エピローグ
こうして、ユリエの夢は叶った。
平和な世界で、愛する者と一緒に、ゴーレムと戯れながら、静かに暮らす。
それがユリエの理想の人生だったから。
人生には、絶望の淵に落ちるようなことだってあるだろう。だが、そんな時でも人は、生きる為に足掻くことができる。その先の幸せを信じて、手を伸ばすことができる。
人生の意味は誰かに与えられるようなものではないから。
自ら掴み取るものだから。
自暴自棄になったこともあったけれど、ユリエは幸せを掴むことができた。
そして、この小さな幸せを、ずっと大事に守っていきたいと望んでいるのだった。
この、美しく尊い幸せを。
おわり
呪縛と望みのホムシミュラ 白里りこ @Tomaten
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます