかが爆発しそうなので(笑)、時間が出来次第また拝読させていただきますね!

  • 第297話 権謀術数 2への応援コメント

    目頭を熱くするリュン。
    ジーン…ようやく話聞いてもらえたよ…的な感じで、ちょっぴりかわいい(笑)。

    今話は、ガウロ将の動向を警戒する彼等の静かなやり取りだったわけですが、改めて主人公エシューの芯の部分が強調されたように感じます。
    多くの凄惨な場を見て、経験して生きてきた彼ですが、大事なものをちゃんと得て、曲がらず生きていることが伺え、更にヒーローに絶対持っていて欲しい(私が)青臭さすら内に持っていることを見せてくれました。

    これって、最終局面に向けての大事な部分だと思うのですよ。
    今後主人公がどうなるのであれ、彼の本質は印象に残っている…という。

    そしてまた、ギャラルが感じ取ってくれるのがまた…。
    もー、さり気なく熱さを醸し出すところが、堪らんのですよ!

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    どうせ断られるだろうと思っていたリュン、エシューの返答に胸熱でした。彼を可愛いと判定していただけるとは思っていませんでしたけれど(笑)

    それにしても幸まる様は…本当に、いつも丁寧に読み込んでいただいて…もう感謝しかないのですが、このエピソードでは努めて静かに、皆のガウロへの警戒が高まる様を書いています。そして同時に、エシューの中で着々と育ってきた価値観や青臭さも提示しています。
    仰る通り、ここで敢えてエシューが育んできた本質に触れたのには、当然意味があります。この先のエピソードにも繋がっていく部分として書いたので、そこを汲み取って貰えて、もう何も言う事がありません。満足過ぎてニコニコしています。

    そんなエシューの機微を、ギャラルもまた感じています。デルヴァンで長い時間を過ごす彼ですが、これまでに、もっとも多くを失った一人でもあります。果たして彼はエシューと共にどう動くのか…どうかこの先も、続けて読み進めていただけるとありがたいです!

  • 第296話 権謀術数 1への応援コメント

    あー…ガウロ将もここまできたか…。
    大願成就の為には、犠牲は致し方なし。そしてその犠牲は、失っても大した事ないと思われる力無き部分から。
    追い詰められた執政者は、やはりこのあたりから綻び始める気がします。

    浅葱の神旗の役割を理解すれば、当然と言えるでしょうが、過酷な戦場を自国に用意するとなると、もはや本末転倒。
    読者目線からすれば、エシューがデルヴァンに留まった時点で、フクロウ団がいずれこの地に現れることは予想出来ましたが、そのきっかけをガウロ将が作ることになるのかと思うと気が重いですね…。
    どこかで目を覚まさないかなぁ…と願わずにはおられません。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    宿願の達成に向け、非情な手段に撃って出たガウロ。遺された時間が少なく、早急に話を進める必要のある彼にとって、失われるだろう弱者の命など、現時点では何の感慨もありません。
    御作の彼がそうである様に、追い詰められた人間の一切を鑑みない冷酷な執念は、恐ろしい反面、余分が削ぎ落され、もっとも美しく見える感情でもあると思っています。巻き込まれる周囲はたまったものではないのですが。

    神旗を強引に手繰り寄せる為、戦場をも自国に用意しようと画策するガウロですが、仰る通り、元々はデルヴァンをレギアーリから守る為に欲していた六災を、戦を用いて奪取しようとする事自体、本末転倒なんですよね。ですが、既に彼の眼には六災しか見えていないのもまた現状です。
    彼の狙い通り、フクロウ団はデルヴァンに姿を現すのでしょうか。続きを読み進めていただけるとありがたいです!

    そして…ガウロの蛮行に気を重くしていただいたのみならず、彼が目を覚ます事まで願っていただき、重ねて本当にありがとうございます。
    決して褒められない行動や思想の登場人物は、物語の組み立て上で一人や二人は出てしまうものですが、本来なら嫌われて然るべき彼にも思いを馳せて貰える事がどれほどありがたいか…つくづく、書き手冥利に尽きますね。


  • 編集済

    ペギル、怖かっただろうに、頑張ったなぁ…。
    ちょっと泣けました。

    無垢な子どもの問い掛けは、常に大人に真理を突き付けます。
    大人は自分達を正当化するために、誤魔化した答えを返したり、有耶無耶にして答えなかったりするものですが、ここは全員の覚悟と決断が合致したという感じです。

    簡単なようで、これはひとつの奇跡。

    『変な約束も、昔からも、なんにもいらない。今いるみんなで、お話しよう。』
    難しくない言葉で、すっと沁みました。
    世界中の人間が、これを受け入れることが出来たらなぁ…なんて、色々考えてしまいますね…。


    追記。
    何だか今日は、暇さえあれば今話の事を考えていました。
    『お前を私の代言者とする。お前の言葉は私の言葉であり、お前の行いは私の行い、お前の戦もまた然りである』
    以前、浅葱の神旗について説明があった時、こういう神の言葉がありました。
    一番苛烈な戦場へ送られるわけですから、勿論戦って収めよという意味もあるのでしょうが、『お前の行いは…』と付くのですから戦い以外も含まれるのですよね。
    神は、生きる全ての者が、戦いを選ばずに手を取り合う選択も含めて、戦場へ送るのかな…なんてことを考えました。

    結局のところ、青臭くてもそういう願いにも似た物語が大好きなので、勝手にそう感じて御作が更に好きになった次第です。
    つい、長々と追記しました(笑)。
    すみません…。


    『ハンダールの必至の形相に…』は、『必死』かな?と…。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    ハンダールさんちのぺギル、ミノタウロスを相手に大奮闘です。武器を手にするだけが戦いではないという事も含め、彼には使者として頑張って貰いました。
    仰る通り、純粋無垢な者の言葉は、様々な要因で擦れてくたびれた心に、忘れていた光をもたらします。純粋無垢と言えば子供が最たる例ですが、その大役をゴブリンのぺギルが背負う形としました。
    こういう事って、日常でも散見されますよね…願わくば、それを感じ取った時に、素直に自らを鑑みる事の出来る人間でいたいものです。…まぁ…なかなかそう格好良くもいきませんけれど。
    彼には、ちょっと重ためのテーマを、なるべく分かり易く話して貰う事に腐心しました。人種、宗教、国家…何かと理由をつけて争いたがる人間ですが、ぺギルが言う様に、糸口は、本当は単純なもののはずだ…という事をお伝えしたかった次第です。泣けた展開になった様で、ホッとしています。

    そして、ありがたくも追記をいただいたわけですが…感無量です。またしても、読み取っていただきたいところをしっかり感じ取っていただけましたよ…ちょっと感動すらしています。
    武器を交えて戦うだけじゃない、他の方法だってある…今回のぺギルによる説得は、物語の大きなカギとして、神旗とワンセットで考えていました。無論、この物語は曲がりなりにも「戦記」ですので、基本的には戦う事で解決を模索していくのですが、そればかりが良いわけではない…というのが私の根底にあるんです。
    結果、魔物側や敵対勢力の心情にも踏み込んでしまい、話が複雑になっていかざるを得ず、最終的にヒイヒイ言うのは自分なのですが(笑)、そこを汲み取っていただけると、色んなものが一気に吹っ飛びますね。肩が軽くなります。

    いつも丁寧に拙作をお読みいただき、本当にありがとうございます。今後とも、どうか読み進めていただけると、心底ありがたいです!
    そして…誤字のご報告も、重ねてこそっと感謝です(笑)

  • で、伝言ゲーム…。
    すみません、どうしても言いたかったのです(笑)。

    定番ルートではある休戦ですが、言葉で言うほど簡単なことではありません。
    エルフ達とナツェルト軍の時とは違って、そもそも言葉が通じないときましたから。
    そしてまさかの、ペギルの活躍ですよ!

    この伝言ゲーム仕様の話し合い、間に入っているペギルの変化が、私には結構胸にきました。
    兄弟でおかしなやり取りをしながら、戦いの中を遊び感覚で過ごしてきたはずの一匹のゴブリン。
    その彼が、慎重に間で言葉を伝え、最後の言葉を『…言いたくない』と躊躇う…。
    死を知り、人と交わり、様々なことを感じて、変化してきたことが有り有りと感じられます。
    まさかこんなにペギルに感動をもらうとは思ってもみませんでした…。
    ハンダール父さん、いい子育てしてるね…(違う)。


    さあ、この提案にどう答えるのか。
    切羽詰まった今の状況では、両腕を捨ててしまう決断をするのでは…と、想像するのも痛く辛いのですが…。
    ハラハラしながら次話を待ちます。

    作者からの返信

    ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    幸まる様の見立て通り、第三勢力には休戦からの共闘が王道です。ですが仰る通り、言葉が違う両者の想いなど、そう簡単にはまとまるはずがありません。
    ここでペギルが、フクロウ団に入って初の活躍です。以前、「君の役割は何だ?!」と書いていただきましたが、ペギルの役割はこの伝言ゲーム(笑)にありました。

    普段の立ち回りでは息抜き的な挙動の多いペギルですが、ここに至るまでに、人間に拾われ、戦場を共にし…普通のゴブリンでは到底出来ない様々な経験を重ねてきました。
    その成長をここではお見せしたかったのですが、私が思っていた以上に、幸まる様の心を震わせる事が出来た様で…本当に、感無量です。
    無論、ここまで成長出来たのはハンダールの力によるところも大きいのですが…彼の事ですから、「父さんとか二度と言うんじゃねえ!」と怒る気がしなくもないです(笑)

    突きつけられた交換条件は酷なものでした。これを受けてルガルダはどう動くのか、ハンダール親子(笑)はどうするのか…続きを読み進めていただけると、本当にありがたいです!

  • おおお、事態がどう動くのかと思えば、まさかの第三勢力(と言ってもいいのか…)巨大ワームの登場!

    「山齧り」とはよく言ったものですね。恐ろしい…。
    レギアーリ(しばらく見てない…)もそうですが、結局のところ、ピンポイントで襲ってくるものよりも、見境なく被害をもたらす災害が一番恐ろしいのですよね。

    帰るべき国を失ったギサルカの言葉には、重みがありますね。
    どんな時にも、無理だと思えても、諦めずに足掻くこと。
    傭兵達は、特にそうして生き残ってきているわけですしね。

    さあ、第三勢力が登場した時は、争っている二つの勢力が一旦休戦して、力を合わせて立ち向かうのが定番ルートだと思いますが、ペギルを常に気遣うハンダール父さん(笑)はどんな策を思いついたのか!?
    続きも楽しみです!


    『思わずネルエスは肩膝をついた』は、『片膝』かな?と思ったのですが、どうでしょうか。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    戦局はどちらにも傾かず、ワームの襲撃によって事態は混迷してしまいました。
    仰る通り、魔物も充分に恐ろしい存在ではあるのですが、それを遥かに上回る無作為の暴力には、何者も太刀打ち出来ないと思っています。
    これは拙作に於いて、自然が脅威になり得るのと似通った話かもしれません。

    ですが、どんな状況でも泥臭く諦めず、わずかにでも光明を見出す事の大切さが、ギサルカには分かっている様です。スロデアの貴族出身の彼女にとって、祖国を失った事はこれ以上ないほどの傷を付けています。その言葉は重いだろうな…と、ここは特に何度も掻き直したので、重みを感じていただけたのは凄く嬉しいです。

    仰る通り、より強大な敵に対しては、一時休戦からの共闘となるのが定番です。すっかり父さん呼ばわりされるのが板についてきたハンダールですが(笑)、彼の奇策にご注目いただきつつ、続きを読み進めていただけるとありがたいです!

    そして誤変換のご指摘…本当にありがとうございます。
    「ぶ…分団長…肩と膝、本当に同時につけるものなんですか?」と地面をゴロゴロする生真面目なネルエスを想像して、一人で結構笑いました(笑)

  • レジアナ姐さんの言う通り、戦況が有利なまま終わるなんてことはないのでしょう。神の御力でここへ導かれてあるのですからね。

    しかし、しかし。
    今話はとにかく、楽しかったと言わせて頂きたい!(笑)

    まずはハンダールですよ。
    もう皆に突っ込まれまくりで(笑)。
    『まさかとは思うが…お前さんの子ど』
    『そんなわけあるかぁ!』
    爆笑です!
    いやぁ、おんぶ紐を想像した時点で誰かに突っ込んで欲しくて堪らなかったので、ありがとうな気持ちです(笑)。
    挙げ句の果てにリンザルに叱られるわ、ペギルにまで励まされるわ。
    いいわぁ。ハンダール父さん、頑張って(笑)。

    そして、作者様のドワーフ愛に満ちた描写がとても素敵でした。
    改めてドワーフという種族の特徴や際立つ長所が見られました。
    個人的には、鍛冶と勝利の神への文言が好きです。
    ああいう台詞をサラッと書いてみたいものです…。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    熾烈な戦いが続く中、何故か味方にてんてこまいのハンダールを笑っていただけて、本当に嬉しい限りです!
    長い戦闘描写が数話も続いてしまうと、読む方もきっと疲れてしまうだろうし…と、緩和の意味を込めて、このエピソードでは彼に苦労して貰っています。
    ハンダール父さん、ツッコミに戦闘に大活躍ですが(笑)、「何に於いてもぼやきがち」という彼の設定が、ここでようやく存分に生かせたかなと満足しています。


    前話に続けて掘り下げたドワーフへの愛にも気付いていただけて…これも本当に嬉しいですね。エルフに遅れる事百数話、ようやくの彼らの描写なので力が入りました…が、ちょっと入り過ぎた気がしなくもないです(笑)
    そして、詠唱の内容は珍しくすぐに決まりました。この手の文言は私も決して得意ではないので、単なるラッキーです(笑)

    レジアナの見立て通り、神の御力は常に彼らを窮地に立たせるものです。まだまだ予断を許さない状況です、どうか続けて読み進めていただけると本当に嬉しいです!

  • 現状を悲観するのではなく、受け入れて、出来ることなら楽しめ!ぐらいの勢いのドワーフ達。
    しかも、酒が飲めないとなると、『血も涙もない』と言い、『今すぐ髭を落とせ!』ときましたよ(笑)。
    これぞ、という感じでウキウキします。
    …っていうか、髭なのね!?と一人でウケました。
    やっぱりドワーフといえばご自慢の髭でしょうかね(笑)。

    と、ここでミノタウロスの女族長が登場ですね。オスマルグの娘と聞くと、警戒しなければならないように感じます。
    オスマルグが登場した際、魔物であっても人間と同様に、場合によってはそれ以上に同族に向けての思いがあって、様々な戦略を立ててくるのだ…と驚いた覚えがあるので。

    さあ、この種族間の戦いはどうなるのか…。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    現状に真摯に向き合いつつも明朗さを決して失わない、生粋のタフさを持つ種族…それが私のドワーフのイメージです。ここでは大好きな彼らへの思いを存分に織り込んだのですが、これぞと感じていただけて大満足です。エルフに比べたら随分と遅い掘り下げになってしまいましたけれど(笑)
    そして彼らには酒と髭が付き物だとも思っています。髭のないドワーフは髷を落とした侍みたいなものじゃないかなぁ…と、勝手に思っています(笑)

    ミノタウロスの偉大な王だったオスマルグの娘、ジュランがここで本格的に再登場です。仰る通り、眷属に対する思いは言うまでもなく、彼女には父を失った怒りや無念が更に上塗りされています。
    果たして彼女をどう攻略していくのか…熾烈な戦闘が続きますが、どうか続けて読み進めていただけると本当にありがたいです!


  • 編集済

    鉱山の街ならではの仕掛けが、ドカンと発動!
    『わはははは!』
    ドワーフの豪快な笑い方が、こうも痛快に感じられるのは嬉しいことです。

    過酷な戦いに次ぐ戦いで、消耗し続けるのは勿論ですが、それでも傭兵の皆がらしくある戦いぶりに、ちょっと嬉しくなってしまいました。
    まあ、心身共に追い詰められたらこうもいかなくなるのかもしれませんが、多くの苦難を乗り越えてきた彼等の絆というか、在り方が、どこか見ていて安心感を与えてくれますね。

    ただ、ペギルを背負っているハンダールの姿が、脳内で勝手におんぶ紐の父親に変換されてしまい、思わず噴いたことはお許し下さい(笑)。
    そしてそして、エ、エルフに皮膜付きの黒翼ですって!?
    いやー、もう……(妄想へ突入)。

    あ、体調大丈夫ですか?
    無理なさらないようにして下さいね。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    ドワーフの痛快な仕掛けを嬉しく思っていただけて、本当にありがたいです。私はエルフも好きなのですが、同じぐらいドワーフも大好きなので、ようやく彼らを書けるところまできて、ちょっと勝手に感慨深いです。

    神旗での転移は連戦を意味しています。勿論戦いっぱなしというわけではありませんが、それでも仰る通り、消耗は免れないところです。苛烈な戦闘描写が続くところ、彼らの在り方が安心感を与えているのなら本当に嬉しいばかりです。

    そしてハンダールですが…許すも許さないも、もう少し先で言及するのですが、まさにおんぶ紐と言いますか、そういった類でぺギルを背負っています。ですので、ここでは吹き出していただくのが正解です(笑)
    悪魔を隷属したクーゼルクにとっては、今や翼を生やす程度はどうという事もありません。妄想大好き幸まる様の糧になれたのなら、クーゼルクもさぞ満足そうに葡萄酒をあおると思います(笑)

    終盤に入り、熾烈な戦闘がまだまだ続きます。なかなか読むのにも気合を擁するかと思いますが、続けて読み進めていただけると本当にありがたいです!

    重ねて、体調まで危惧していただきありがとうございます。もうだいぶ取り戻してきましたが…難しい季節ですよね、今の頃合いは。幸まる様もどうかくれぐれもご自愛下さいね。

  • 第289話 魂に誓うは 3への応援コメント

    やはり、ニザはニザだった!

    なるほど、ニザがジャダナフと出会ったのは、偶然だったのですね。
    というか、運命の悪戯とも言えそうな出会いか…。

    彼女の今迄を思い出せば、ここで自身を偽ってジャダナフの側にいることは、相当の覚悟と辛抱、努力が必要のはずです。
    セルエッドの言葉に理性を保つ彼女の胸の内を思えば苦しいですが、まだセルエッドと繋がってるんだと思うと、それはそれでジーンとしてしまいました。
    この先を思うと怖いですが、まずは彼女の決意をジャダナフに悟られないよう祈るばかりです。

    前話のコメント、ガウロ将のくだりの私の書き方がヘタクソだったようで、申し訳ありません。
    彼がスロデアを属国にした後、さあ六災!となった矢先の発病等の描写、ちゃんと伝わっております!
    十将の生命を顧みない辺りから、私のガウロ将のイメージが、緻密な計画とその上を行く暴力が同時進行…みたいな感じになっていまして。絶え間なく何かしらの手を打つのだろうと思っていたので、あんなコメントに…。
    コメントやレビューって、難しいですね。
    (私が上手く書けないだけか…)

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいですし、返信遅くなってしまい申し訳ありませんでした…俗に言う寝落ちというヤツです、はい(笑)

    セルエッドが落命していなければニザがマドゥルを離れる事はなかったわけで…仰る通り、ニザがジャダナフと出会ったのは幾つかの事実と偶然が折り重なった、運命の悪戯とも言える形でした。

    ニザは良くも悪くも真っ直ぐですので、様々な感情を抑えてジャダナフと共にいる事自体、相当な我慢を強いられています。セルエッドの遺した言葉に支えられてはいますが、もし狙いがジャダナフに見抜かれてしまえば、許されないのは間違いなく…今後のニザにも注目しながら読み進めていただけると本当に嬉しいです。

    と、言いますか…返って気を遣わせてしまって申し訳ありません。幸まる様の発言の意図、しっかり伝わっていますよ、大丈夫です!(笑)
    あのガウロのくだり、実際はもう少しばかり長かったんですけど、一話内で決めた文字数を大幅にオーバーしてしまい…だいぶ推敲を重ねた結果があれでした。
    ですが今読み返しても、言いたい事が的確に言えている気がせず…そこで幸まる様の返信があったので、「そうだよなぁ…」となってしまった次第です。
    やはり思い悩みながら更新するのは良くないですね…読み返すと、私の返信も誤解を与えかねない、おかしな感じになってしまっています。
    …本当に、書くという行為は、毎日壁にぶつかりますよね。物語は勿論、レビューも当然…思い通りにスラスラ書けている人が羨ましくてならないです。


  • 編集済

    第288話 魂に誓うは 2への応援コメント

    あっちでもこっちでも、苦いものを無理やり飲み込んで、何とか現状を堪えて立つ者達が…。

    十将の立場からすれば、とりあえず凪いだ表面を波立たせることの出来ないエンデ将。
    これでいいと自分に言い聞かせているあたり、何かのきっかけで十将に大きく亀裂が入る可能性は大いにありそうですよね。

    そして、ガウロ将。
    残された時間はどうやら短そうですが。
    …でも、ここにきて、彼はこの先の展望を割と長めに考えていたのかな、と意外に思いました。
    期限を切られた形の彼が、逸る思いで苛烈さを増すのは必然でしょうか。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    この数話では、舞台の様相が変わった事で起こる登場人物達の心境の変化について、ちょっと掘り下げています。このエピソードでは、仰る通り、もっとも苦い思いを抱える者の多いデルヴァン周辺です。

    中でもエンデは魔軍南征の頃からガウロに付き従っています。表面上は何事も起こっていない今の安寧を保ちたいと思う反面、どうしても納得出来ていない側面があります。

    ガウロが魔具を用いたのは、自らに残された時間を知る為でした。頻発する魔物にレギアーリ…と、簡単にはいかない案件を常時抱える彼には、長い時間が必要だったわけですが、スロデアの領土を手に入れ、ここで再度六災を…と構え直した矢先の発病でした。もう少し分かり易く言葉を尽くす必要がありましたね…反省です。

    火が消えるまでの時間を知ってしまったガウロ。仰る通り、これまで以上に苛烈になっていくのはもはや必然です。彼の変化も含めて、続きを読み進めていただけると本当にありがたいです!

  • 第287話 魂に誓うは 1への応援コメント

    ゲッソリのエシューがかわいい(笑)。
    そして爆笑のザラーネフ将が、やっぱり大好きです(何気に告白)。

    スピンオフを読ませて頂いた直後だからか、十将拝命と聞くとちょっと胸にくるものがありますが。

    エシューが語る覚悟を聞いて、変わったなぁと思う反面、最後の独り背負う決意に、変わらないなぁとも思います。
    人間、根本はそうそう変わらないものですから、レギアーリに全てを奪われて生きてきた彼の根本はそりゃあ頑ななものでしょうね。
    ですが、クーゼルク然り、周りに添う人々に図らずも人は変えられていくもので。
    心の内を話せる人が二人側にいるだけで、これからも変わるものはあるんじゃないかなぁと思います。
    例え心の奥底のものはまだ出せていなかったとしても、です。
    三人の今後を見守りたいと思います。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    不器用の体現者エシューには、華々しく厳粛な式典はやっぱり辛かった様です。そしてザラーネフを大好きと言っていただけるだなんて…この物語の中で恐らく一二を争うほど真っ直ぐな彼ですが、その要素が私自身に殆どないだけに(笑)、割といつも言動には気を遣っていまして…多分、幸まる様が思っている以上にかなり嬉しいです。
    スピンオフの十将にまで思いを馳せていただき、そこも合わせて本当にありがたいばかりです。

    そして…着実に成長しつつも、エシューの根底はどうやら未だに変わっていない様です。この場面はその二面性を見せたかったので、そこを汲んでいただけるのは感無量です。
    仰る通り、そうそう人の中身は変わりません。ですが、クーゼルクという前例もありますし、何より彼には心強い味方が二人、常に傍にいます。彼らの存在がエシューを変え、護り切る事に繋がっていくのか…どうかこの先も続けて読み進めていただけるとありがたいです!

  • 私のリクエストにお応え下さり、ありがとうございます。きっと待居様なら、私がいくつか上げた案の中でなら、十将ネタを採用して下さると思っていました。

    しかし、しかしです。

    ちょっとおふざけな提案だったので、もしかしたらパラレル的な位置付けで別に発表されるのでは…と思っていたのです。
    それが、こんな風に物語の一片として描かれるとは思ってもみませんでした。
    これは、今はガタガタに溢れた様になってしまった彼等の、在りし日の風景と思っても良いのですよね?
    彼等がこんな風に、戦いとは離れた部分で心を許し合っていたのだと思うと、命を落とした将達の姿も含めて、結構ホロリときました。
    こんなの想定外ですよぅ。

    それにしても、一人ひとり突っ込みたい要素が多すぎて、ここに書いていいのやら…(笑)。

    ラナロフ将の張り切りっぷりに笑い、泣き上戸のバロエフ将がかわいいわ、小指立ててお紅茶飲んでいそうなシュナイゼンがおかしいわ、どんな時でも安定のダズナルフ将とザラーネフ将に惚れそうだわで、とにかくウキウキしました。
    そして、何よりガウロ将って、そういえばこんな風に笑えたよな…って思い出した事も嬉しいです。確か以前、ダズナルフと墓の前で語って笑ってましたよね…。

    それにしても、十将の物語でタイトル『花群』なのがなんだかニヤケました(笑)。
    とても満足度の高いスピンオフを読ませて頂き、ありがとうございました!

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいですし、…既にどれを私が選ぶかまでお見通しとは…恐れ入りました…(笑)

    この物語の企画で皆さんにお願いする以上、スピンオフであったとしても、この物語の中でどうしても展開したかったんです。お察しいただいた通り、ロルノワ陥落後、ナシュレン一周忌の直前からその後のお話です。
    今ではすっかりきな臭くなってしまった彼らにも、勿論、同じゴールを見据えていた時期もあったわけで…そこに焦点を当てて書いていくうちに、なんだか物悲しい仕上がりになってしまったのですが、ホロリときていただけた様で、満足しています。

    通常営業のダズナルフとザラーネフはさておいて(笑)、シュナイゼンの紅茶好きや料理上手のラナロフは、設定では決めていましたが披露する事はない要素でした。なので、その一面をお見せ出来た事は、私にとっても凄く嬉しい事でした。
    そして、これほど短時間で書き上げられたエピソードは今までありませんでした。初めてと言っていいほど勝手に登場人物達が動いてくれて、スラスラと情景も書き連ねる事が出来て…「自分が思っている以上に、私は十将が好きだったんだなぁ」と実感できた次第です。

    一方でタイトルは全く決まらず、七転八倒しました。故人を含めた在りし日の楽しくも切ない回想…となると、どうしても思い出してしまうのは御作の王妃です。懸命に生きて散る様を例えるとなると、どうしても大好きな彼女のイメージが強く…本当に申し訳ないのですが、王妃に敬意を表して花群とさせていただきました。
    凄くどうでも良い話ですが、御作で王妃は私の推し第三位です。それぐらい、あの物語は強く印象に刻まれています。

    そういったわけで…今回の企画は、私の方が御礼を言わなくてはいけません。改めて自分の物語を好きになる機会を与えて下さり、本当にありがとうございました。そして、私と同じ様に楽しんでいただけたのなら本当に嬉しいです!

    編集済
  • 第285話 大陸歴863年への応援コメント

    こんにちは。

    まずは一言御礼を。ここで申し上げるのも場違いではありますが、先日は拙作に勿体ないほど素晴らしいレビューをありがとうございました。感動でしばらく何も手につかなかったほどありがたく、嬉しかったです。

    そして、ご本編では、いよいよ色々なものが終盤へ向かって流れ始めた気配ですね。以前の海軍の皆様の最期もそうでしたが、先話での大臣の最期も、涙なくしては読めないくだりでした。だからこそ、自分の願いの為に他人の願いや命を(真正面からの真剣勝負ならまだしも陰謀、だまし討ち、暗殺といった手段で敵も味方も)踏みつぶし、シュナイゼンにすら「化け物」と罵られたガウロさんが、これを機にどこかで何かに気付いてくれたらなあ、と願わずにいられませんでした。
    英雄の月がどう歪んでいくのか、六災の行方とフクロウ団の皆さんはどうなるのか、続きも楽しみにしています。

    作者からの返信

    先ずはお読みいただきありがとうございます、本当に嬉しいです!

    そして丁寧な御礼、恐縮です…わざわざありがとうございます。
    カクヨムに長くいればいるほど、舌を巻かざるを得ない優れた書き手様や作品に遭遇する一方なのですが、佐々木様の御作もまさにそのひとつでして…圧巻とはこういう事を言うんだな、と呑み込まれた次第です。この感動をお伝えしたいあまり、くどくどとしつこいレビューになってしまって申し訳ありませんでした。

    そして…海軍の皆を始め、ニィズラールの最期にも涙して下さって…本当に、書き手冥利に尽きます…ありがとうございます。
    お気付きの通り、最終局面に向けて全てが動き出す中、この数話でメキメキといやらしい動きを見せ続けているガウロにもまた、病魔が忍び寄ってきました。
    これを機に彼が思いを新たにする事はあるのでしょうか…エシューの歪み、六災の行方、フクロウ団の運命も含めて、この先も続けて読み進めていただけるとありがたいです!

  • 第285話 大陸歴863年への応援コメント

    ラインズの悲しみが胸にきます…。
    どれほど悔しく悲しいことでしょう…。
    それでもミュゼルと共に前を向こうとする姿が立派ですが、二人の悲しみがより一層浮き彫りになりますね。

    おおっと、ガウロ将、病に侵されている?
    どんな屈強な戦士も、身体の内側から蝕まれれば太刀打ち出来ず、ですね。

    『これからなんだ…!』という叫びは、志半ばで倒れる者からよく溢れるもので。
    ガウロ将が屠ってきた者達の心の内にも多くあったものでしょう。
    俯瞰で見れば、彼に順番が回ってきただけのこと…。
    それに、病を得なくても命は限りあるもの。
    こう言っては何ですが、ガウロ将がどこまで足掻けるのかも見どころの一つかもしれません。

    不器用なエシューがガウロ将の懐に入ろうと思えば、いつか空いた十将の位に就くのではないかと予想していましたが、二話前の「お願い」はこれだったのでしょうか。

    月は歴史の中でデルヴァンによって歪まされるのか…?
    続きも楽しみです。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    ニィズラールの最期を看取る事が叶わなかったラインズですが、やはり胸中の悲しみは筆舌に尽くし難いものでした。それでも、ミュゼルと共に悲しみを乗り越え、スロデアの為に尽くすのが大臣の意思を継ぐ事だと奮起しています。その彼らの姿勢を悲しくも立派と言っていただけて、本当に嬉しいです。

    大きな策謀を見事にやってのけたガウロでしたが、その身は病に蝕まれています。老衰と病は、神聖魔法があったとしても、かなりの確率で命に関わる…拙作ではそう設定しています。
    そして…素晴らしい見解をいただけて、本当に感無量です。これまで多くの命を奪ってきた彼に遂に回ってきた、等しく訪れる死。それを身近に感じたガウロが今後どう足掻いていくのか…もうお分かりかとも思いますが、彼は登場人物達の中でも極めて重要な一人です。決して褒められる立ち振る舞いではありませんが、彼の生き様にも着目していただけると嬉しいです。

    そして…いやもう相変わらず鋭い推察にお手上げなのですが(笑)、エシューが遂に十将入りです。二話前のお願いはここに繋がっています。この後、少し言及する場面があります。

    さて…章タイトルにもある様に、銀月がどう歪んでいくのか。或いは歪まされるのか…そして、それは何によってなのでしょうか。この先の続きも続けて読み進めていただけると本当にありがたいです!

  • 序章への応援コメント

    トップページのおすすめから来ました
    お、壮大なサーガ(抒情詩)の始まりの予感

    作者からの返信

    先ずはお読みいただきありがとうございます、凄く嬉しいです…し、こちらも拝読いただけただなんて、つくづく嬉しいばかりです。

    壮大…に仕上がっているのかどうかは分かりませんが、そうありたいなとは思っています(笑)
    なかなか長く、割と辛めの物語です。お時間がある時にでも、読み続けていただけると本当に嬉しいです!

  • 第284話 ふたつの終幕 2への応援コメント

    ラインズー…ラインズはどこですか…。
    ここにいて下さい、ラインズ。

    はぁ~……。
    あまりのやり切れなさに、一旦閉じてスマホを置いてお買い物に行ってしまいましたよ…。
    この物語で、今まで何人もの死を悲しいながらも受け止めてきたつもりですが、今回は何とも…。

    如何にニィズラールが実質スロデアを導いていたのだとしても、肩書は大臣。条約は、自称王族の貴族や、せめて宰相を引きずり倒して怒突いてでもサインさせるのが筋というもの。
    それをニィズラールに強いたガウロは、既にスロデアを国としても認めていないのでしょうね。

    個人的には、この場にラインズがいないことが悲しくて堪りませんでした。
    安らかに眠れるとも思えませんが、ニィズラールの冥福を切に祈ります…。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、すごく嬉しいです…し、思わず買い物に行かせてしまって、本当に申し訳ありません…。

    スロデアに持ち込んだ不利な条約を結ばせる為に、ガウロはニィズラールを敢えて指名しました。仰る通り、通常なら彼より上の地位にある人間を引っ張り出すはずですが、そうしなかった事もガウロの策のひとつです。ここに関しては、この先言及する場面があります。

    心労に命を落とした場面にラインズがいなかった事、心を痛めて下さって本当にありがとうございます…と言うと、変な感じになってしまいますね。
    この物語には幾つかテーマがあるのですが、そのうちのひとつが死です。時と場面を選ばず訪れ、大概は理不尽な悲しさと喪失を押し付けてくるものです。
    …勿論、単なる素人の創作物ですから、もっとより良い形に仕上げる事は可能です。でも、殊、生きる為の拠り所と死ぬ瞬間に関しては、どうしても作り物の味付けにしたくないんです。ですから、どういう感情であれ、そこで心を動かしていただけるのは凄く嬉しいです。
    ニィズラールの退場は、いくつかの案がありました。ですが、今わの際にラインズがいるという案はありません。望まれなかったとしても、これもまた、ひとつの形として提示したかった次第です。
    …まぁ…こんな風に変に頑固なばっかりに、読後感はいつまで経っても良くないままなんですけれどね(笑)

    ちょっとだけ内情を明かしつつ、気付いたら随分と重たいお話になってしまいました。それでも懲りずに、今後も読み進めていただけるなら本当にありがたいです。

    編集済

  • 編集済

    第283話 ふたつの終幕 1への応援コメント

    帰還するナツェルト兵のやり切れなさよ…。

    ナツェルトは牽制でき、スロデアには恩を売る形で言い分を押し通す口実を得た訳で。
    もう、まさしくデルヴァンの(読者視点ではガウロ将の)手の平の上で踊らされたかのような感じすね。 

    そんなガウロ将と言葉を交わすエシュー。
    ……大人になったなぁ…(笑)。
    いえ、やんちゃな少年時代(ちょっと違う)から見ていたので、何だか親戚のおばちゃん視点でしみじみしてしまいました。
    前も書いたような気がしますが、ゴルダに教えてあげたいですね。きっとその内父親にもなりますよって。…あ、これはただの私の希望です(笑)。

    さあ、そんな(?)エシューのお願いとは。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    無念の思いを抱えて退却したナツェルト、救われた事で大きな借りを作ってしまったスロデア。どちらの国もデルヴァンによって状況を一変させられてしまいました。ガウロにとっては悲願達成といったところです。

    とにかく戦うしか能の無かったエシューですが、ガウロを身近にする機会が増えた事で、その危うさに気付く事が出来ました。
    決して短くない拙作で、そんな彼の成長を感じ取って貰えるのは、飽きずに読み続けていただいているなによりの証左でもあります。本当に、勿体ないぐらい嬉しいです。
    父親には…なるんでしょうかね。ここはもう盛大に茶を掻き混ぜて濁しておきます(笑)

    エシューの願いとは何なのでしょうか。どうかこの先も読み進めていただけるとありがたいです!

  • ニザについて私が色々考えなくても、やはりフクロウ団の皆は分かっていましたね!
    彼女には何か考えがある、そう信じて、居場所はここだよって迷いなく言ってあげられる。
    本当に、素晴らしい仲間ですね。

    デルヴァンからの追手をかわす為、六災を持っての逃亡を開始…。

    考えてみれば、レギアーリの蹂躙から力ないスロデアを守る為に獲得した六災だったはずですが、人同士の思惑が入り乱れて想定外の事態に…、でしょうか。
    レギアーリの前に、人自身と魔物達の力で潰れていきそうな人間の世界。
    前半のフクロウ団の尊い絆と、後半の愚かしくも感じる人間の性との落差が何とも悲しいですね。

    その横に、トカゲで遊ぶゴブリン…(笑)。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!そして返信遅れてしまって申し訳ないです…うっかり消してしまって、心が折れてました(笑)

    ニザがジャダナフと共に現れても、フクロウ団の絆はそう簡単には壊れませんでした。フクロウ団は皆の拠り所のひとつでもあるので、きっと同じ心情に立ちやすいのだと思います。

    仰るとおり、六災は元々レギアーリから脆弱なスロデアを自衛する最善策でした。ですが、それを欲する他国の思惑が入り乱れた結果、逃亡を余儀なくされてしまっています。
    弱国のスロデアとそこで暮らすフクロウ団、ひいてはニィズラール達も含め、様々な力に翻弄され、本来望んだ形が遠退いていくところを描きたかった次第です。

    ペギルは通常営業ですが(笑)、放浪の末に皆を待ち受ける運命を、どうか続けて読み進めていただけると本当にありがたいです!

    編集済
  • 第281話 北の至宝 3への応援コメント

    リンザルの激しい戦闘シーン、格好良いですね~。
    亜人特有の身体的特徴、尻尾を駆使して戦うところなんて堪りません。

    そこにエシューが登場して、おおっ!となったのに『ご結婚、おめでとうございますー!』って、リンザル!
    「今じゃなーいっ!」ってスマホ持って突っ込んだら、エランドがそのまま言ってくれました(笑)。
    もう…マリーったら、本当はちょっと嬉しいくせに(笑)。かわいいったら。

    和んでいるけれど(極一部)、三国入り乱れて…です。

    改めて、ローギンダール将の排し方を思い出すと、ガウロ将に対しては何とも言えない気持ちになるのですが。
    宿願の為には、やはり目指すは六災奪取。
    あー…仕方ないとはいえ、託されるフクロウ団の重責はとてつもなく…、です。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    リンザルの戦闘シーンはどこかで一度きちんと書いておかなければならないなと思っていました。まぁ…私の異種族での推しのひとつのリザードマン贔屓なのですが(笑)、格好良いと言っていただけて素直に嬉しいです。リンザルも喉をコロコロ鳴らしています。

    あっちにこっちに…と、ツッコミに忙しいエランドです。傍で赤くなったマリーは、恥ずかしながらも勿論喜んでいます。どうやら少しは耐性が付いてきた様です。

    入り乱れての展開は予定通りなのですが、想った以上に複雑になってしまって…さぞや読みづらいだろうなと反省しています。もう少し場面の取捨選択が必要だった様に思えています。

    ガウロの本懐がここで明らかになりました。幸まる様が彼に対して何とも言えない気持ちになるのは正解です。六災の為にローギンダールを暗殺したのみに留まらず、自国の将でもあるシュナイゼンをも殺めているわけですから。
    六災を再度託されたフクロウ団。北の大国からどう逃げるのか…どうか続きを読み進めていただけると、本当にありがたいです!

    編集済
  • 第280話 北の至宝 2への応援コメント

    おおっと。
    やはりガウロ将自らお出ましですか。

    しかし、どうやら魔物達の集団発起までは想定外だった様子。
    もしかしたら、最後にひっくり返すところまで画策して、ジャダナフと裏で何かしらの駆け引きがなされていたりして…とか深読みしていたのは外れていたようで良かったです。

    ……いや、良いとも言えませんが。

    それにして、もこの世界の将達は皆熱くて良いですね。
    『国が変わっても、魔物の前には皆、等しい命だ!』ですからね。

    ナツェルト本隊は撤退したわけで、このまま潜伏隊と共にスロデア首都が落ちてくれれば、少なくともナツェルトがスロデアを取り込むことは出来なくなる…とか、便乗して六災を…とか、ズルい考えはなしですから。
    真っ直ぐに人命救助。清い。

    さあ、ガウロ将はどう動くのでしょうか。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    このタイトルで登場しなかったら詐欺だったのですが(笑)、無事に第一席ガウロ登場です。
    確かに魔物の襲撃は想定外ではあった様ですが…それさえも福音と言ってのける彼の策略はいかほどのものだったのか、次話で明らかになります。

    清い…と言えば清いのですが、この世界に於いて、どんな局面でも、魔物は人間や亜人にとって脅威です。魔物を放っておいても、良い事がないのも共通認識です。
    遠征してきたフランダが、魔物の討伐に方向転換したのは、こういった世界の常識に乗っ取っただけの事…というのがひとつ。もうひとつは、彼女が任務に従う「将軍」だからです。襲われる街を放置する事は、彼女が与えられた策にはありませんからね。

    ガウロの思惑、そして今後の展開にも着目していただき、どうか続けて読み進めていただけると、本当にありがたいです!

    あ…少し前にお話させて貰った人名の付け方ですが、デルヴァン王国の人物達の名前は、ロシアからルーツを得ています。
    この物語を書き始めた時には、まだ現実の世界があんな風になる前でしたので…今は凄く複雑です。

  • 第279話 北の至宝 1への応援コメント

    あっちもこっちも大変なことになっている中、ラインズの喋りは癒やし。
    もっとお喋りして欲しいくらいです(笑)。

    そして、何と言ってもケスディルス様。(もう、“様”を付けたい)
    サヴィアーデルに、あら?早く帰らないと置いてかれてますよ?くらいの台詞(笑)。
    『エルフとはつくづくそりが合わんな』と愚痴りたくなるってものでしょうね(笑)。


    混戦、混戦!
    …の最中に、満を持して登場のデルヴァン。
    北の至宝ということは、まさかまさか、ガウロ将の登場でしょうか?
    もう、不安要素のオンパレードです!

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    時間をかけて混戦を書かざるを得ない中、ラインズの喋りが図らずも癒しになっている様で、ちょっと安心しました。ラインズをズレた話し方にしておいて本当に良かったです(笑)

    つ、遂にケスディルスが「様」呼ばわりされている!(笑)
    エルフの王には「帰らないと」と言われ、ルフェッドには今更トロールについてアドバイスされ…サヴィアーデルの受難をお察し下さってありがとうございます(笑)

    ここでデルヴァンが参戦してしまうようです。果たしてガウロは現れるのでしょうか…と、ここまで思わせぶりなタイトルを付けておいてというところですが(笑)、続けて読み進めていただけると本当にありがたいです!


  • 編集済

    第278話 道化師再び 4への応援コメント

    『生まれてから今日まで、居場所なんてどこにもないまんまだよ』
    キッツい言葉です。
    ずっと気に掛かっていたであろうニザとの再会で、この言葉。
    レジアナにしたら抉られる思いでしょう。

    うーん、でも、気になってマドゥル奪還の辺りを読み返して来たのですが、無力感に悔し涙したり、フクロウ団の仲間が集結して震えたり…。
    そういうニザが、いくらセルエッドの死があったとはいえ、絶望感とかでジャダナフにくっついているとは思えないのですよねぇ…。
    きっと、何か見えてないなにかがあるのだと信じて、展開を見守りたいと思います。


    『これは弱者を護る軍人の本分以前、人として当然の帰結と心得よ!』
    ぐっはーっ!!胸熱!
    これですよ、これっ!
    こういう男臭い(と勝手に思っている)熱さが、最高なんですよ、この物語はっ!(私的意見ですのであしからず…)
    そして、言い回しが好きです。
    ルバンダル、ああ、ここにも硬派な男が…!

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    心配していたニザとの再会は、レジアナ達にとって思ってもいない形になりました。辛辣な言葉、冷徹な態度…長く時間を共にしてきた総団長にとって、これは辛い出来事だったに違いありません。

    ニザの真意を気にするあまり、わざわざマドゥル奪還周辺を読み直していただけるだなんて、なんともありがたい話です。
    確かに、彼女は傭兵としての矜持に生きていた様ですが…果たして、幸まる様の見立ては合っているのでしょうか。今回ばかりは私、口を閉じておきます。えぇ、閉じておきますとも。

    工作部隊が駐留軍と引き返す展開は当初から決まっていたのですが、一度はスロデアの敵として動いた彼らが、この場面でどう言えば納得して貰えるのか…ここは何度も推敲を重ねました。その結果を男臭いと言っていただけて、…これはここ最近で一番嬉しいかもしれません。これ…硬派、なんでしょうか。だったら三倍は嬉しいですね。

    ニザの行く末、潜伏部隊の運命…同時に多くの展開が重なっていますが、どうかこの先も楽しんでお読みいただけるとありがたいです!

  • 第277話 道化師再び 3への応援コメント

    前話でクーゼルクが復活したのが相当嬉しかった私、心軽やかに今話を開きました。
    そして、ケスディルスの崇高な存在感に酔っていました。
    ああ…、エルフの王、素敵。
    大鹿ちゃんなんてお食事タイムだし(笑)。
    なだれ込むトロールにも、側の敵にあっさり共闘を持ち掛けて場を激しく乱さないあたりとか、もう、何と言うか、最高です。

    グリーグレアンの戦い辺りに遡って読み直そうか、なんて考えていましたら……。
    爆弾投下です!
    ニザです!
    レジアナの側に投下してくるあたり、読み手の心を抉る素晴らしい演出…。

    そうですよ、狼が女性だよって突っ込んだところで気付かなかったのは迂闊でした。というか、人型で戻ってくることしか考えていませんでした(笑)。

    ずっとその後を心配していたニザですが、果たしてどういう経緯でジャダナフと共にいるのか。
    まさかこの世界や人間に対しての失意や憎しみでこうなったのではないと思いますが、嬉しい再会になりそうにないことだけは確かでしょう…。

    『見た事か…戦などに現を抜かすからこうなる』
    今の世界の状況は、まさにこの言葉に尽きますね。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    と言いますか…幸まる様のエルフの寵愛ぶりがもう面白くて面白くて…どこまでうっとりし倒すんです、一体(笑)
    何にせよ…クーゼルクという心配の種もなくなりましたし、心穏やかにケスディルスに心酔していただけて、本当にありがたいばかりです。

    そしてニザ、ようやくここで正体を明かす形になりました。勘の良い幸まる様にはすぐ見破られてしまうかなとハラハラしていたのですが、ここに至るまで気付かずにいて貰えて、ちょっとだけホッとしました(笑)
    彼女がジャダナフと行動を共にしている理由は果たして何なのでしょう。薄々お分かりいただけているとは思いますが、戦に端を発した現状、この後も更に混迷します。
    どうか続きを読み進めていただけると本当ありがたいです!

  • 第276話 道化師再び 2への応援コメント

    どうして♡は一回しか押せないのでしょう…。
    今回♡押したい部分がありすぎますっ。

    日曜日までぐるぐるして待った甲斐がありました。クーゼルクの見事な復活!ありがとうございます!
    しかも、とうとう悪魔を隷属させるとか!
    ネルエスの神聖魔法とか!
    皆、どれだけ進化していくのか…。

    それにしても、彼が復活するまでのことは、もう言うことなしの感動展開でした…。
    ネルエスとリンザルの想い、復讐心も含めてこれが今の自分なのだと受け入れる…彼が悪魔に支配されていた時に望んだ全てがここにあって、本当に嬉しいです。
    改めて、おかえりクーゼルク!!

    黒竜の角笛で心配していたペギルですが、何とか耐えているようでホッとしました。気遣うハンダールとの関係がいいですね。
    そして、ハンダールとアレート。
    こんな熱い友情とか、もう胸熱!
    若干余裕にも見える二人のやり取り(+ゴブリン)に、ゲルンデルフもそりゃイラッとしちゃいますよ(笑)。

    はぁ…、今回はご褒美回でした(私の)。
    まさかの、最後に御大レギアーリ登場ですよっ!
    成竜となった彼はバタバタしないのです、うんうん。やっぱり格好良いわ…。
    ここでドーンと登場しないのは、個人的には残念な気持ちもありますが、やはり主人公は遅れて登場がセオリーですから!
    待ちます、待ちますとも!
    ……待ち遠しいけれど。
    ジャダナフの狂った行いさえも、もうレギアーリ登場への演出にさえ思えてきましたよ(こら)。

    ふふ、また後で読み返します♡

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます!凄く嬉しいですし…私も♡、本当は御作にもっと沢山付けたいんです、いつも(笑)

    お待たせしました…と言って良いのでしょうか。二度も床に伏していたクーゼルク、悪魔を捻じ伏せてようやくの復帰です。彼に甲斐甲斐しく付き従っていたネルエスも神聖魔法の習得に至り、新たな分団としての形をやっとお見せ出来て、ちょっとだけ肩の荷が下りました。
    今を直視出来ず、何にも期待せず、後悔と憎しみに身を沈めてきた彼を救ったのは、それでも傍に在り続けた皆の存在でした。何度倒れても、その度にわずかな希望を糧に立ち上がる…そんな再生の宿命を背負っていた彼の帰還を、本当に心から喜んで下さって感無量です。はにかむクーゼルクと共に、感謝しきりです。

    ぺギルという背負う命が出来て、より強さを増したハンダールと、彼に突かず離れずで寄り添うアレート。二人の友情にも着目していただけて何よりです。まぁ…目の前でこの調子なら、私がゲルンデルフでもイラッとするかもしれません(笑)

    魔物を扇動する魔具が出るからには、レギアーリに触れないわけにもいかず…図らずも、幸まる様へのご褒美エピソードとなりました。ジャダナフが探し回って見つけ出したこれさえも、彼には一切の影響を及ぼしていない様です。この強者の余裕が伝わったのは、本当に嬉しいですね。
    世界がその形を変えようとする中、エズベルムを中心にまだまだ混乱は続きます。ジャダナフの企みはレギアーリの前座になってしまうのか(笑)、どうか続けて読み進めていただけると本当にありがたいです!

  • 第275話 道化師再び 1への応援コメント

    きゃーっ!!!!
    久々に♡連打をかましてしまいましたが、通知は大丈夫だったでしょうかっ!?

    二の矢が突き立った瞬間に、まさかっ!?と期待しましたが…!!!
    最後の二人の会話が全てを持っていきました!
    ネルエスが分団長と呼ぶのはこの方しかいないでしょう!
    おかえりーっ!!(まだ早い)
    え、このドキドキ状態で日曜まで待つんですか、私!?(笑)


    …あ。だめ。このまま送信しようとしてしまいました(笑)。

    ジャダナフ、凄いものを持ち出してきましたね…。黒竜とか、そんなの聞いてませんけど…(そこじゃない)。


    なんというか、本当に終演に向けて物語が進んで行っているのだなぁと思わせられるような、とてつもない事態になっています。
    本当の世界大戦。
    人と人だけではなく、世界に生きるもの全てを巻き込んだ戦。
    スケールでかい…慄いて語彙も死にます。
    各地の戦況も、どうなってしまうのか…。
    大人しく、次話を待ちたいと思います!

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいですし、通知は大丈夫でしたのでどうかご安心ください(笑)

    ここの展開はもう悩まずにサラサラと書けました。先の展開を決めているとは言え、事ある毎に戦線から離脱しがちな彼を、私自身もちょっと待ちわびてるところがあるんです。まぁ誰とは言及しませんが(そして既にバレてしまっていますが笑)、どうか日曜まで悶々としながらお過ごしいただけたら、本当に感無量ですね。

    まだまだ人間への憎しみが尽きないジャダナフ、既に支度は万端です。ドラゴン大好き幸まる様のご期待に添えず、黒竜が物語に関与する事はありませんが、彼の手によって終焉の入り口がいよいよ始まります。
    世界中で人と魔物がぶつかり合う…そんな辛く重い場面が、これからはぐっと増えていきます。戦況や世界の行く末に一喜一憂しながらも、どうか今後も続けて読み進めていただけると本当にありがたいです!


  • 編集済

    えー、色々言いたいことはありますが、まずちょっと叫ばせて下さい。
    「ルファーセン、卒倒すなーっ!!」(笑)
    いやぁ、もう、期待を裏切らない男だ。
    今回の和み枠でしたね(違うでしょ)。

    今回は、戦争の不条理さが際立つ回でしたね。
    まあ、自国の為に他国を侵略することが、既に不条理ではあるのですが…。

    少ない犠牲なら良く、多いなら駄目。
    勿論そんな道理はありませんが、戦争に限らず、そんな意見のぶつかり合いは様々な場面で出て来ますね。
    それについては、立場や思想で意見も変わるのだと思いますが…。
    しかし、今回の場合は、ルベルがそれを真正面から持っていって同国民同士で剣を交えるのは違ったのでは?と思ってしまいました。
    ルベルの気持ちも分からないでもありませんが、ローギンダール将ならば、これを良しとしたかなぁと、老将に思いを馳せてしまいます。
    …だからといって、どうすべきだったのかと言われれば難しいところですが。

    返す返すも、ローギンダール将の死が残念でなりません。

    ここで、ジャダナフの登場!
    混ぜっ返すか…って、あら?
    もしかして狼さん、女性ですか。
    もう、ジャダナフったら、シザンドの二の舞いはやめなさいよ?(笑)

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    はい、ルファーセンには和み枠…と言うより、不甲斐ない枠を存分に発揮して貰いました。見事期待に応えられた様で何より…彼も運ばれながら親指を立てて喜んでいる事でしょう(笑)

    レオルフの愛国心が高まった結果が今回の戦であり、それについては当然、一概に褒められた話ではありません。…まぁ…こういった事態は、幸まる様の仰る通り、どちら側からどう見るかで、意見も思想もまた変わるところではあります。

    ローギンダールの意思を継いだルベルですが、まだ若く血気盛んな彼からすれば、ここでの対峙は彼なりの精一杯の答えでした。挟撃を許してしまえばスロデアの敗北は必至…それはつまり、強硬派の姿勢が正しかった事を裏付けてしまうからです。
    どうあっても戦地に赴こうとする工作部隊を押しとどめるには、数で劣っていても力に頼らざるをえない…悲しくて虚しいですが、ナツェルト同士の戦となってしまった次第です。
    ローギンダールが存命だったなら、きっと戦はそもそも勃発していないはずですからね…彼がいたなら、状況はまた全く別物だったに違いありません。いつも物語に寄り添って考察いただけて、本当にありがたいばかりです。

    更なる混乱を巻き起こそうとジャダナフが登場です。女性の狼を引き連れてはいますが…流石に、またあの醜態はないと思って貰って大丈夫です(笑)
    どうかこの先も、続けて読み進めていただけると本当にありがたいです!


  • 編集済

    レオルフ王子は稀有な人間ですね。
    恵まれた環境と当たり前に送られる賛辞に、胡座をかいて愚かな君主になったり、軍略や能力に目覚めても、民衆や兵を駒のように見る軍師なども、よく物語で見かけます。
    しかし、彼は愛国の心を核として持っているようで。
    ……たからこそ、敵にするには恐ろしいとも言えますが。

    あ、クバルカン勝手に陥落扱いにしてすみませんでした。いや、もうそれ一歩手前だと思いまして(笑)。

    しかし、実際落とそうと思えば、きっとこの潜伏兵だけでもクバルカンは落とせそうだったわけで。
    民衆を盾にとって無血開城!なんて選択肢もあったと思うのですが、あっさりスルーして挟み打ちをかけるのは、六災奪取が何を置いても重要ということでしょうか。

    いよいよ奇岩帯の戦いが恐ろしいことに…と、ここでルベルーッ!
    やった、無事に戻ってきた!
    ローギンダール将の志を熱く継いでの対峙!
    もー…。
    この物語のこの男臭く泥臭い感じ(めちゃくちゃ褒めてます)が、大好きなんですけどっ!

    同国民同士で血を流してほしくないが…、どうなる!?

    あと、前話コメントの私のくだらない妄想に、ちゃんと説明を入れつつ呆れて笑って下さってありがとうございました(笑)。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    稀有な存在と評していただいたレオルフ王子ですが…無気力だったが故に何も出来なかった自分を、それでも厚遇し続けてくれた環境が、いかにありがたいものかを彼は知っています。
    それに報いようとしたわけではないですが、唯一自分が興味を持てる「戦略」が、結果として母国の繁栄に繋がると分かった以上、自分に出来るのはこれだ…と、邁進している形です。
    過去、今、この先…その全ての自分を俯瞰で見れるという意味で、非常に賢い人間として書いています。

    幸まる様が仰る通り、工作部隊だけで民衆を盾に無血入城は恐らく可能です。そうしなかった理由は六災があるからでしょうか…これについても、ほんのちょっとだけ触れています。是非楽しみにしていただけるとありがたいです。

    ローギンダールの思いを継いだルベルを泥臭いと褒めていただき、本当に嬉しいです。山間の襲撃を辛くも生き延びた彼ですが、図らずもナツェルト同士で対峙する展開となってしまいました。穏健派と急進派の違いもありますし…残念ながら衝突は免れません。
    例によってテーマが少しばかり重くなるかもしれませんが、どうか楽しみに読み進めていただけると本当にありがたいです!

    あ…やや脱線しますが、妄想、いつでも大歓迎です!私も幸まる様の妄想に乗っかって、オロオロするレオルフを思い浮かべてひとしきり笑ってしまいました(笑)

  • 一気読みさせて頂きました! 
    六災探索にどきどきし、斃れていく方々に涙し(特に、海軍の皆さん)、渦巻く権謀術策に手に汗を握り、気付けば駆け抜けておりました。♡の連打はさぞ喧しかったかと思いますが、どうぞご容赦下さい。素晴らしい物語をありがとうございます。続きも楽しみにしています。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    佐々木凪子様のお名前を最初に覚えさせていただいたのは、他の書き手様のコメント欄でした。そちらで一気読みしたと仰っていましたので、♡が連続していく間、「どうか途中で途切れません様に…!」と、勝手に独りでハラハラしていました(笑)

    そして、最新話までお読みいただいた挙げ句、勿体ないほどのレビューまでいただいてしまって…本当に感無量です。私の伝えたい事が全て丁寧に盛り込んであって、もう何も言う事がありません。
    個人的に、レビューは頑張った自分への勲章だと思っているのですが、またひと際立派な勲章をいただけました。重ねて、本当にありがとうございます。

    今後も、これを励みにコツコツ書き進めていきます。どうか続きを楽しみにしていただけると、本当にありがたいです。今後とも、宜しくお願い致しますね!

  • 参った。一瞬で王都が落とされた…。

    レオルフ王子は何歳ですかね!?
    厚すぎますね、ナツェルトの壁。

    これは留守番役を買って出た腑抜けのスロデア軍(すみません)では、太刀打ちできないでしょう。既に民衆は大騒ぎですから、つられて逃げるもありかもしれません。

    それにしても、どんな戦いでもそうですが、巻き込まれる民衆は大変です。
    戦いは軍人のものと、今まで安穏とした生活を得ていたのだから仕方ない、なんて考え方もあるのかもしれませんが、そういう人間が大多数のはずで。
    混乱で亡くなる民衆の少ないことを祈ります。

    もう、普通の戦いならあっさり落ちそうなスロデアですが(ひどい)。
    エズベルム奇岩帯には普通じゃない方々が集合していますから!
    ここからどう防戦するのか、はたまた防戦をひっくり返せるのか、期待したいところです!

    あ、深紅の鳩、奇抜ですね!

    羽根を染めてるのかなー、それともこの世界には、そういう種類の鳩が存在するのかなー。
    あ、でもそんな種類が存在したら、野鳥で飛んできたらナツェルト大混乱だなぁ。

    「王子! 野鳥の群れが渡って来て、指示系統が混乱を極めています!」
    「何!?」(とうとう頬杖がなくなる)

    ……なんてことを妄想した私をお許し下さい(笑)。

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいですけれど…まだ陥落してませんよ、クバルカン!(笑)

    レオルフ王子は今お読みの段階で二十六歳です。もはや異能とも呼べる彼の戦の才能には、この後のエピソードで少しだけ触れているので、楽しみにしていただけるとありがたいですね。

    全く言い過ぎでも何でもなく、且つ私が断言してしまうのも何ですが、スロデアの留守番組では彼らに歯が立ちません(笑)
    幸い、ナツェルトの工作部隊は、エズベルムで展開するスロデアを挟み撃ちにしようと動いている為、ここで暴挙を働く可能性は低いのですが…国として、潜伏していた敵を何もせず見逃す様では問題ですよね。
    王都の運命、そしてそこに暮らす民衆達の行く末は誰がどう左右するのか、クバルカンの彼らは…着目していただける部分は多岐に渡りますが、どうか楽しみにしていただけるとありがたいです。

    この物語を書くにあたって、登場人物の前に完成したのが北部七国なのですが、ナツェルトだけは何故か、赤い鳩をあしらった国旗のイメージが先行したんです。
    まさか深紅の鳩に興味を示していただける無類の鳥好きな方から、こうしてコメントをいただけるだなんて…あの当時の私には想像すらついていないと思うと、なんだか感慨深いです。
    深紅の鳩は突然変異です。ナツェルト王家で鳩を愛玩していた数代前の王の時代に生まれ、連綿と交配で引き継がれている存在で、文字通り国の象徴なんですね。
    なので…野生には存在していませんし、そもそも野生にいたらレオルフもこういう使い方はしないでしょうし、指揮系統が混乱する様な事もありませんったら!もう(笑)

  • どうしても防戦に偏るスロデア側ですが、傭兵団の個々の戦いが描かれていてテンションが上がります!

    ギサルカの詠唱が素敵。
    魔法も大技炸裂で格好良いですが、長くは続きそうにありませんよね。
    ジワジワ詰められる感にハラハラします。

    そんな戦いの最中でも、レジアナがレジアナらしくて最高です。
    『うちの旦那に何言うとんじゃコラ』的な愛情表現がまた、姐さんらしくて良い(笑)。

    前話の返信に『読むのも疲労を感じてしまうかも…』とありましたが、そんなことはありません!
    以前にも書かせて頂きましたが、この混戦!激闘!が、この物語の魅力の一つですから、じっくりと、そしてハラハラしながら読ませて頂きますよ!
    (スロデア海軍の不死者の辺りだけ、苦しい…と思わず書いてしまったことがありましたが…。すみません)

    そして…。
    ええ、ええ!待っていましたよ!
    ラインズーーッ!

    もう、まさかの舌っ足らずな喋りに全て持って行かれました!(笑)
    意思疎通するために、頑張ったんだなぁ。可愛すぎるぞ。
    それに、何と言っても、ちゃんとラインズとしての意識や思考がきっちりと残っていたことに、ニィズラール大臣と共に胸震わされました…。
    良かった。おかえりラインズ。

    そりゃあレオルフ王子も思わず…ですよね。
    白竜ですから。
    はい、白竜ですから!(大事なことなので二度言いました)
    『やっぱり手に入れるべきだ、六災は』
    だめでーすっ!
    白竜はあげませーん!(ちょっと違う)

    次話も楽しみです!

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    数で圧倒的に押されているスロデア軍。どうしても防戦一方ですが、ギサルカを初めとする傭兵達の個々の奮闘をここでは描きました。
    幸まる様の見立て通り、この善戦がいつまで保つのか…息を呑んで見守っていただけるとありがたいです。

    レジアナの激昂を「らしい」と言っていただけるのは冥利に尽きます。ウィルヴが絡むとどうしても冷静ではいられない彼女を、今後も宜しくお願い致します(笑)

    そして、返信にも丁寧な見解を示していただき…本当に嬉しくて仕方ありません。自分で書きながら「重たいなぁ…」「しんどいよなぁ…」と常に思っているのですが、どうしてもそれが書きたいので致し方なく、でもなぁ…という狭間で日夜のたうち回っている私からしたら、この激励がどれだけありがたいか知れません。
    いつもこの物語に寄り添って下さって…重ねてありがとうございます。

    ラインズ、ようやく遅れての登場ですが…この「人語を上手く話せない」という案、我ながらおかしな事を思い付いたなと珍しく自分を誉めた反面、どう受け取って貰えるんだろう…と、反応が楽しみでした。単純に文面で笑って貰えるのか、そこに悲しさを感じて貰えるのか。
    結果、まさかの「良く頑張ったね、そして可愛い」判定だとは…私もラインズも、本当に喜んでいます。
    スロデアの為に…という意思も気概も、彼は何ひとつ失っていません。ここからの奮闘にどうかご期待いただけると嬉しいです。

    力の一端を目にしたレオルフは、もう六災が欲しくてたまりません。「だめでーす!あげませーん!」のコメントには思わず声出して笑ってしまいましたが(笑)、果たして本当にあげずに済むのでしょうか。
    この先も、どうか楽しみに読み進めていただけるとありがたいです!

    編集済
  • 精霊は共に在るもの。
    強制行使などあってはならぬ。
    静かに語り掛けるケスディルス…、エルフの王に魅せられました…。
    やはりエルフとはこうでなくては。
    堪りません!

    前から思っていましたが、大鹿を駆る姿がまた素敵です。優美かつ靭やか。
    私の中では、憧れの存在であるエルフ族。
    やはり他所様の物語でうっとりさせて頂くに限りますね。
    ルフェッドの奮闘もですが、いやぁ、本当に格好良い種族です。
    この後の活躍にも期待です。

    この世界の大魔法とは、精霊魔法と全くの別物というわけではないのですね。
    根本は繋がっている、と。

    『精霊の力こそ至高なのだ』
    この一言に、作者様のこだわりというか、幻想世界を創造する上での軸を見たような気がします。(見当違いならすみません…)

    作者からの返信

    先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!

    幸まる様、ドラゴンの他にエルフも好きだと以前も伺った覚えがありますが、このひとつのエピソードで、ここまでうっとりしていただけるとは思っていませんでした。私もエルフと言えば優雅でたおやかな印象があるので、ここは理想のエルフ像をケスディルスに落とし込んだ形です。喜んでいただけて、本当にありがたい限りです。
    少し脱線しますが…御作に登場する人間以上に人間ぽい一面のある彼、大好きです。一般的なエルフのイメージとはかけ離れていますが、そこも相まっていつも魅力的です。

    仰る通り、この世界の大魔法は下地に精霊の力を用いているので、精霊魔法ありきです。これが物語を大きく左右するわけではないのですが(そして…軸とまで言っていただいてなんだか気恥ずかしいのですが)、精霊が司る自然あっての世界という設定は、いつも念頭に置きながら話を進めています。
    六災探索の旅で自然が一番の驚異になった様に、敵は生物だけじゃなく、ああいった事も起こり得る世界ですよ、という事がどうにか伝わっていて…これは嬉しいですね。

    もう薄々お気付きかとは思いますが、推敲しつつも、この戦はかなりの話数でお送りする予定です。読むのも疲労を感じてしまうかもしれませんが、どうか続きを読み進めていただけるとありがたいです!