ラインズの悲しみが胸にきます…。
どれほど悔しく悲しいことでしょう…。
それでもミュゼルと共に前を向こうとする姿が立派ですが、二人の悲しみがより一層浮き彫りになりますね。
おおっと、ガウロ将、病に侵されている?
どんな屈強な戦士も、身体の内側から蝕まれれば太刀打ち出来ず、ですね。
『これからなんだ…!』という叫びは、志半ばで倒れる者からよく溢れるもので。
ガウロ将が屠ってきた者達の心の内にも多くあったものでしょう。
俯瞰で見れば、彼に順番が回ってきただけのこと…。
それに、病を得なくても命は限りあるもの。
こう言っては何ですが、ガウロ将がどこまで足掻けるのかも見どころの一つかもしれません。
不器用なエシューがガウロ将の懐に入ろうと思えば、いつか空いた十将の位に就くのではないかと予想していましたが、二話前の「お願い」はこれだったのでしょうか。
月は歴史の中でデルヴァンによって歪まされるのか…?
続きも楽しみです。
作者からの返信
先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!
ニィズラールの最期を看取る事が叶わなかったラインズですが、やはり胸中の悲しみは筆舌に尽くし難いものでした。それでも、ミュゼルと共に悲しみを乗り越え、スロデアの為に尽くすのが大臣の意思を継ぐ事だと奮起しています。その彼らの姿勢を悲しくも立派と言っていただけて、本当に嬉しいです。
大きな策謀を見事にやってのけたガウロでしたが、その身は病に蝕まれています。老衰と病は、神聖魔法があったとしても、かなりの確率で命に関わる…拙作ではそう設定しています。
そして…素晴らしい見解をいただけて、本当に感無量です。これまで多くの命を奪ってきた彼に遂に回ってきた、等しく訪れる死。それを身近に感じたガウロが今後どう足掻いていくのか…もうお分かりかとも思いますが、彼は登場人物達の中でも極めて重要な一人です。決して褒められる立ち振る舞いではありませんが、彼の生き様にも着目していただけると嬉しいです。
そして…いやもう相変わらず鋭い推察にお手上げなのですが(笑)、エシューが遂に十将入りです。二話前のお願いはここに繋がっています。この後、少し言及する場面があります。
さて…章タイトルにもある様に、銀月がどう歪んでいくのか。或いは歪まされるのか…そして、それは何によってなのでしょうか。この先の続きも続けて読み進めていただけると本当にありがたいです!
こんにちは。
まずは一言御礼を。ここで申し上げるのも場違いではありますが、先日は拙作に勿体ないほど素晴らしいレビューをありがとうございました。感動でしばらく何も手につかなかったほどありがたく、嬉しかったです。
そして、ご本編では、いよいよ色々なものが終盤へ向かって流れ始めた気配ですね。以前の海軍の皆様の最期もそうでしたが、先話での大臣の最期も、涙なくしては読めないくだりでした。だからこそ、自分の願いの為に他人の願いや命を(真正面からの真剣勝負ならまだしも陰謀、だまし討ち、暗殺といった手段で敵も味方も)踏みつぶし、シュナイゼンにすら「化け物」と罵られたガウロさんが、これを機にどこかで何かに気付いてくれたらなあ、と願わずにいられませんでした。
英雄の月がどう歪んでいくのか、六災の行方とフクロウ団の皆さんはどうなるのか、続きも楽しみにしています。
作者からの返信
先ずはお読みいただきありがとうございます、本当に嬉しいです!
そして丁寧な御礼、恐縮です…わざわざありがとうございます。
カクヨムに長くいればいるほど、舌を巻かざるを得ない優れた書き手様や作品に遭遇する一方なのですが、佐々木様の御作もまさにそのひとつでして…圧巻とはこういう事を言うんだな、と呑み込まれた次第です。この感動をお伝えしたいあまり、くどくどとしつこいレビューになってしまって申し訳ありませんでした。
そして…海軍の皆を始め、ニィズラールの最期にも涙して下さって…本当に、書き手冥利に尽きます…ありがとうございます。
お気付きの通り、最終局面に向けて全てが動き出す中、この数話でメキメキといやらしい動きを見せ続けているガウロにもまた、病魔が忍び寄ってきました。
これを機に彼が思いを新たにする事はあるのでしょうか…エシューの歪み、六災の行方、フクロウ団の運命も含めて、この先も続けて読み進めていただけるとありがたいです!